犬好き猫好き必読!「犬とネコのスゴ本オフ」まとめ

2014年9月27日に渋谷のHDEさんで開催された「犬とネコのスゴ本オフ」のまとめです。
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スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

海賊を退治したいという人と、海賊を食べたいというアプロの思惑の違いが面白い。一緒に行動しているのに、目的としているところが違う。そのギャップがドタバタを引き起こし、ラストは落ち着くところへ落着する。スラップスティックの関係性が染みる。 #スゴ本オフ

2014-09-27 18:12:00
根岸智幸 @zubapita

カトウキョウコさん。みんないい話なので、ちょっと違うお馬鹿な話を。 「敵は海賊、海賊編」神林長平。宇宙海賊が跋扈する時代に、それを取り締まる宇宙警察の海賊課のネコ型宇宙人「アプロ」の刑事が出ている。アフロは海賊大好き。(続く) #スゴ本オフ

2014-09-27 18:18:14
根岸智幸 @zubapita

(承前)もう1つ。ゲーム「フォールアウト3」犬がでてきて、一緒に生活して、一緒に戦ってくれる。でもしょせんは犬。犬の名前は「ドッグミート」。敵が強くなるとドッグミートがすぐに瀕死になる。ドッグミートがだんだん邪魔になって、家においていくようになる。(続く) #スゴ本オフ

2014-09-27 18:18:50
根岸智幸 @zubapita

(承前)そこがちょっとペットっぽい。でも、定期的に家に戻ったときに話しかけないと勝手に出て行ってしまう。最後の決戦でもまた犬が勝手に突撃して先に死んじゃう。犬が守ってくれた? (了) #スゴ本オフ

2014-09-27 18:18:52
スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

『感じて。息づかいを。』川上弘美 編 (光文社)/川上弘美による恋愛アンソロジー。静かで力強くて妖しい作品のなかに『少年と犬』があり、核戦争によって荒廃した近未来での,少年と,品種改良された超能力犬の話。サディスティックなこそばゆさがあるボーイミーツガール。 #スゴ本オフ

2014-09-27 18:21:37
スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

『恋愛中毒』山本文緒 (角川書店)/プレイボーイの小説家に蹂躙されていく「恋愛弱者」の水無月。かわいくていじらしくて、そしてだんだん怖ろしくなっていく。さみしさと狂おしさ、駆け引きの果てにあるもの。犬の「陽子ちゃん」が印象的とのこと。抑えた狂気が恐い。 #スゴ本オフ

2014-09-27 18:23:21

ツタヤさん。犬と「感じて。息づかいを。」川上弘美編。アンソロジー。
「少年と犬」核戦争で地球上が荒廃した世界で、超能力で人を会話できる犬がでてきて、ハードボイルドに戦う話。主人公の少年がピンチのときに身体をはって助ける。ボーイミーツガールなSF。最後が急展開
「恋愛中毒」山本文緒。

根岸智幸 @zubapita

(承前)恋をすると苦しいじゃないですか。もう恋をしないと決めた女性が、毎日お弁当屋さんでアルバイトしながら暮らす。そこにプレイボーイ小説家のオジさんが現れて心のなかに踏み込んでくる。なぜ私なんだろう? と考える。狂喜とか狂おしさ。最後まで読むと怖い小説。(続く) #スゴ本オフ

2014-09-27 18:25:05
根岸智幸 @zubapita

(承前)小説家が家で犬を飼っている名前がヨウコちゃん。実は昔の愛人の名前がヨウコちゃん。そこが恐ろしかった。(了) #スゴ本オフ

2014-09-27 18:25:08
根岸智幸 @zubapita

(承前)警察犬のマサ。高校野球の投手とパーフェクト・ブルーというドラッグの話で重いけど、マサと探偵のめんめんが良い。(了) #スゴ本オフ

2014-09-27 18:28:43
スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

『吾輩は猫である』殺人事件』 奥泉光(新潮文庫)多くの漱石作品のオマージュとなっていて、猫ファンにも漱石ファンにも堪えられない逸品とのこと。猫とミステリは似合うという指摘は、膝打。 #スゴ本オフ

