【横山光輝「三国志」講座25「虎牢関の戦い」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第25話「虎牢関の戦い」の巻。呂布無双が見られます。 ※解説はあくまでbotさんの個人的見解です。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座25「虎牢関の戦い」-01】 第25話でございます。前回、関羽の活躍により董卓軍の将である華雄が討たれました。これにより、董卓軍は汜水関まで退却を余儀なくされます。その報が洛陽の董卓のもとに届きます。董卓はすぐに二十万の兵をもって迎撃体制をしきます。

2014-09-09 12:51:07
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【横山光輝「三国志」講座25「虎牢関の戦い」-02】 簡単に二十万と言いますが、命令してすぐに兵を徴収して…となるといつまでたっても出発できませんよね。つまり、董卓としてはいつでも兵を動かせるように臨戦態勢をしいていたわけです。

2014-09-09 12:53:49
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【横山光輝「三国志」講座25「虎牢関の戦い」-03】 残虐で気まぐれなイメージが強い董卓ですが、将軍としての軍事的才能はそれなりにあったようです。董卓は五万を汜水関の救援に。そして十五万を虎牢関に向かわせます。虎牢関は交通の要所で、ここを押さえれば洛陽の防衛が容易なのです。

2014-09-09 12:57:03
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【横山光輝「三国志」講座25「虎牢関の戦い」-04】 さらに三万の兵を呂布に率いさせ、虎牢関の先に陣を張らせます。こうして董卓は万全の体制で反董卓連合軍を待ち構えます。一方、連合軍の方も董卓の動きが伝えられます。

2014-09-09 12:59:47
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【横山光輝「三国志」講座25「虎牢関の戦い」-05】 ここではじめて袁紹達は対応を考えるのですが、せっかく前回華雄の軍を破って勢いに乗ったのに、ずいぶんと悠長なことをしています。ここでもっと迅速な動きをしていれば董卓軍に守備固めをする時間を与えないのにね。袁紹の素質がここに。

2014-09-09 13:02:55
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【横山光輝「三国志」講座25「虎牢関の戦い」-06】 ともかく、袁紹率いる連合軍も二手に分かれることになりました。虎牢関に向かうのが八カ国の八諸侯の率いる軍勢。公孫瓚もこちらなので、劉備もこの中に入ります。なので、汜水関側のほうはひとまず置いて、虎牢関の戦いが描かれます。

2014-09-09 13:05:02
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【横山光輝「三国志」講座25「虎牢関の戦い」-07】 呂布の陣に、連合軍が現れます。董卓軍からしたら反董卓連合軍は反乱軍とみなされています。さて、優雅に酒なのかお茶なのか不明ですが、カップの飲み物を飲んでいた呂布は、さっそく前線に立ちます。突っ込んでくる連合軍に対しまずは矢を。

2014-09-09 13:06:47
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【横山光輝「三国志」講座25「虎牢関の戦い」-08】 そして、赤兎馬に乗った呂布が颯爽と出陣。呂布無双が始まります。次々と連合軍の兵を切り倒す呂布に、たまらず軍勢は総崩れ。それを見逃す呂布ではありません。

2014-09-09 13:08:45
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【横山光輝「三国志」講座25「虎牢関の戦い」-09】 呂布に対し、連合軍は左右から挟み撃ちをする作戦を取ります。呂布は右翼に狙いを定め、突っ込みます。連合軍の陣は矢を放ちますが、やり一本で跳ね返します。お返しに呂布が放った矢は、一本で二人を串刺しにしてしまう始末。

2014-09-09 13:10:22
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【横山光輝「三国志」講座25「虎牢関の戦い」-10】 呂布を倒して名を上げようと、大きなハンマーを持った男が挑戦しますが、呂布にとっては赤子をひねるようなもので、あっという間にグサリ。兵達は逃げ出してしまいます。そして呂布はとうとう公孫瓚の陣まで辿り着きます。

2014-09-09 13:11:53
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【横山光輝「三国志」講座25「虎牢関の戦い」-11】 ただ一騎で迫り来る呂布に恐れをなした公孫瓚はたまらず逃げ出します。それを追いかける呂布ですが、ここで立ちはだかったのが、我らが足軽、張飛です。下郎の相手はしたくない、という呂布に対し、張飛は構わず突進します。

2014-09-09 13:15:51
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【横山光輝「三国志」講座25「虎牢関の戦い」-12】 張飛を足軽と軽く見ていた呂布ですが、いざ戦ってみると意外な強さに驚きます。激しい戦いに両軍の兵も思わず戦を忘れ見とれてしまいます。さらにここに関羽と劉備が加勢してきました。劉備は剣と短剣の二刀流です。二刀流って難しいんだけど。

2014-09-09 13:18:35
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【横山光輝「三国志」講座25「虎牢関の戦い」-13】 張飛相手でも苦労してるのに、ここに関羽まで入ってくるとさすがに呂布もしんどくなり、一旦退くことにします。追いかけようとする張飛ですが、呂布の馬は天下の名馬、赤兎馬です。追いつけるわけがありません。

2014-09-09 13:19:55
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【横山光輝「三国志」講座25「虎牢関の戦い」-14】 関羽が、今こそ追い討ちだ!と叫ぶと、それまでボケっとしていた連合軍の将達がハッと気付いて、次々と追い討ち命令を出します。どうも全体観に立って指揮する人間がこの軍にはいないのですな。勢いに乗った連合軍は逃げる董卓軍を追います。

2014-09-09 13:22:22
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【横山光輝「三国志」講座25「虎牢関の戦い」-15】 虎牢関では、逃げてくる兵達を受け入れていましたが、反乱軍が近づいてくると、そこで締め切り、城門を閉じてしまいます。入りそこねた兵達はトビラを叩きますが、追ってきた連合軍の矢にあえなく倒れてしまいます。

2014-09-09 13:24:26
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【横山光輝「三国志」講座25「虎牢関の戦い」-16】 非情なようですが、勢いに乗った敵を城内になだれ込ませてしまうと、せっかくの要塞の意味がなくなります。逃げ遅れた兵は気の毒ですが、ここの指揮官は正しい判断をしたと言えます。何しろ、虎牢関にはまだ手付かずの兵が九万もいます。

2014-09-09 13:26:42
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【横山光輝「三国志」講座25「虎牢関の戦い」-17】 むしろ、三万の兵を率いていた呂布の方ですが、いたずらに一騎討ちを楽しんでて、味方の兵達の指揮をきちんととっていません。一兵士としては部類の強さを誇りますが、指揮官としてはむいていないようです。

2014-09-09 13:29:18
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【横山光輝「三国志」講座25「虎牢関の戦い」-18】 いずれにせよ「虎牢関の戦い」は、連合軍、董卓軍双方に多大な死傷者を出しながら、引き分けという結果に終わりました。董卓にとっては、意外に反乱軍が強いと思わせる結果となり、その後の動きに大きな影響を与えますが…。続きは次回です。

2014-09-09 13:31:58