ツイッター小説 お気に入りセレクト お題「本」 2010/11/23
本を取ろうとした俺の手が同じ本を取ろうとした女の子の手に触れる。あ。すみません。どうぞ。どうぞ。どうぞどうぞ。どうぞどうぞ。譲り合っていると座って本を読んでいたメガネ女に舌打ちをされる。俺と彼女は顔を見合わせて吹き出した。この作家好きなんだ? うん。 先に読む? #twnovel
2010-11-23 03:16:25とっつきにくいなあ、って思ってた。文庫カバーを外すまでは。「あ、その本…」「え、知ってるの?」「うん、その作家が好きで――新刊も持ってる。」「いいなあ、今度かしてよ!」 #twnovel 新刊を持ってる、なんて嘘。ホントは兄のを借りて読んだんだ。明日、本屋に行こう。
2010-11-23 03:27:59ついのべクラスタに告ぐ。「本」をテーマにした #twnovel を明日の午前0:00までに書きたまえ。しからばきっと良いことがあるだろう。
2010-11-23 03:47:41おうー。 RT @laybacks: ついのべクラスタに告ぐ。「本」をテーマにした #twnovel を明日の午前0:00までに書きたまえ。しからばきっと良いことがあるだろう。
2010-11-23 03:49:09がんばってみます(ただし、ついのべの神様がアイディアをくださった場合に限るw) RT @laybacks ついのべクラスタに告ぐ。「本」をテーマにした #twnovel を明日の午前0:00までに書きたまえ。しからばきっと良いことがあるだろう。
2010-11-23 03:58:53ずいぶん昔に生まれてからずっとその本は開かれることがなかった。どのページも人目に触れることはなかった。いつしか不遇な活字たちは滲み出し消えていった。真っ白なページたちは失われた活字を思って泣いた。そして不思議なシミだけが誰かの目に触れる日を今も待っている。 #twnovel
2010-11-23 05:07:14#twdream #twnovel (21)生活に潤いがでてきた戦後は、かつて好きだった読書も再開することができた。そればかりでなくて小説も書くようになった。出版社の目にとまり、次回作の話しもでている。何だかわからないのだが、次男をモデルに書かねばならないような気がするという夢
2010-11-23 05:25:03君が本を読んでいる姿が好きだ。もっと言うと本を持つ手とページを繰る指のしなやかさが好きだ。それを見ているだけで口元が緩むのが判る。図書館で差し向かいに座って同じことをしている振りをして、僕はずっと君の手元を見ている。本をめくる手が不自然でばれてしまいそうだけど。 #twnovel
2010-11-23 06:17:42#twnovel そもそもあたしは何を描きたくて、小説を書いてるんだろう。小さな頃から本ばっか読んで、気がついたときにはノートにたくさん小説を書き散らしていた。小説を書くのが、あたしは嫌いなわけじゃない。どうして書くのか分からなくなって、近頃はうまく書けない。何のためなんだろう。
2010-11-23 07:04:07#twnovel もう勉強嫌だ旅に出たい。そう思って、ふと北海道の電車の時刻表を買ってみた。東京の真ん中に住んでると時刻表なんてなくても電車はくる。え、一日10本しか電車ないの?地図と時刻表をみながら色々考えてみた。きめた、来年行くぞ!、ちょっと気分が晴れたよ。ありがとう時刻表
2010-11-23 07:45:03#twnovel 書店で吠える嘘つき兄妹。兄は頭に大きなこぶ。妹は腕を店長に掴まれたまま鋭い目。「あたし、万引きなんかしてないよ。この本は懸賞で当てたの!」「どうしてくれんだよ、この頭。棚から崩れてきた本に当たったんだぞ!」「きみたち、嘘ついてない?」……それが語源さ。「本当?」
2010-11-23 07:53:26#twnovel 外の言葉がわからなくて、本ばかり読んでいたの。繰り返しめくった童話集。金糸銀糸の刺繍がある天蓋や、びろーどの服にガラスの靴。ローズマリーの小枝を目印に。三番目の娘の賢さ。アーモンドの種を割るとマントが出てきて、壷をこすると現れるもの。夢は本の中に住むことだった
2010-11-23 09:28:09#twnovel 私は本を読んで人を知り、物を知り、世界を知った。現実に出てそれらの知識が必ずしも正しくはないと気付き『知る』事と『わかる』事の違いを学んだ。小説は夢物語かと疑ったが現実の裏付けがある事に最近気付いた。小説は夢と現実の交差点。私は思う。人の夢は儚く、そして美しい。
2010-11-23 10:33:06#twnovel 「え!?先輩ワンピース読んでないんですか!?」僕に露骨な哀れみの目を向けた大学の後輩が「貸してあげますよ!」と言うので僕も何か貸す事にした。翌日、単行本を全巻持ってきた後輩にそれを見せる。「少ないけど」「多すぎます!」「九冊が?」現在後輩は僕を中禅寺さんと呼ぶ。
2010-11-23 11:24:05RT @laybacks: ついのべクラスタに告ぐ。「本」をテーマにした #twnovel を明日の午前0:00までに書きたまえ。しからばきっと良いことがあるだろう。
2010-11-23 11:55:07#twnovel 気がつくと本の中に居た。いま読んでた世界が目の前に広がっている。私は困惑し叫ぶ。どうすれば出られるの!すると天から声が。「本が開いてる限り、帰る手段はある」私は周りを見る。穴だ!私は駆け出した。 ―その頃。 「まぁ、あの子ったら本を読みっぱなしにして」パタン。
2010-11-23 12:16:55RT @nakotic: RT @laybacks: ついのべクラスタに告ぐ。「本」をテーマにした #twnovel を明日の午前0:00までに書きたまえ。しからばきっと良いことがあるだろう。
2010-11-23 12:21:03#twnovel 学生の頃はたくさん本を読んだものだよ。純文学もミステリも教養本も専門書も。とにかく何でも読んだね。本に埋もれてた。本を飼っていたと言ってもいい。今はもう新聞とチラシしか読まんね。それは本じゃないって?あ、今年一冊だけ読んだよ。えっとね、肉食系セックスって本だよ。
2010-11-23 12:26:16#twnovel 「五百円のお買い上げでございます」レジで会計を済ませた物を大切に抱えて家路につく。食事や入浴を済ませると早速それを取出した。今回選んだ物は中世欧州ファンタジー。頁を捲るだけで世界中どころか時には宇宙や異世界まで。小説、漫画、写真集。本は私にとってまさに旅の切符。
2010-11-23 12:49:33#twnovel 「どのような女性がタイプですか?」男は小説を差し出した。「…登場人物ですか?」「いえ、私の理想はこの本です!」「はい?」「この本の美しさ、上品さ、知性に恋をしました!ここは最高の結婚相談所と聞きます。この本のような女性を探してください!」相談員は絶句した。
2010-11-23 13:53:07RT @xsheeenax: おうー。 RT @laybacks: ついのべクラスタに告ぐ。「本」をテーマにした #twnovel を明日の午前0:00までに書きたまえ。しからばきっと良いことがあるだろう。
2010-11-23 14:04:42