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道徳が小説の読解を邪魔する(その他、授業記録と雑感)

スーパーエゴ的な読解とでもいいましょうか。
教育 入試 国語 読解 道徳 小説
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福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
できない子が、なぜできないのか。 できる子が、なぜできるのか。 毎回毎回、この自問ばかりだな。授業後は。 とにかく前者が重い。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
できない子は、できるようになるのか。本当に、なるのか。ならないんじゃないか。もしかすると。厳しい現実を日々突き付けられているわけだが。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
子どもの才能は不透明なコップの中に少しずつたまっていく水です、いずれ急にあふれだす日がきます、なんて言いながらがんばるしかないよな。まあ実際そうだとは思うけどね。あまりにできないと、後ろ向きになってしまうのよ……。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
「できない」にも2つあってね。「こうすればできるようになる」という希望が見える「できない」と、「できるできないの軸から完全に外れている」ような「できない」とがあるんですよ。でも、その後者を前者に導くのが、仕事なんだよね。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
教師はまずすべての責任を自分に帰する。子どもができないのは教師の責任。ただし、「できない子がいる」というのは厳然たる事実。そこから目をそらしてはいけない。出発点は、「できない」という事実。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
今、重松清の文庫を与え、授業している。きのう・きょうと2日間与え続けた読解設問(自作)は、結果的には難しかったようだ。しかし、一般的な難しさとはちょっと違う。道徳的要素が邪魔をする隙間が多々あったという意味で難しかったのだ。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
10年も生きてくれば子どもたちの中の道徳的ベクトルが固定化していくのはやむを得ない。そういう固定観念が、小説の読解を邪魔する。書いてもいない「心情」を、人物に付与してしまう。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
子どもたちは日々、他人を大切にすること、他人に親切にすること、他人に迷惑をかけないこと、等々、他人へのベクトルを植え付けられている。むろん内面では「自分」を大切にしているに決まっているのだが、そこに目を向けることを許可されていない。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
だから、登場人物が「自分」が気まずくなるのを恐れて自己防衛のためにとったであろう言動を、「相手・他人」への配慮やら思いやりやら罪悪感やらによってとった言動だと解釈して説明したがる。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
人間はまず何よりも自己を中心に考える存在であるという前提を無視して読解問題を解かせてはいけないし、作ってもいけない。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
まあ、2日間でこのことに気づけただけでも収穫だったな。次週はもう少し単純な設問を与えることにしよう。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
従順はいいことないです。 RT @uu0uu: @FukushimaKokugo 私自身も未だにそうかもしれません。こんな親が育てる子供はそれに従順になるのか、それが反面教師になるのか…。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
素直すぎる、いい子すぎるんだよな。みんな。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
あ、3コマめに来ていた1名は除くが(笑)。その子はかれこれ6年近く通っている子。さっきも、自分の答えもありうるのではないかと食い下がって質問して帰って行った。素晴らしいひねくれものだ。頭のよさの現れ。神がかっている。東大くらいなら楽勝で入れると思う。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
これ、小6ね。 RT @FukushimaKokugo: さっきも、自分の答えもありうるのではないかと食い下がって質問して帰って行った。素晴らしいひねくれものだ。頭のよさの現れ。神がかっている。東大くらいなら楽勝で入れると思う。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
あ、それから。別のある小6女子は、個別指導の場面でちゃんと問答が成り立つのがいいと思ったね。記述答案や作文を添削する際に1対1で指導していると、私が「対話」をするつもりで話しかけていても、いっこうに反応がないという子が多いんだが、そんな中、反応がある子は嬉しい。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
「私はこう考えたのでこう書いたんですが…」「この部分をもとにして考えたんですが…」などと、自分から語りだす子は、教えがいがある。たとえ答えが不正解でも、そういう子は、確実に伸びる。実際、その子は今日、グンと伸びたテスト結果を嬉しそうに見せてくれた。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
私は、子どもがどんなにおかしな答案を書いてきたとしても、「なぜそういう答案になったのか」をじっくり考えることにしている。そのうちの大半は、1分以内にぱっとひらめく。で、「ああ、もしかして、これこれこういうふうに考えたんだね?」と聞くと、その子は笑顔になる。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
そのあとで、「でもこれは、こういう理由でバツだからね。ここをこう考えて、直してきなさい」と指示する。これの繰り返しが、わが塾の個別指導。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
だから、子どもが黙っていても分かる部分が多い。とはいえ、子どものほうから自分の答案の趣旨を話し始める子は、本当にやりやすい。教えやすい。教えがいがある。
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