【詩のレシピ】ツイッター連詩 #pwGT組 始まりました。
水は ひとつの場所に帰ろうとする ふたつの分子の 絶えざる運動を意味する 砂の上で 風に帰ろうとしている 白く乾いた木片から あの日の船を想う 夜の雨音に 水の航路を探す 裸体は潮を運ぶ 私たちは 絶えず何処かへ帰ろうとする 船よりも海に近い (詩のレシピ1) #pwGT組
2014-09-21 20:02:55眠る場所から 醒めた場所は 一味違う空気 昨日を折り畳んで 明日どこにいこう 明日どこにいこう どこにいけますか君と おおざっぱでも良いから ちょっとだけ知りたいんだよ (詩のレシピ1) #pwGT組
2014-09-21 20:16:30たらしいし あたらしいし あらたまったし あったまるし たらしいし らしいし しいくいいん あたらしい しいたらしい しを あたらしくふたたび たびらしいし (詩のレシピ1)#pwGT組
2014-09-21 20:34:33好きにやめろと言う癖に 書き続けろと 願うのは何故? あなたに急かされた言葉が また不完全に溶けていく 射程内に無いそれを昇華されるため 流したパレットの 絵の具の名残のように 消えることはないと知っている 手軽なものである筈のそこでする覚悟とは、 (詩のレシピ1)#pwGT組
2014-09-21 20:35:08奥歯がもげたからバランスが悪くなってしかたがない。母ちゃんが畑に撒いとけというから撒いたら今年は麦がよく育って。それを喰みにきたんだろう父ちゃん。あいつは鳥と女の子どもだとみんないうからこうなりゃ死ぬまで鳥の息子だ。来年もこい、ばかやろう。(詩のレシピ1) #pwGT組
2014-09-21 20:42:47「シノ覚悟ハモッテイルカ?」 ソレハシナノカシデナイノカ ヨイモノナノカワルイモノナノカ ウエニイルノカシタニイルノカ 「シノ覚悟」があるということは 「イキル覚悟」も持っているということ 楽しくしあわせな今日の一日を 生き抜く覚悟は持っているサ (詩のレシピ1)#pwGT組
2014-09-21 20:46:10ひとつ季節を見送るたびに 私のココロが広がる気がする ひとつココロが広がるたびに 私の姿が小さくなる気がする 娘は背丈を追い越していき 知らない未来を生きていく 小さな、ワタシ 花と、花になり 雨と、雨になり 小さくなって、大きくなあれ (詩のレシピ1) #pwGT組
2014-09-21 21:09:54@sechanco ゴクン。一滴のみくだしたクエンカの魂 ジャブン。 紺碧な水の底へ ボトン。笑いよじれ 水面に浮かぶワタシの指紋 いつのこと シハ 地平線を背伸びしていく ワタシをおいて(詩のレシピ・1)#pwGT組
2014-09-21 21:19:06.@sechancoさんの「【詩のレシピ】ツイッター連詩 #pwGT組 始まりました。」が伸びてるみたい。みんな注目してるんだね! togetter.com/li/721365
2014-09-21 10:56:02画家のO君から手紙が来て、ぼくの正面に窓があった。秋のノオトは方程式の落ち着き。汗臭い人間が寄り添つて来る無関係な午後の流れは、船をいっこうに辿り着かせぬまま、路上に今轢死した猫が鮮やかに駆け抜けるのを佇み観測しているぼくの…正面に窓があった。 (詩のレシピ1) #pwGT組
2014-09-21 22:09:27少しでも前に進もうとするとき、新しい何かを始めようとするとき。なぜだろう あなたのことを想い出す。あなたの中に 戻りたいとさえ想ってしまう。巡り逢えたこと 愛された記憶が、輝く勇気をくれる。宿してくれたことさえが、優しい詩の始まりだったから。 (詩のレシピ1) #pwGT組
2014-09-21 22:12:14こぼれる花果にくちづける腐葉土は受動態の宇宙だった。かれは、ぬくもり、薄皮のまま凍る自転を超える夕焼け。 たとえばからすはひとりでもなく。その声を歌と呼ぶのなら、誰もいないものは誰もいない。沈黙を詩と呼ぶのなら、誰もいないままでいい、 (詩のレシピ1) #pwGT組
