「千の想いを」~番外編・天城がいた頃/夏の日 事件編 前編(#2)~
タイムライン上で繰り広げられる読者参加型艦これ二次創作ストーリー『千の想いを』
~番外編・天城がいた頃/夏の日~
最初の艦娘天城さんと、その妹の赤城さんの過去と秘められた想いをここにまとめます。
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- mamiya_AFS
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TRPG狂いな千代田また多忙
@tiyodadayo
立ち止まり思考に耽っていた赤城が、高雄の声に我に返る。 心配そうな旗艦の顔が逆光に暗くしながらまじまじと目を合わせてきていた。 「ごめんなさいね、本当に。大丈夫だから、何も問題は無いから気に病まないで? 行きましょう? もうすぐ着くからね?」 優しく手を引かれる。
2014-06-23 00:35:01
TRPG狂いな千代田また多忙
@tiyodadayo
夏の日差しは艦娘であっても凶器に成り得る。 青と赤の娘がドッグに入っていたのと同じ頃、とある墓石の前で一人の艦娘が手を合わせていた。
2014-06-23 00:40:42
TRPG狂いな千代田また多忙
@tiyodadayo
ショートパンツにタンクトップだけの姿で、適当に髪を後ろで縛っただけの天城が小さく呟く。 セミの鳴き声が響き渡る緑と陽光の中で、最強の空母娘がかすかに微笑む。
2014-06-23 00:43:02
TRPG狂いな千代田また多忙
@tiyodadayo
赤城はいまだに知らない。 自分が現れなければ事件は終わっていた事を。 最低限の被害で済んだ事を。 何をもって『最低限』とするかは人によって変わるものの。 歯車は増えて回転を歪めながらも、止まる事は無く。 少女達を悲劇へと巻き込んでいく。
2014-06-23 00:48:20