【詩のレシピ７】ツイッター連詩　＃pwGT組 　始まりました。

sample @kaibutsu_head

円卓を囲む空腹の指たちの整列。絞められたばかりの神話から立ちのぼる生臭さい香気。静まり返っていた嗅覚のみずうみに投石。眩暈をおぼえた指たちが蠕動し、影が暴徒のように細い腕をふり上げる。給仕によって皿が運ばれて来ると切開された舌から濡れた眼球が露出する。（詩のレシピ7）#pwGT組

月下　　桜 @tukishitau

さらさらとさらさらさらと砂が落ち さらさらさららと砂が落ち うつむいている時はすぎ ひっくり返し置かれても さらさらさらと砂は落ち さらさらさららと砂は落ち またうつむいて過ごしてる時を失うばかりです （詩のレシピ7）#pwGT組

雑感❕ @mimi_4567

鬼は消化されてわたしの体に溶け込んだ。居心地がいいらしく、悪さはせず少しずつ調和してゆく。悪人も善人もそれほど大きな違いはないの。血の色もほら同じ。あなたの前では優しくいたい。温かい薔薇色の頬でいたい。鬼が笑った。ほら、まだ諦めちゃいないんだろ。(詩のレシピ７) #pwGT組

かとう たか @taka423kato

きみが握る 白い砂の中に 遠いむかし 砂に還った街がある 鎖に繋がれた海の渚で 今日も世界は砂に還ってゆく きみはもう語らない ぼくは自分の探していた言葉が 何であったのかを 知っている 海より青い鉱石が 時の浸食を受けない 沈黙であるように (詩のレシピ7) #pwGT組

二匹の猫は互いに同時に存在する。 @zwei_katzen

歌がすれ違いざまに果実になる もぎ取る手はやつれた楓、意味を途絶させることなくキスは続きその痕も焦げて致命傷へと、電球の光さえ余計だったうずくまる吐息、貯蔵される沈黙の双丘の絞れば勿論赤く、きっと、 白き窒息柔性、 ゆえに、無垢なる いろどりと知る (詩のレシピ7)#pwGT組

二匹の猫は互いに同時に存在する。 @zwei_katzen

遣らぬ瀬は足を濡らすことなく 葦だけが月風を受けて隠す 悪しことなく 手を振らずにすみそうだ 連綿と続く ドミノの音が 嘘を重ねて今を塑像する 捏ねた手には泥がついている その掌を翳す 煤けた口笛に他人の生を浮かべては 私だけ落ちてゆく 落ちて (詩のレシピ7)#pwGT組

川澄萌野 @acchonbrico

「たすけてください！」 唐突に、陳腐にそう叫びたくなるのだ。 インターネットの片隅で 「私は幸せになれるのですか　きっと、なれないでしょう？」 占い師がベールを脱ぐと般若の面をかぶっていた。 鬼が、笑った。 （詩のレシピ7）#pwGT組

二匹の猫は互いに同時に存在する。 @zwei_katzen

翻したのはスカート 或いはとりとめのない目線 柔らかな肌が 不意に傷ついてしまうように 炎として見送った 布で覆う その憂鬱に 切り売りとして わたしの一部を計ってほしい 星図を曳く指は気怠く 行先を嗤い わたしはわたしの分だけ 空気を奪った (詩のレシピ7)#pwGT組

二匹の猫は互いに同時に存在する。 @zwei_katzen

襲撃する季節を 噛み砕く奥歯が欲しい 紅葉、一枚落ちて 水面に波紋を呼べば 淀みの中から顔を出す囁きが 串刺した隙間を 風景の欠片として炙っていくのだ 食らう 私はそれを喰らう 仄暗い水底にも 浅ければきっと朝日がさして 取り戻す 姿に音が忍び込む（詩のレシピ７）#pwGT組

Seia @shijin_kari

散、歩河川、敷向こ、う岸、人、影肌色、が。ぽつぽつと出てくる意味以上単語以下に耳を傾けメモをとる。水中無、音苦し、苦しか、っ足首。見たくないのに何度も見てしまう、足、首。順番右、目左目。うし、たことだ、ろう、私ま、で言、葉がう、まく、窓には、足首　（詩のレシピ７）#pwGT組

宮尾節子＊新刊『明日戦争がはじまる 対話篇』好評発売中です。 @sechanco

☆「詩のレシピ７」から「つながれました」（カニエ選）Seia @shijin_kari さんです！ぱちぱち♪　#pwGT組

Seia @shijin_kari

@naha_kanie @sechanco おはようございます。急に通知が、と思ってみたら繋がっていて、うれしい朝です。ありがとうございました。

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☆今日は番場早苗の日☆ twitter.com/tombolo2010　tombolo.skr.jp pic.twitter.com/fFhPOD5vqd

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cumin @bacumin

@tombolo2010サナエさんの『詩のレシピ７』に、番場早苗の詩「鬼捲り」（おにめくり）を思い出し読み返しました。 読むたびに喉元とおってゆく鬼のとげとげと胸のしくしくを感じるようで。どきどき。 《そんなこんなでもう　 いちまんよんせんからの鬼をたべたかんじょう》「鬼捲り」

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雨でも晴れでもやつらはやってくる。桜の花びら肩にのせ、コスモスくわえやってくる。きのうのキバは骨だった。（バンバサナエ） コオロギの夜を語り明かして、やつらは群れでやってくる。鬼の登場！素敵な展開。たのしいです♪　＃pwGT組