2014-09-21 22:21:02裂かれるように自由をうるのはシに愛されているからだ。そうぞう/にんしんをくりかえすだけのわたしは多産の石女、置くまでもない沼地の石です。波もなくて消えない足あとからはえるやわい芽をべきべき手折る(おとこたち破水せよ)せめてシがシとなるように (詩のレシピ1) #pwGT組
2014-09-21 22:36:12柔らかな詩の声が聞こえる。 我慢しなくていいのだけれど、 もどかしい色をしたへんとつくり、 中に急いだ凡庸の在り処を教えて。 難しいね、詩の現在地。 生きてみよう、足に密連を忍ばせて。 それから、詩が始められるとして、 (詩のレシピ1)#pwGT組
2014-09-21 22:45:39上澄みから景色を 間違えていたのか 私の小花模様から 秋の叫び声がしている スカート匂う 金木犀が指に絡まり 詩を詩永らえ高く 詩を詩欺き支度を擦り 確証もない父の 趣をされ 手を伸ばす日々を 真四角にし。 (詩のレシピ1)#pwGT組
2014-09-21 22:46:26「中庸ノ庸デスカ?」ヨウコとヨウイチも振り向いた。 重要のヨウや太陽のヨウじゃないの?オカアサン…。 知ってしまえばなんということはないね。あなたにはあなたの、私には私のネガイがあるから。それぞれの波、それぞれの風、それぞれの針路。 ヨウソロ!(詩のレシピ1)#pwGT組
2014-09-21 22:49:14文字に、傷を残すような書き方で、誰かを救うことはできない。夜が明ける前、花は緑色の骨を洗った。朽ちていく寝息が楡の木に染まる。赤い帽子を被った子供たちが駆けていく。きっと雨も降る。 (詩のレシピ1)#pwGT組
2014-09-21 22:49:19呼吸を殺害した狂喜が、「し!」 一枚の絵画が 起き上がり ヒラヒラと(否、 ひらひらと(否、 局所的に覚醒するだけ ボロボロ(と 塗り潰した『美』の奥底で 折詰にされ、お土産になった溜息が 泡立っている「クセに!」 (詩のレシピ1) #pwGT組
2014-09-21 23:13:17あたしのシッテル、ヨウちゃんは3年会わないあいだにあたしの名前を忘れてました。あたしの名前をシラナイ、ヨウチャンと話が通じるのは、あたしの、別の何かをシッテルんだな。何か、積み木みたいな、シールみたいな、壊れてしまう前の、剥がれかけたものでも。 (詩のレシピ1)#pwGT組
2014-09-21 23:21:43シハナクテハナラナクテ シナナクテハナラナクテ いつか わたしの瞼を最後に閉じてくれるてのひらが 寝室の闇と宇宙のつなぎめを 撫ぜてきれいに消してゆく 朝(あした)、山吹色の黄身を崩して 卵かけごはんを食べなくっちゃね (詩のレシピ1)#pwGT組
2014-09-21 23:58:28仄暗くすれ違う風の揺さぶるさざ波は脚をひらく角度でひろがり、辿りつく頃には島を割る。さべつ/ようご/です/か、お母さん? はて卵黄になれなかった精子として何処へいこうか。洋洋と酔う孤独が要るようだ4には。それすら幻の、おなじ渦のなかで (詩のレシピ1)#pwGT組
2014-09-21 10:10:47*** OMAKE ***
@ayusuke_ @sechanco つなぎました。よろしくお願いします。 (たくさんの詩が読めて、とても楽しいです♪)
2014-09-22 00:20:31☆「詩のレシピ1」から「つながれました」(番場さん選)は亜久津歩@ayusuke_ さんです!ぱちぱち♪ #pwGT組
2014-09-22 10:13:10おはようございます。15日間連詩の旅路。一日目、船出しました!番場さん・カニエさん・金子さん・佐藤さん、そして自由参加のみなさん。どうぞ、よろしく!!詩の旅を楽しみましょう!#pwGT組 組長拝。
2014-09-21 03:53:22