- junju_usako
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今日の晴れやかな青色の海は、少年みたいな笑顔で ふふふ、と照れくさそうに笑った。(みみ)#秋の音 pic.twitter.com/YaVyyB3SKV
2014-09-07 13:51:03すこしずつ すくなくなって すみわたる 秋の静けさを溶いた 熱い珈琲のほろ苦さ しんでいった声帯と たくされた土の薫り うつろう輪のなかに いるのかな、きみも 鳴り始めるのではなく 再会する葉音のように #秋の音
2014-09-07 13:58:41この一瞬一瞬、愛に生きている無数の命 愛は無限大 秋は静寂と美と豊潤と哀しみ そこに真実と永遠と一瞬を聴く #秋の音
2014-09-07 14:18:14毎週毎週と逢っていたら、 『一人の時間が欲しい』 と言われ、途方に暮れた。 また巡って来るあの季節。 #秋の音「風の匂い」
2014-09-07 16:33:20本棚がかさこそと揺れ出し 鳴いている言葉を探す 泣いている言葉を捜す わたしの前を駆け抜けてゆく 少女が手にした本の表紙が見えない 何重ものレースとして畳まれた スカートを翻すたび 秋は顔を出しては消える むき出しの腕に風が止まって 秋茜の目に夕暮れが灯る #秋の音
2014-09-07 16:58:04暑かった日差しは、柔らかくなった いつも斜め向かいに座っている女子高生が、ブラウスに変わっていた。 ゴトゴト言う電車の中で、 どこか遠くでトランペットが響くような気がした。 高校生の頃、何してたっけ。 扉が開く頃にはなにも聞こえない。 昔を思い出すような、そんな音。 #秋の音
2014-09-07 17:13:50閉じられない季節 幾重にも畳んで 巻き取った筈の昨日は 夏色の水中花 起き抜けの 滲んだ眸の中 ゆらゆらと開きはじめる 遠雷の後の水溜りと 夏枯れの庭 後ろ手で護っている 仕舞えなかった夏の詞が 一緒に綻んでしまう 季節に間に合わないまま 微かに音を立てて #秋の音
2014-09-07 17:46:31かざぐるま 傾きかける陽光が 見えない都市の空 茜色 染まる雲に 訪れる日暮れを 確かめる 時は季節を押し流し 声にならない囁きが 語りかける 『ことばの鎖を外してごらん…』 やがて回廊には 湿り気を失った風が吹き 草陰からの心地のよい 歌声に充されてゆく #秋の音
2014-09-07 19:27:01傷付けたことで傷付いて 傷付いたと言われて傷付いた 避けては通れない交わる道の 小さな小さな小石を蹴る 行方を追うことに必死で 迷子になった 居場所をくれた と 思いたかった #秋の音 #twpoem
2014-09-07 19:48:53遠のき甘い歌、鶉(うずら)知らず歌う。今、秋の音。 (回文:とおのきあまいうたうずらしらずうたういまあきのおと) #秋の音
2014-09-07 21:28:55ありがとう ごめんなさい 繰り返して 出会い別れて 季節は廻る 同じことを繰り返し 今どこにいるの あなたはどこを見ているの 私はどこを見ているの 少し寒いよ 薄いパネルに 暖かさを求めても 返るのは地を叩く 乾いた 死んだ欠片 雨をください #秋の音
2014-09-07 21:53:20それは一人で聴く音です あの子と笑い合う孤独に ふと紛れ込む音 美しく悲しい音 それはあなたの腕の中 たゆたいながら紡ぐ音 私一人で聴く音です #秋の音
2014-09-07 23:45:21猫が身繕いしたり抜け出したり、鳥や虫を追いかけるみたいに。本能で無心で何も迷わずに、書いたり好きになったり生きていったりしたい。コトリと透明な音をたてた、秋の始まり。(みみ)#秋の音
2014-09-08 00:18:01運動会の応援の黄色い声。どきどき壊れちゃいそうに高鳴る鼓動。半日で終わる保育園の秋の運動会。ご苦労さまって言われて、照れてただ頷いた。日焼けと汗とつないで帰る手のひらから伝わる、脈打つ いのちの熱い音。(みみ) #秋の音
2014-09-08 01:50:27