茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイート第1315回「全力を尽くしても、結果がどうなるかわからない、というのが美しい」

脳科学者・茂木健一郎さんの9月4日の連続ツイート。 本日は、今朝思ったこと。
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茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート1315回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、今朝思ったこと。

2014-09-04 06:54:15
茂木健一郎 @kenichiromogi

映像では見られないけれども、公式ラジオで錦織圭選手を応援している。アメリカ人の解説者も、「ニシコオリ」「ニシコオリ」(と聞こえるんだよね)と連発。「第三セットは、タフだったけど、ニシコオリよくとった、ハイレベルのテニスだ!」と絶賛していた。

2014-09-04 06:55:56
茂木健一郎 @kenichiromogi

子どもの頃、スポーツ中継が好きで、日曜の午後など、よく見ていた。すべてのジャンル。マラソン、サッカー、ラグビー、テニス、卓球、時には競馬まで。何に惹きつけられていたのかと言えば、やはり、どうなるかわからない、という「偶有性」であろう。

2014-09-04 06:56:47
茂木健一郎 @kenichiromogi

テレビについてはいろいろ言われたが、結局、二つの流れは間違いない。一つは、どうなるかわからないという偶有性の生中継。スポーツは典型で、結果がどうなるかわからない、まさにその時に見なくては意味がない。もう一つは、BBCのドラマ「シャーロック」のように、徹底した編集。

2014-09-04 06:58:00
茂木健一郎 @kenichiromogi

「シャーロック」は、今回のエミー賞を席巻したようである。その卓越した映像編集はしびれる。一方、スポーツ中継は、編集がなくても、偶有性の現場で死力の限りを尽くす選手の姿が、感動を呼ぶ。錦織圭選手、見ることができないけれども、がんばって欲しい。

2014-09-04 06:59:49
茂木健一郎 @kenichiromogi

錦織圭選手は、世界の超一流だが、そのようなトップアスリートでなくても、どんな年齢、レベルでも、スポーツは、全力を尽くして闘うという点において、見る人を引きつけるものだと思う。それこそ、友人同士が温泉で卓球をやっているのでも、それが真剣勝負ならば、見ていて面白い。

2014-09-04 07:01:18
茂木健一郎 @kenichiromogi

スポーツ中継のすばらしさは、それが、私たちをインスパイアする点にあるだろう。錦織圭選手は、全米オープンのNew York州 Flushingで全力を尽くしている。私たち一人ひとりも、それぞれの現場で、たとえ低いレベルだといえども、全力を尽くすことはできるだろう。

2014-09-04 07:03:41
茂木健一郎 @kenichiromogi

全力を尽くしても、結果がどうなるかわからない、というのが美しい。

2014-09-04 07:04:16
茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート1315回、「全力を尽くしても、結果がどうなるかわからない、というのが美しい」をテーマに、6つのツイートをお届けしました。

2014-09-04 07:05:15