この絵に文章を付けるとしたら

羊のミエル @Miel83_K

俺は何を守りたかったのだろう 何のために戦い、命を奪ったのか 何のために国を離れ、君の元を離れたのか 君の笑顔を見たかった 長い髪を撫で、抱きしめたかった それだけだった "@watagashi4: #この絵に文章をつけるとしたら pic.twitter.com/Ym31mSKOYz

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車居史波 @kurumaishinami

梳り結い上げ手を引いたのは、こんなことの為じゃない。おにいちゃんと呼ぶ声が鼓膜を揺らすことはもう二度とない。 守るための命があればこそ、刈り取った命など紙より軽いと信じていられたものを。 #この絵に文章をつけるとしたら pic.twitter.com/RreW6KXKmQ

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ｂｏｋｕ @reir01

灰の世界を、俺を、朱に染めても取り戻す。 ひかりを。 #この絵に文章をつけるとしたら pic.twitter.com/YIa47mpfH9

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光太朗 @ko_taro_ko

「それはもう、ただの髪よ」 　だからあげるわ。そういった彼女の顔には、怒りも哀しみもなく、奇妙に目が細められていた。 　笑ったのだ。 　それが正義だと思っていた、愚かな俺を。 @watagashi4 #この絵に文章をつけるとしたら pic.twitter.com/frDpjtyWjq

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Yu-Riy＠別垢 @YuRiy_YuRiy_Yu

「お前を迎えに来た」その言葉が聞きたいのに彼はいつもこう言った「お前はまだ来るな」会いに来てくれるだけじゃ足りない事を知ってるでしょ?だから早く迎えに来てよ。けれど私は「まだ行かないよ」と彼に言う。だって笑ってくれるから @watagashi4 　#この絵に文章をつけるとしたら

幸花 @maroron0214

「ただいま」の声は煩い程に響くのに 「おかえり」の声は哀しい程に響かない #この絵に文章をつけるとしたら pic.twitter.com/i980F5zhLT

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るりあん（みうきち） @miulx

馬鹿野郎。これだけ遺ってても、イミがねぇんだよ #この絵に文章をつけるとしたら pic.twitter.com/kKpzrDAGjo

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Emica @EmicanCan

耳に残る断末魔の叫び。しかし勝利の喜びはあまりに薄く、胸に湧き上がる違和感。奴の髪はこんな色だったろうか――俺を欺けると思うな。戦いはまだ終わらない "@watagashi4: #この絵に文章をつけるとしたら pic.twitter.com/IL7pvrzIew"

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ヒノデ@夜更かし注意 @hinode246

#この絵に文章をつけるとしたら 正直、こんなんで文章付けてくれる人が居るのか不安だけど。 よろしくおねがいします。 pic.twitter.com/rB3GSPJO6m

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イシクロ @ishikuru

@hinode246 狐は待っていた。　いつか、この場所で獣の己が捕らえられた時に助けてくれた青年に、お礼が言いたいと。 季節が過ぎて、また夏が来る。 戯れに大玉を抱え込んで今日もまた、乙女は待った。 変化し、１つの尾が、幾多にも分かれる長い年月を過ごしてきたことに、気づかずに。

春の歌うたい @harunoutautai

寝待ちの月も　さ夜更けて、薄くれないの篝火に、ユラリ　揺らめく真白の尾。 吉原一の熟れた実は、たいそう美味しゅうござんしょう。 今宵　この世の　今生の、妖の夢を食べなんし。 #この文章に絵をつけるとしたら pic.twitter.com/MVYsGLxIkw

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丹羽庭子🐔💨 @nniwako_ocha

@hinode246 フラフラと路地裏で独身女は力なく座り込んだ。謎の奇病である〝尻尾がだんだん増える狐病〟に罹患し、唯一直す方法は…一尻尾につき一つ西瓜を食べることと結婚。次第に増える尻尾に恐怖し無我夢中で西瓜を貪る姿は鬼気迫るものがある。しかしその間にか耳までも…ｹｯ、ｺｰﾝ

朝野とき @asano_toki

#この絵に文章をつけるとしたら これを喰いたいとな？笑止千万。 我の想い込めたこの西瓜、何故お前らなどに渡さねばならぬ。これは西瓜を好むあの方のものじゃ。 帰れ帰れ！ 我に触れ、瓜を割り、破瓜の赤き汁をすするは、あの御方のみぞ。 pic.twitter.com/GBJTiByi0K

