現代ロシア文学とは?

@Yanai_Akiraさんのpostに始まるやりとり 政治・思想・ゲージツは運命に左右されるもの ソ連時代の文学や思想、ペレストロイカ以降の露国のゲージツなど日本には良質な翻訳があるのでしょうか? 良い翻訳家・研究者を育成しなければ、その先の理解はないです
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akira yanai @yanaiakira

「つまり新しい世代は、社会思想にせよ、実存思想にせよ、これから拓くべき新しい領域の課題をもっている。誰か志をもつ人は、さっきいったけど、近代哲学から徹底的に(もちろんプラトン、アリストテレスも)教養を積み直してやってほしい。」(続く)

2010-11-23 13:15:57
akira yanai @yanaiakira

「アメリカとヨーロッパは、いま思想的には没落中だと思う。それにはいろんな理由があるけれど、とうぶんここからよいものは出てこないかもしれない。」(続く)

2010-11-23 13:16:35
akira yanai @yanaiakira

「近代文学と現代文学の重量のようなものを比べてみると、私には圧倒的に近代文学に優れたものが多い。その中でもロシアの比重がすごい。」(続く)

2010-11-23 13:17:11
akira yanai @yanaiakira

「ゴーゴリ、トルストイ、ドストエフスキー、チェーホフですね。なぜ近代からちょっとはずれたロシアから、あんなに優れたものが出てきたのか。思想も似ている。」(続く)

2010-11-23 13:17:47
akira yanai @yanaiakira

「近代の王道からやはりちょっと遅れたドイツから、ヘーゲル、ニーチェ、マルクス、フロイト、フッサール、ヴェーバーなど、圧倒的に優れた思想はほとんどここから出てきた。」(続く)

2010-11-23 13:18:36
akira yanai @yanaiakira

「ひょっとしてこれと似たことが、日本でも起きないかな? まあ分からないけれど起こると楽しい(笑)。」 「竹田青嗣先生インタビュー 哲学が世界を変える!」 http://p.tl/HDdu

2010-11-23 13:19:50
juliogenome @juliogenome

@Yanai_Akira ソ連時代の言論統制とか何かあって日本での20世紀の露文学てあまり紹介されてニャイのかな?現代て未読だけどソルジェニーツィン位しか思い浮かばないなぁ〜。実際モスクワオリンピックも辞退するような状況だたし、露の文学を研究する人も少なかったかもしれんしね…

2010-11-23 13:23:58
juliogenome @juliogenome

@Yanai_Akira その国の文化度にも大きく左右されるけど、文学とか読み物は翻訳て作業が必須だから、日本人の研究者や言語能力を備えた文学者が育たないと紹介されないて構造にあるぉね。文学に限らずニュースでも評論等もきちんと訳されないと正しく伝わらないから困るぉね。

2010-11-23 13:29:36
akira yanai @yanaiakira

『ちょうどゼミで、『罪と罰』を読んだ直後だったということもあったでしょう。』(続く)

2010-11-23 13:32:22
akira yanai @yanaiakira

『毎年ゼミで、夏目漱石を一つと、ドストエフスキーを一つ、時々、トルストイの『アンナ・カレーニナ』とか、今年は、ブルガーコフの『巨匠とマルガリータ』ですけど、とにかく、西洋と日本の長編小説を、学生に読ませるんです。』(続く)

2010-11-23 13:33:33
akira yanai @yanaiakira

『ゼミで、『罪と罰』を読んだ直後に、『大菩薩峠』を読んで、日本でドストエフスキーの『罪と罰』に対抗できる作品は何か、といったら、夏目漱石でも『暗夜行路』でもない、『大菩薩峠』なんじゃないかと思った。』 「加藤典洋先生インタビュー 批評家に訊く!」 http://p.tl/bkl0

2010-11-23 13:35:16
akira yanai @yanaiakira

@juliogenome おっしゃる通り、日本で、現代ロシア文学の作家は、紹介されていないわけでは決してないようですが、ほとんど知られていない状態ですね。特に、社会主義国家のソ連が崩壊して、一般的な日本人は、もう、ロシアに、興味を持たなくなってしまったのかもしれません。

2010-11-23 15:54:09
juliogenome @juliogenome

@Yanai_Akira 日米関係の為に文学や芸術迄、政治や思想が絡んでしまうのは悲しい事です。恐らく20C後半で国内の露文学研究は随分落ち込んだのではないかと予測します。後ポルトガルの様に芸術を否定してきた国は文学・芸術が育ってないので日本に紹介されにくいのも悲しい現実でふ。

2010-11-23 17:18:04
juliogenome @juliogenome

@Yanai_Akira ソ連から亡命した芸術家ばかりではありませんが、自由な表現活動の為に、亡命した露系移民の芸術家達はソ連が崩壊してまた露国に戻った事で安堵しているのでしょうが、心中は複雑ですよね。運命が変わった訳ですから。

2010-11-23 17:22:47
juliogenome @juliogenome

@Yanai_Akira オラは露語はちょと分かりませんが、噂に聞いたところでは金田一春彦の倅、真澄がKO大の露語教授ですね。以前、NHKのTV講座も受け持っていたそうです。タレント的存在の先生は有る意味露語や露国に興味を持って貰う為に必要な存在かもしれませんね。

2010-11-23 17:25:58
juliogenome @juliogenome

@Yanai_Akira 日本人は知識人とかメディアに露出してる人には弱いので、露語の大学教授で金田一家の人間となるといい観光大使となってくれるのかもしれません。ペレストロイカ以降の露国がどうなっているのか今の経済成長以外でももっと興味を持つべき隣国だとは思います。

2010-11-23 17:28:08
juliogenome @juliogenome

@Yanai_Akira 金田一真澄がなぜ露語?と思ってwikiをみたら、彼は早稲田理工学部の卒業生で、やはり当時のソ連の技術を学ぶべき語学が必要だったということが大きい様ですが、祖父に当たる京助が、アイヌの言語研究をしていた影響もあると書かれていて、大変感心させられました。

2010-11-23 17:32:30
akira yanai @yanaiakira

@juliogenome トルストイに関する著書のある大学のロシア語の先生は「人生いかに生きるべきか」に悩みその答えをロシア文学に求めてロシア語を専攻したそうです。当時社会主義国家ソ連の分析のためだけでなく神や倫理の問題の答えを探してロシアに興味を持つ若者も多くいたようですね。

2010-11-23 19:38:32