【詩のレシピ13】ツイッター連詩 #pwGT組 始まりました.
固い湿度を保ったままの雨が、上から落ちてきて、ぽたり私の額を濡らし汚す。明日のドアを開けるために、此処を出よう。それを恐れ身体は強張る。怖いんだ。素早く濡れた身体は、雫により体温を奪われた。私に勇気を、飛び出す精神を、一枚の布を、下さい。 (詩のレシピ13)#pwGT組
2014-10-04 00:09:07いとおシ イコトバたち 何層にも重なるオーロラだったらどこからだってわかるのに 閉じ込められてイラレナイイ ラナイ酷い雨 酷い 雨 雨 雨ここにいる ここにいる ここにいる どこにいてもわかる (詩のレシピ13)#pwGT組
2014-10-04 00:11:24一杯でもいい 清らかなスープにありつきたくて ただそれだけのために ちいさなピース 積み上げてんだろ (詩のレシピ13)#pwGT組
2014-10-04 00:13:27昨日の夢の中では、空があやしく曇る。辺りでは雨の匂いが泳ぎ、間も無く足元へと降り出す。物悲しい気持ちになるし、ふと虚しくもなる。それは、なにもおこらないことがかなしいから。手で仰ぎ空気中を漂う十二ヶ月分の水蒸気の匂いを嗅いだら、夢から覚める。 (詩のレシピ13)#pwGT組
2014-10-04 00:35:11辺縁を潤かした 水性の風景を指になすり、ぼやけたように遠くしかし温い門、叩けばまた透過されてゆく 笑みという、やつれ 胸に抱かれまた捧げ、光の器として乳を注ぐ 会いにきました、か 渦巻いて雲、それよりも確かに 水底より掬いあげる、ふたつ目の名を (詩のレシピ13)#pwGT組
2014-10-04 01:44:14つぬ、右に曲がる やがて刺さり 私たちはどうしたって水袋 さて、左に折れる さらさこぼれ、砂になり あし、たを 漕がねばなるまい 息か、牛の中に家庭が広がり そこは音楽で満たされていた 描かれる風紋に やはりさらさと 常に先を柔らかくして させて (詩のレシピ13)#pwGT組
2014-10-04 02:11:54次第に冷たくなる手を握ると あなたは雨に濡れて 冷えた花のようになる 醒めた夢の淵を 誰もが目を伏せて 通り過ぎてゆく ぼくは猫を探している 今日も何処かで ひとしれず 失われてゆくものがある だから、ぼくは 雨に打たれなければならない (詩のレシピ13) #pwGT組
2014-10-04 04:24:13あらざるべき白煙の春は 野生の雨となった しとしとしとしとしと、続く、 腐乱する屋根 町中まで跳ねた尾鰭 鴉 飼い猫は消え 蠅は飽いた 誰も看取ってはくれない傘が 仄かに 土を掻く (詩のレシピ13)#pwGT組
2014-10-03 18:41:41☆「詩のレシピ13」から「つながれました」(金子選)は亜久津歩@ayusuke_ さんです!ぱちぱち♪ #pwGT組
2014-10-04 07:49:17*** OMAKE ***
☆カニエ・ナハの日twitter.com/naha_kanie pic.twitter.com/IadGSBTuig
2014-09-23 07:42:24連詩、私の担当さいごの三回目、今回もすべて拝読しましたが、三回の中でたぶん最も数が多く、また惹かれる作品も多かったです。連詩なので一篇として完成・完結しているものよりも前後に開かれている感じのものを残しました。(そして連詩に限らず、私が惹かれる詩はそういう詩なのだと思います。)
2014-10-03 06:49:11わぁ、カニエさんの詩が好きです!今日は娘の用事でお休みを、いただいたから日中も書けたら投稿できそうです。あと3日楽しみます。得難い毎日が嬉しいです。
2014-10-03 07:29:18―コンナニ堅ク閉ザサレテハ私タチトテ入リコメナイ ―サッキハ酷イ雨ダッタネ ―終ワリニヨク似タ始マリダッタ (カニエ・ナハ/詩のレシピ13) 毎回、鮮やかに、「閉ザサレ」へ、カニエ穴というか。風穴を開けてくださって痛快爽快のナハさんでした。ありがとうございました! #pwGT組
2014-10-03 07:49:04