- junju_usako
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望み突きぬとも宿命(さだめ)受け入れ 旅立つ前に 命の深淵の音を聞く その彩りと寂しさと涙の降下を 大地の揺らぎと風のざわめきを 深く心に刻んで愛で結ぶ #秋の音
2014-09-06 21:10:10無音だった夏の猫たち。秋になったら、たたたた 駆けてくる。すりすり 鼻をこすりつけ うにゅーん 空中に長く前足を伸ばして 夢を掴む。(みみ) #秋の音
2014-09-06 21:13:47街から街へ 山から山へ 時代から時代へ 命走り抜ける 形と色を変えながら 美しい神秘、運命、流転 ああ、いつの世も届かない願い、叶わない愛 揺れる揺れる、秋は揺れる 秋と揺れる #秋の音
2014-09-06 21:24:33見失った愛、手放せないまま 忘れかけた想い、胸に抱いて めぐる季節、隔てた時間 とまどい、儚い命 秋へ変わる 心染め上げたまま #秋の音
2014-09-06 21:32:35内に秘めた湧き上がるエネルギー 生命は在り続ける 禁断の果実を食べてから 人類の夢は始まった 夢人よ 壁を超えて、限界を超えて ただひたすらに成長の道を行け 咲き誇れ、枯れる前に #秋の音
2014-09-06 21:54:39暗い無人駅に電車が止まった 降りる人は誰もいない やけに大きな音で開いた自動扉へ 乗り込んでくるひともいない ただ 暗がりの向こうから 秋の鳴き声が聴こえるだけ #秋の音
2014-09-06 22:27:19暖かさとか柔らかさとか硬さ、汗とか涙、くだらないジョーク、他愛ない一日の話、笑い声。寝息、唸るような寝言、おはようの声。そういうもの全てが聞きたくて聞こえるはずなくて。秋の始まり。ワザと大袈裟に大きな深い溜め息をついた。(みみ) #秋の音
2014-09-06 23:27:32ふんわりとゆったりと ゆめの おと。とくとくとくとく いのちの おと。そうっと そうっと、キミに つながる。だれもいないはずの あきの うみの おと。(みみ)#秋の音
2014-09-07 00:39:19夢の中でかつて訪れた海辺に居た。浜辺に座り波を見る、遠くに浮かぶ島影を見る。やがて時が流れて潮風が全身に満ちて小さな何かがリセットされていく。そればかりのことで何も変わらないことはわかっているけれど別にそれでもいい #秋の音 は波音のその違いが毎年やさしくひっそり知らせてくれる。
2014-09-07 10:43:16