異能使い第二式リプレイ「矢城町怪奇劇」第2話―分離―

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クラウン「いえいえ。まだまだですよ。ワタシはあなたとは戦いたくない。邪魔しないでください」 アウル「お前が何もしなければ、こちらも何もしない。それにこの美しい景色を壊したくないしな…。だから、何もするなよ！」その瞬間、仮面の男が前に出る。が、制すクラウン。 クラウン「そう言えば」

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クラウン「先ほど、風をまとったJKとお話をしました。知り合いでしたか？」 アウル「お前…無事なんだろうな！！」と言うと 暁彦「スーーーーーーパーーーーーー暁彦！！！ダイナミッーーークウゥゥゥゥ！！」 礼希「風花ねーちゃんに！！何したーーーーーー！！！！」 同時に突っ込んで来る。

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暁彦の一撃を刀で受け止める仮面の男。礼希の攻撃はクラウンが片手で止める。 暁彦「は！この攻撃は！！！てめぇーーーかーーー！！！！！」更に力を込める。が、弾き飛ばされ、強力な斬撃を浴びる暁彦。 暁彦「ｸﾞﾊｯ!!」意識を失う。 礼希「この～～～～！！」 クラウン「ほほ～おもしろい」

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デコピンではじけ飛ぶ礼季。湖面を凍らせて抵抗をつくり、衝撃を殺していく。 仮面の男「死ね…」トドメを刺しにかかる。 アウル「やめさせろ！！クラウン！！」 クラウン「クラウド！」そう言うと刀を納める。 クラウン「では、アウルごきげんよう～」そういうと消えていく。 重症の暁彦。

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アウル「とりあえず暁彦は天老院に運ぼう」 礼希「今のやつらスゴいね！同時に攻撃しても何もできなかった(；´Д｀)　」 憔悴する風花。そして、瀕死の暁彦。夜は更けて次の日を迎えることになった。 天老院に出向く、アウルと風花。事件の聞き込み調査をする律と礼希。

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ミドルフェイズ３ 山本さんの場合 如月総合病院の１室。腹部を盛大に切られた山本さんが入院している。そこに律と礼希は事情聴取に来た。 律「事件の時のことを覚えている限りでいいので教えてください」 山本「あれはね～６件目のはしご酒で『かすみ』に向かう途中だったよ」

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礼希「かすみ？」 山本「snackかすみだよ～行きつけだが、その日は行く気がなかったのだけど、連絡が来てしょうがなく向かったんだよ」 ふたり「は～」 山本「でね～突然、黒い塊みたいのが現れて、Cがどうとか言いながらナイフで切りつけてきたんだ！」 律「ナイフですか」 山本「そうだ」

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山本「で、とっさに、私は昔、武道をやってたから左手で受けて、右で反撃しようかと思ったら、右にバック持ってて、その隙に脇腹、切られちゃって…で、とりあえずいなくなったから、かすみに行ったんだけど…」 律「行ったんだ(´-д-)-3　」 山本「で、かすみママに血が出てるって」

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律「(*´ﾉд) ﾀﾞﾖﾈｰ　」 山本「そしたら意識がなくなって、気が付いたらここだった」 律「(´･∀･)bなるほどですね　で、黒いのはCがどうとか言ってたのですね？心当たりありますか？」 山本「(´ε｀；)ｳｰﾝ…それが思い当たらないだよね」 律「ありがとうございました」

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小川さんの場合 ガングロJK小川さんは腕を切られた。 小川「て言うか～何んなの？話聞きたいって～」 礼希「このおねーちゃんどうしてこんなに黒いの？顔？」 律「(¨* )あのぉ…事件について気づいたこととか聞きたいんですが(;^_^A　」 小川「あ～あれね…あれはバイトの帰り」

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小川「チャリで家に帰る途中だったんだけど～急に後ろからスゴイ黒いのが爆チャリで迫ってきたわけ～。で、あたしもマジで爆ってみたけど、追いつかれて、横に並ばれたわけよ～」 律「はい」 小川「そしたら～、そいつ～あたしより黒いの～」 礼希「顔の話じゃないよね？」 小川「マジ、黒くて」

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小川「ビックリしたわけ～で、ビビってたら～尻軽～～！！とか言われて、手を切られて～コケてこんな感じなわけ～ちょー最悪！ヽ(`Д´)ﾉ　」 律「確かに手の傷はたいしたことないわね～」 小川「でも～、あたし～犯人に心当たりあるわけよ～」 律「ホントですか？」 小川「岡元ねーマジで」