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高田 花ゆき @Hanayuki_T

どうしんした？ あぁ、わっちは売り物ではありんせん。身請けが決まりんしたので。この西瓜でありんすか？ これはあの方が自分の代わりにと置いていったものでありんす。可愛い人でありんしょう？ RT #この絵に文章をつけるとしたら pic.twitter.com/D5Ql0g1bsI

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五十鈴スミレ @midori_tya

八百屋で買った西瓜に狐が憑いてきた。「この西瓜は妾のものよ」「いや、俺が買ったし」「妾のものよ」強情だったので、仕方なく半分つにした。「此度は許そう」タダ食いが偉そうに。でも、一人で食べるよりうまかった #この絵に文章をつけるとしたら pic.twitter.com/RpSE1EzlIF

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五十鈴スミレ @midori_tya

苺を買ったら、狐が憑いていた。けれど今回買ったのは、俺じゃない。二軒隣の家の昌さんだった。「おい、狐」「無礼者め、妾を狐と呼ぶな」「たぶん、無駄足だぞ」文句を無視して忠告する。「昌さんの奥さんはわがままだからな、苺を独り占めする。分けてなんてもらえないぞ」狐は苦々しい顔をした。

五十鈴スミレ @midori_tya

「じゃが、あの苺は妾のものぞ」「金出して買ったのは昌さんだ。無理に盗ったら妖かしでも泥棒扱いだぞ」狐はしばし思案げに視線を伏せる。それから顔を上げ、じっと俺を見つめてきた。少しだけドキッとした。「しからば代わりの品を奉じよ」……おい、俺はお前の信者でも、ましてや財布でもねぇ。

五十鈴スミレ @midori_tya

結局、苺は買ってやった。でも半分しかやらん。絶対に。「お前さ、いつもこんなことしてんの？　天下の九尾狐がこんな詐欺まがいのことしてるとか、ありなのか？」「詐欺ではない。妾が食ろうてやると約束したのじゃ、若木の頃に」「西瓜も苺も木じゃねぇけど」「それは林檎の話じゃ」「ほーお」怪しい

五十鈴スミレ @midori_tya

「で？　今まで何回約束して、何回約束を守ってきたんだ？」「妾は長命ゆえ、約は軽く百を超えよう。今まで守れたは二十ほどか」つまりそれだけの前科持ちってことか。「妾に約を違えさせた不届き者は呪うてやった」「……昌さんは呪うなよ。近所付き合いに支障が出る」俺の知っている九尾狐と違う。

五十鈴スミレ @midori_tya

「しかしのう、妾は気づいてしまったのじゃ」「何に？」「約を守ることも大事じゃが、何も長く待つ必要はないのではないかと」……嫌な予感がする。「大輔とやら、妾はぱいなつぷるを所望する」「ハイカラだな！　つーか俺は財布じゃないっつってんだろ！」どうやら変な妖かしに懐かれてしまったらしい

五十鈴スミレ @midori_tya

【九尾のキツネは果物ドロボウ】おしまい(*´×｀*)　なんか妄想が止まらなくなったのでとりあえず思いついたところまで書いてみました(笑)　こんなのほほんまったりのんべんだらり、ヘリウムのように軽く毒にも薬にもならないテンションのままの日常物語とか楽しそうですよね！

よいオオカミ。 @buona_wolf

「よう来んした」 女の口許が、愛らしく弧を描いた。だがそれわずかのこと、線をくれたのも口許が和らいだのも一瞬だったが、その僅かを得たくて夜に彷徨い歩くのだ。 この狐の妓楼に迷い込むのは何度目だろうか。

よいオオカミ。 @buona_wolf

月の満ち欠けと星の動きに関係があるようにも思えるが、邂逅を得た時にはそんな気持ちも忘れている。忘れているから、彷徨い歩く。いつ会えるか分からぬから、夜の予定を全て消して。 周囲の妓どもに酌をさせながら、妓楼の主を眺める。

よいオオカミ。 @buona_wolf

着物の裾からは九つの尾がふうわりと覗き、結った頭からは尖った耳がひょこりと動く。目尻に刺した紅が表情をあやふやにさせ、無邪気に動く尾と耳が目の離せない妖艶さに隙を与えていた。 窓の外に月は無い。 ……そうか、月の無い夜だったか。

よいオオカミ。 @buona_wolf

美味い酒に目を閉じると琴の音が聞こえてくる。触れられる訳でもなく、言葉を交わせる訳ではない。足を踏み入れた幻は朝には消える。 その飛沫のような幻を心に含みたくて、今宵もまた。