2014-09-27 18:31:43

サワノボリさん。ネコを一匹飼っています。今日は猫柄の着物と帯留めできました。『「我が輩は猫である」殺人事件』。主人公は我が輩は猫であるのネコ。本家ではお酒のツボにつっこんで死ぬのだけど、なぜか生きている。ネコはミステリが似合うけど、上海を舞台にホームズやモリアーティが出てくる。文体は漱石そのもの。ほかの漱石作品へにオマージュに溢れている。
「街でいちばん賢いネコ」ミステリはネコに台詞がない作品が多いが、この作品はネコや動物たちに台詞があって大活躍する。ネコを助ける犬がでてくる。(了)

スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

『町でいちばん賢い猫』リタ・メイ ブラウン&スニーキー・パイ・ブラウン (ハヤカワ・ミステリ文庫)』猫が登場するミステリーは数多くあれど、猫に台詞があるミステリーは珍しい。犬と猫が同時に登場するのも斬新。ともすると人を食ってしまうような強力なキャラと活躍ぶり #スゴ本オフ

2014-09-27 18:32:36

ルートポートさん。宮部みゆきの「パーフェクト・ブルー」。宮部みゆきファンはいつもTVで見たけどつまらなかった、と言われるのが辛い。
ぜひ、原作を読んでください。宮部みゆきはどんな視点から語るかを常にこだわっている。長編デビュー作「パーフェクト・ブルー」は語り手が犬。警察犬のマサ。高校野球の投手とパーフェクト・ブルーというドラッグの話で重いけど、マサと探偵のめんめんが良い。(了)

スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

ずばぴたさん。ヴィッキー・マイロン『図書館ねこ デューイ』返却口に捨てられた猫の話。図書館、ネコ、そしてアメリカ中西部の田舎町の人間模様と女性たちのいきざま。スゴ本メンバーならはまること間違いなしのノンフィクション。図書館だけでなく、スペンサーという街を癒す猫 #スゴ本オフ

2014-09-27 18:35:50
スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

(承前)心が落ち込んでいる人を見つけて癒す、不思議な能力を持った猫。飼い主の図書館長がサイバラ的で、ハラハラすることも。 #スゴ本オフ

2014-09-27 18:37:11
スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

漱石、ポール・ギャリコ、綿の国星、ちびねこ、名犬ラッシー、タロジロ、子猫物語、オフ会で話をしていると出てくる。「これ出すの忘れてた」というやつ。ル・グウィン『空飛び猫』やケッチャム『老人と犬』が、穴だった。 #スゴ本オフ

2014-09-27 18:39:10
スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

『伊藤潤二の猫日記 よん&むー』のご紹介。あの『うずまき』のタッチでかわいい猫を描くので、そのギャップが面白い。 #スゴ本オフ

2014-09-27 18:43:31

サカイズミさん。「犬と私の10の約束」はネットで有名になったとても良い本。。「伊藤潤二の猫日記 よん&むー」ホラー漫画家の伊藤潤二のエッセイマンガ。ヨンとムーという2匹のネコを飼った話。絵のタッチがホラー漫画。飼っている猫がツチノコに見えたり、ビール飲んでいるオッサンに見える。ホラー漫画家の視点がわかって面白い。奥さんもいつも白目で描かれている。絵のタッチがすごく細かい。もともと入れ歯とか作る歯科衛生士だった人。そこがギャグにもイカされている。(了)

スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

シャッフル終了、大漁大猟。次回のテーマとして有力なのは、「怪物とモンスター」、「食」、「カワイイとカコイイ」。「食」は「この本に出てくるこの料理が食べたい」ものをレンタルキッチンで調理したり持ち寄ったりする方式。 #スゴ本オフ

2014-09-27 19:26:02
yasuyuki@🇺🇦Rust&WASM推し。 @yasuyukima

良い話過ぎてびっくりした。これは女の子の成長物語じゃん。泣くわー。「犬と私の10の約束」#スゴ本オフ instagram.com/p/tehv71zM_s/

2014-09-28 14:11:53
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