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律「その人って？」 小川「あたし～今～４股中なの～その中で岡元はマジATMなわけ～」 律「ATMですか…」 礼希「オイラと同じ電子機器だから気が合いそう～ｗ」 律「(`o´) コラコラコラ　」 小川「でも、あたしが４股してるの知らないと思うから～どうかな～って」

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小川「でも、あいついなくなると困るし～でも、あいつだと思うし～で」 律「岡元さんってどこにいるんですか？」 小川「あいつ、大学生だから、学校じゃない？」 律「わかりました～ありがとうございます」 部屋を出るふたり。 礼希「なんか酷いね」 律「だね～最後の人にも話を聞こう」

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佐藤さんの場合 佐藤さんはお腹を少し切られただけで、本人は元気にしていた。そして、彼女は前回登場した山田さんの隣の家の人だった。 佐藤「あら～この間の坊や～クロは元気？ジュース飲みなさい」 礼希「ありがとう～元気だよｗところで事件のこと聞きたいな～(*´∀｀*)」

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佐藤「あ～あれはね私がスーパーで買い物して、家に帰る途中だったんだけど…突然！目の前に黒いマントみたいのが現れて、チクったな～って言われて切りかかってきたのよ～もービックリしちゃって転げまわっちゃて～それでね～気付いたらいなくなってて～＠で、いろいろ考えてみたんだけど…」

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佐藤「２軒先の奥さんの浮気のことかな？って思ってて～良かったお菓子食べる？」 礼希「ありがとう～って長いな～話」 佐藤「あの奥さん～もーねー旦那以外の男の人の車に乗って出かけて行くの見ちゃったのよ～あれは浮気ね。果物食べる？遠慮しないでね」 律「声とか聞いたんですか？」

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佐藤「そうそう、あれはあの旦那さんだと思うわ～。あめ舐める？」 律「あ、ありがとうございます。山田さんの可能性は？」 佐藤「あ～そう言いえば、山田さんかもしれない」 律「ありがとうございます」 佐藤「クロのベディグリージャム持って行ってねｗ」 律「もはやそれは食べないかも…」

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大量のベディグリージャムを持って帰るふたり。その頃、アウルと風花は天老院に出向いていた。事の顛末を伝えるために。 唯「とりあえず、何とかなって良かったですね…で、あなたがアウレリウスさんですね？」 アウル「いかにも。まー少し聞きたいのだが、その珠は一体なんだ？」

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唯「いろいろと調べた結果、人間の負の感情の集まりのようなもです。非常に危険なものですね…」 アウル「そうなのか…」 唯「その魔人も狙っているのですね…矢城町の封印に関わることになると思います。こちらもバックアップはさせてもらいますので、よろしくお願いします」 アウル「心得た」

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風花「あ、(¨* )あのぉ…暁彦くんは？…」 唯「現在は第２３区に入院しています。会いに行ってあげてくださいね(*´∀｀*)　」 風花「わかりました…」 ふたりは宗主の間を後にした。そして、暁彦のもとに向かう途中、 火神朱人「む？外人が一体何のようだ…」 アウル「野暮用だ」

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朱人「さっさと出て行け」 アウル「あー言われなくてもな…」 チラっと風花を見る朱人。ため息をつくと行ってしまう。 第２３区 暁彦「お～お見舞いに来てくれたのかｗ」 風花「大丈夫？・゜・(ノД`)・゜・　」 暁彦「あーなんとかなｗ」と胸を叩くが 暁彦「イテ」 風花「無理しないで」

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暁彦「あのな…風花…あの連中には関わるな…ヤバイ奴らだ」 風花「うん…ありがとう…でも、私、あの町を守るって決めてるから…できる限り頑張ってみるね」 暁彦「そうか…」 風花「ま、また、来るね(*´∀｀*)　」 暁彦「あー」 病室を後にし、みんなと合流することに。

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ミドルフェイズ４ 一同、事務所に集合し、作戦を練る。 律「とりあえず、こんな感じだけど、手がかりは、岡元さんとかすみね」 アウル「(　ﾟдﾟ)ｳﾑ　ならかすみには私が行こう」 律「私も行く」 風花「なら、岡元さんは私と礼希ねｗ」 岡元の場合 岡元が下宿しているアパート

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風花「岡元さーん？」ドアを叩く。 隣の学生「あー岡元は居ないよ。今頃、ファミレスでバイトかな？あいつ、朝は新聞配達、昼はファミレス、夜は塾の講師、深夜、はsnackのボーイ、２時間位寝てまたそれの繰り返しだから」 礼希「死んじゃうよー(；´Д｀)　」 隣の学生「変な女に捕まって」