「花そこに白き夜窓に夜の看護 中村汀女」の「読み」について

中村汀女の俳句をどのように読解するかのつぶやき。追加中です。
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kakitakika @soopoo

@k551_jupiter @uitogen 返信ありがとうございます。他の句なども見ないとなんとも言えませんが(^-^; あと、不勉強ゆえひとつご教示願いたいのですが、この汀女の句は三段切れなのでしょうか?

2014-09-19 23:52:42
青木亮人@『愛媛 文学の面影』『教養としての俳句』 @k551_jupiter

「花そこに白き/夜窓に(/)夜の看護」と読むと、リズム的には三段切れをちらつかせつつ、意味的には句またがり、と個人的には感じます。その上で、「白き夜窓」がこれらと独立して浮遊するので、厄介です。 RT @soopoo @uitogen (…)この汀女の句は三段切れなのでしょうか?

2014-09-20 00:03:55
青木亮人@『愛媛 文学の面影』『教養としての俳句』 @k551_jupiter

すいません、肝心なことを書き忘れました。個人的には三段切れというより、「花そこに白き/夜窓に」の「句またがり」かな、と。ただ、「花そこに/白き夜窓に/」と取れば三段切れになりますが…。 RT @soopoo @uitogen (…)この汀女の句は三段切れなのでしょうか?

2014-09-20 00:09:29
kakitakika @soopoo

@k551_jupiter @uitogen ありがとうございます。あまり読みなれていないので、「花/そこに白き夜/窓に夜の看護」みたいな、トリッキーな三段切れなのでは!と邪推してしまったので。これではモダニズム詩ですね。

2014-09-20 00:20:47
青木亮人@『愛媛 文学の面影』『教養としての俳句』 @k551_jupiter

確かに、モダニズム詩的な感覚ですとそのように分解した上で読む、という手続きの方が「詩」になりますよね。面白いです。 RT @soopoo (…)「花/そこに白き夜/窓に夜の看護」みたいな、トリッキーな三段切れなのでは!と邪推してしまったので。これではモダニズム詩ですね。

2014-09-20 00:31:41
青木亮人@『愛媛 文学の面影』『教養としての俳句』 @k551_jupiter

中村汀女の「花そこに白き夜窓に夜の看護」、感想をつぶやいて下さり、ありがとうです。目から鱗だったのは、これは室外からの視点ではないか、という解釈が@soopoo氏と@uitogen氏から出されました。室外とすると、「看護」と分かったのはなぜか、かポイントになるでしょうか。

2014-09-19 23:51:10
井口可奈 @yokaikinoko

@k551_jupiter はじめまして。俳句には詳しくないのですが、たとえば屋外からの視点で、ナースが中に見えて、そのナースを花とたとえて読んでいるというのはどうでしょうか? そうすると白の意味がついてくるかなとおもうのですが。

2014-09-20 00:02:47
青木亮人@『愛媛 文学の面影』『教養としての俳句』 @k551_jupiter

新説が提唱されました。これは思いつかなかった…白き花=ナースとは。 RT @yokaikinoko (…)たとえば屋外からの視点で、ナースが中に見えて、そのナースを花とたとえて読んでいるというのはどうでしょうか? そうすると白の意味がついてくるかなとおもうのですが。

2014-09-20 00:11:36
青木亮人@『愛媛 文学の面影』『教養としての俳句』 @k551_jupiter

@yokaikinoko はじめまして。感想ありがとうです。ナースの比喩、面白いですね。十七字としてはその可能性もありますが、作者の汀女がそのタイプの句を詠む俳人かどうか、というのがポイントになりそうです。ただ、「花・白・夜」は女性の看護を想起させるのはその通りと思います。

2014-09-20 00:17:20
Nowtucker_O'Stone @tree_frog_o

@k551_jupiter じつは最初、花底と読んで混乱しました。「そこに」の距離感から、ぼくは室内の花を思いました。

2014-09-20 00:05:55
青木亮人@『愛媛 文学の面影』『教養としての俳句』 @k551_jupiter

花底w そうなんですよね、「そこに」の限定が、「夜窓」越しに映るという設定とずれるんですよね。それで室内を想定したくなるんですが、今度は「夜窓」とずれがw RT @tree_frog_o じつは最初、花底と読んで混乱しました。「そこに」の距離感から、ぼくは室内の花を思いました。

