@kasutado_tis @HaKo_723 狭間】少年の背を見送って、ちら、と隣の相手と顔を見合わせる。本人の言うとおり、この相手にはまあアレルギーはなさそうだな、とイメージで考える…どんな動物がいるのかはよく分からないが。それから、示された場所へ向かおうとする。
2014-09-20 14:19:07狭間】あまり時間がかかりそうなら空間移動を使おうかとも考えたが、そこまでの距離はないかもしれない。あの少年がお茶を入れてくれるというなら、いい案配の所要時間で辿り着けそうな気もする。一歩ずつ歩く。
2014-09-20 14:21:05@c_yu_n @HaKo_723 透】裏庭にいるのは猫が数匹と兎、鶏などが主だ。他にも数種いるだろうが、あまり姿は見かけない
2014-09-20 14:21:25透】中へ入り履き物を脱いで、台所の方へ向かう。今しがた出ていったばかりの透が戻ったことに母が驚いていたが、客が来た、と告げると茶菓子を持ってきてくれる役割を買って出てくれた。
2014-09-20 14:22:53@kasutado_tis @HaKo_723 狭間】猫がいるのを見かけて、「…、」一時期の癖で、どこかに傷がないかをまず警戒してしまう。とはいえここにいるのは至って普通の猫達らしく、寄りも逃げもせずにうろうろしている中を歩く。「ハイジ猫とか好き?」少し苦笑して、隣に訊いてみる。
2014-09-20 14:25:14狭間】示されたとおりに、道順を通ってゆく。時折ちらつく桜の花びらを視界に見ながら、細い道を通って、ゆっくりと、古めかしい木造の住宅を回り込む。
2014-09-20 14:27:07透】まず茶葉をいれ、空の湯飲みに湯沸し器からお湯を注ぐ。ちょうどいい温度に湯冷ましすれば今度は急須に写し、数十秒の時間を頭のなかで数えていく
2014-09-20 14:26:50@c_yu_n ハイジ】「ネコなぁ。見るにゃイイけどあんま懐かねぇだろ」肩を竦める。懐けば可愛いんだけどなー、と言いながらゆったり歩く。
2014-09-20 14:32:16@HaKo_723 狭間】「懐く猫はな、まあ確かに可愛いよな、」ノラとかでもさ、と、肩を竦めて笑う。裏手にあるという縁側まで辿り着くには、もう少し時間がかかるだろう。なんだかちょっとだけ余裕がでてきて、ちらりと周囲に目を向けたりもしながら、とても遅い、この数ヶ月の速度で歩く。
2014-09-20 14:36:48狭間】お茶の準備をしてくれるというが、あの少年がよほど手こずらなければ、こちらが縁に辿り着く方がおそらく遅いだろう。…いつもこの速度に付き合ってくれる相手にも、少し悪いなあ、と、やっぱりこころのどこかで思う。足を丸ごと引きずる不格好な歩き方で、春の気配のする静かな場所を進む。
2014-09-20 14:40:00透】にじゅう、にじゅご、と数字を数えるだけの単調な作業にあくびが出そうになりつつ、数字が飛んだりしないよう意識はしっかりと向ける。
2014-09-20 14:40:39透】さんじゅく、よんじゅう。数え終わったところで母が茶菓子をもって戻ってくる。湯飲みにいれるのは待って、それらを器へ写していく。いれるのは今朝方差し入れてもらった上生菓子だ。花や動物をモチーフにした美しい形の菓子を、形を崩してしまわないよう丁寧に盛り付ける
2014-09-20 14:42:24透】それらを盆の上へのせてから、同じく盆の上にのせた三つの湯飲みに少しずつ茶をいれていく。数十秒は誤差の範囲。味はそう変わらないだろう。
2014-09-20 14:43:30透】はじめは勢いよく出ていた茶がだんだんと勢いをなくし、やがてぽた、ぽた、と滴が垂れる。それを最後の一滴が出なくなるまで出し尽くし、ようやく手を止める
2014-09-20 14:45:04透】そうして入った茶をやっとか、と言う気持ちで盆を持ち上げる。彼らはもう縁側についているか、まだついていないか。どちらだろう、と考えながら極力盆を揺らさぬよう摺り足で木の香りが漂う廊下を進む
2014-09-20 14:46:14狭間】角を曲がり、縁台が見えてきたところで、先ほどの少年が盆を持って、木の廊下を進んでいるのが外から見えた。そう速度が出るわけでもないが、気持ちは足を速めて、
2014-09-20 14:49:26透】普通のひとが歩く速度で歩けば、当然こちらの方が早くつく。膝をつき、盆をそっとおきながら周囲を見回すと、彼らが見えた。こちらの方が早くついたらしいがそう早すぎることもなかったらしい。正座をし、手を膝の上で握りながら彼らを待つ
2014-09-20 14:52:19@kasutado_tis 狭間】「…どうも、お待たせして…、」縁台に端座する姿に、辿り着いて頭を下げる。何か言おうかと迷って、結局とっさに何も出なかった。少し考え、周囲に目を走らせて、「…猫、飼ってんです?」それとも野良だろうか。桜についてと迷いながら、意味も乗せず話題にする。
2014-09-20 14:57:00@c_yu_n 透】「ウチで面倒見てんだ。飼ってるのもいるけど、飼い主探すために一時的に保護してるだけのやつもいるし、野良がいついたのもいる」手で座るのを促しながら、茶と、茶菓子を盆から下ろす。茶菓子はモチーフは桜と、葉っぱと、ウグイス。春にふさわしいものだろう。
2014-09-20 14:59:48@c_yu_n 透】「ウサギは飼ってんな。にわとりは卵産んでくれっから」追加で説明しながら彼らが座る場所を考えそこにそれぞれ茶を置く。茶菓子は好きな形のものを選んでくれれば、と思うため勝手に置きはしない
2014-09-20 15:01:03@kasutado_tis @HaKo_723 狭間】風流な和菓子が盆に乗っている。「どうも、」手振りに甘えて、茶を置いてもらった場所に、ぎこちなくだがきちんと座る。外した杖を軽く抱える。居た動物達の説明をざっくり聞きながら、少し考えて、
2014-09-20 15:05:45@kasutado_tis 狭間】「…はざま。狭間駿、って言います、」隣の相手が座るのも待って、少年に身体を向けてぺこりと頭を下げ、名乗る。頭を上げ、「風香さんに、紹介されて来た。源風香…わかります?」問うてみる。
2014-09-20 15:09:03