2014-09-20 00:21:07
Nowtucker_O'Stone @tree_frog_o

@k551_jupiter 話はずれますが、この話題を追うにつけ、俳句はことに精緻な読みが必要とされるというか、精緻な読みが楽しいというか、まこと微視的な世界というか。(ほめてます)

2014-09-20 00:26:20
青木亮人@『愛媛 文学の面影』『教養としての俳句』 @k551_jupiter

短歌からすると、確かに俳句は微視的かも。俳句は「一幅の風景」に還元しようとする解釈がとても強いです。作者も、読者も。 RT @tree_frog_o (…)俳句はことに精緻な読みが必要とされるというか、精緻な読みが楽しいというか、まこと微視的な世界というか。(ほめてます)

2014-09-20 00:38:51
Nowtucker_O'Stone @tree_frog_o

@k551_jupiter 凝縮の仕方が異なるなあと、しみじみ思います。ええと、切るか詰めるかの違いというか。

2014-09-20 00:54:53
青木亮人@『愛媛 文学の面影』『教養としての俳句』 @k551_jupiter

17字と31字、別世界に近いですよね。。切ってしまうか、詰めるか、同感です。その「詰める」というあたりに、俳句にはない、短歌ならではの「私」があるような気も。RT @tree_frog_o 凝縮の仕方が異なるなあと、しみじみ思います。ええと、切るか詰めるかの違いというか。

2014-09-20 01:06:20
しょうこ @suupita

@k551_jupiter 私は花(桜)が外で白く咲き、その窓に看護の様子が重なる様に反射して映るのを室内から見ていると読みました。

2014-09-20 02:09:27
青木亮人@『愛媛 文学の面影』『教養としての俳句』 @k551_jupiter

リプありがとうです、面白いですね。「花そこに白き」の句またがりとはいえ、中七の「白き夜窓に」が倍音のように残りますよね。そこを「重なる」としましたか。RT @suupita 私は花(桜)が外で白く咲き、その窓に看護の様子が重なる様に反射して映るのを室内から見ていると読みました。

2014-09-20 02:14:19
関悦史 @Seki_Etsushi

@k551_jupiter これ、他の部分はともかく、視点人物が中か外かは多分文法的には決定不能でしょうね。

2014-09-20 02:28:58
青木亮人@『愛媛 文学の面影』『教養としての俳句』 @k551_jupiter

どちらの可能性が高いか、という感じですね。。汀女は「伝わる」と思って作ったのかどうかが気になって。揺れたままでの味読を楽しんで、という句とも違う気がして、余計に。 RT @Seki_Etsushi これ、他の部分はともかく、視点人物が中か外かは多分文法的には決定不能でしょうね。

2014-09-20 02:36:59
関悦史 @Seki_Etsushi

@k551_jupiter 作者は読解が割れる可能性考えてなかったのでは。どちらが詩としての値が高いかで作者の意図にお構いなく読むという考え方もあるわけですが。

2014-09-20 02:42:47
青木亮人@『愛媛 文学の面影』『教養としての俳句』 @k551_jupiter

このタイプの「写生」句はそこが気になるのと、「風車止まりし色や春の夕」のような句と一緒に「花そこに」句を発表できてしまう汀女の「俳句」観が少し引っかかるんですよね。 RT @Seki_Etsushi 作者は読解が割れる可能性考えてなかったのでは。

2014-09-20 02:55:28
関悦史 @Seki_Etsushi

@k551_jupiter 「花」はこの句の季語だろうから外の桜として、「夜窓(やそう)」が白く見えるのも当然外からで、他の句のトーンからするとこれも通りすがりの偶見っぽい。「白き」が花にかかると取ると中の看護当事者視点に見えてしまうのでややこしい。

2014-09-20 03:12:35
青木亮人@『愛媛 文学の面影』『教養としての俳句』 @k551_jupiter

…ということは、関さんは外から見る視点とした場合、「花そこに/白き夜窓に/夜の看護」と三段切れになる、ということでしょうか? 

2014-09-20 03:26:20
関悦史 @Seki_Etsushi

@k551_jupiter 切れるとしたら「花そこに」の後だけで三段切れにはならないでしょう。

2014-09-20 03:29:52
青木亮人@『愛媛 文学の面影』『教養としての俳句』 @k551_jupiter

なるほど、「花そこに / 白き夜窓に夜の看護」。 RT @Seki_Etsushi 切れるとしたら「花そこに」の後だけで三段切れにはならないでしょう。

2014-09-20 03:33:45