購入参考メモに:『ライトノベルから見た少女/少年小説史』

「大橋崇行『ライトノベルから見た少女/少年小説史』(笠間書院) 刊行記念トークセッション 日本文学・文化を捉え直していく方法 ―まんが・アニメ・ラノベと世界文学という地平―」 http://www.junkudo.co.jp/mj/store/event_detail.php?fair_id=6844 ジュンク堂書店 池袋本店 開催日時:2014年11月01日(土)19:30 ~ 続きを読む
4
きむらひろし @yokmur

大橋崇行氏『ライトノベルから見た少女/少年小説史』を読んだ。この本は、大塚英志などの評論家たちのもやもやした説明とは違って、できるかぎり明快にキャラクターという機構の特性を説明していこうとしている。その模索が面白かった。

2014-10-19 23:49:43
きむらひろし @yokmur

あと、『おおかみこどもの雨と雪』の内面描写がどういう特質を持っていて、どうマドマギとかと違っているかの分析は、なるほどと思った。

2014-10-19 23:55:15
佐藤葵 @srpglove

“少女小説をライトノベルに含めたがる人は現代の読者としての視点しか持っていない - Togetterまとめ” togetter.com/li/504116 こういう人が書いた本だということだけは認識した上で読んでいただきたい。>大橋崇行『ライトノベルから見た少女/少年小説史』

2014-10-20 01:12:45
yamada5 @yamada_5

『ライトノベルから見た少女少年小説史』中盤ほどまで読んだ。児童書読みとしては、ジュニア小説を導入することで「変革の意志」から「タブーの崩壊」へという児童文学史観を転覆させる議論が刺激的だった。

2014-10-20 20:33:09
hatikaduki @hatikaduki

『ライトノベルから見た少女少年小説史』読んでるー。まだ1章読み終わっただけだけど。/例のまとめはさ、「少女小説をライトノベルに含めたがる人は2004年時点の視点しか持っていない」って言えば、これでも表現強すぎだけど、まあそんなもんかなって納得したと思うんすよね。

2014-10-20 23:53:42
(○´ω`○)ゞ @ToshIYk

ライトノベルから見た少年/少女文学史をつまみ食い。そもそも俺が好むようなライトノベルは非ラノベとの境界にあるものだ(特徴:地の文が固い)というのを再認識させてくれたのはありがたかったが、そういうものはこの本の「ライトノベル」の定義から外されてしまったので(´・ω・`)

2014-10-21 02:29:32
巽昌章 @kumonoaruji

『日本ミステリー小説史』(中公新書)と『ライトノベルから見た少年/ 少女小説史』を続けて読んだ。後者はとりあえずざっと目を通しただけで、今後じっくり再読しなければ真価がわからないように思うのだが、それにしても「小説史」と銘打ちながらおそろしく印象が違う。

2014-10-21 23:27:40
巽昌章 @kumonoaruji

『日本ミステリー小説史』は、通史というより逸話集という感じのいたって能天気な本である。そこには歴史を見つめるまなざし、「ミステリー」「探偵小説」といった言葉にどのような意味を担わせようとしているかを自省する構え、そこから生み出されるはずの方法意識といったものが見て取れない。

2014-10-21 23:32:45
巽昌章 @kumonoaruji

たとえば、涙香の時代、谷崎や佐藤の時代、さらに乱歩や甲賀三郎の時代と、「探偵小説」という言葉の担っていた意味あるいはイメージは変わっていったはずだが、論者は、涙香は探偵小説についてこう述べた、甲賀三郎はああ述べた、といった引用を連ねるだけで、自分の史観を示そうとはしていない。

2014-10-21 23:41:31
巽昌章 @kumonoaruji

『ライトノベルから見た少年/少女小説史』は、逆に、「ライトノベル」という言葉が担わされてきた意味や、その歴史的変遷といったものに極度に意識的な著作である。というか、そこを主戦場とした読み応えある論争書である。私はざっと目を通しただけだし、そもそもライトノベルは門外漢だが(続く)

2014-10-21 23:47:39
巽昌章 @kumonoaruji

漫画やアニメとの関係だけでライトノベルを語るべきではなく、70年代以降の作品だけでライトノベルを語るべきではない、というところはそのとおりだろう。小説が漫画やアニメ、ライトノベルに与えた影響は無視できないだろうし、戦前の少年少女小説に遡ったライトノベル史も可能だと思う。

2014-10-21 23:53:29
巽昌章 @kumonoaruji

漫画・アニメ・ライトノベルを、それらだけで囲い込まれた特殊な存在だと考えずに、小説ほか様々なものと交雑する囲いのない空間を想定すべきなのだろう。ただ、それなら、「少年/少女小説」とライトノベルとの関係を特権化することなく、一般(大人の)小説との関係も正面から考察する必要がある。

2014-10-22 00:00:43
巽昌章 @kumonoaruji

『日本ミステリー小説史』の作者は、明治文学の研究者で、『金色夜叉』のネタ本研究などで名を挙げた人である。そのせいか、この本は260ページ足らずの本なのに、硯友社あたりまでで半分以上のページを使ってしまっている。しかも、それ以降の時代の記述は質量ともに格段に見劣りする。

2014-10-22 00:32:36
巽昌章 @kumonoaruji

自分の専門の部分、実績のある部分をじっくり語ること自体に異存はない。もしこの本が、明治探偵小説史として大正時代の入り口で筆をとどめていたら、先ほど述べたように考察不足のうらみはあるものの、貴重な新書になっていたろう。いや、いまのままでも前半は貴重なのだが。だが(続く)

2014-10-22 00:36:12
巽昌章 @kumonoaruji

通史であれば、対象とした時代全体を偏りなく記述することが要求されるのではあるまいか。通史を志しながら、自分の得意分野を偏重して全体のバランスを失するというのは、学者として良心的でない、といわないまでも、何か甘ったれた感じがする。しかも、先ほど述べたこの本の欠点、つまり(続く)

2014-10-22 00:39:46
巽昌章 @kumonoaruji

歴史をどう考察するかという方法意識の乏しさは、涙香ー硯友社時代の偏重と関係するように思われる。要するに、明治を偏重して、大正以降を駆け足の表面的記述ですませているために、明治の探偵小説と後世のそれとの異同、変化のありさまを、性根を据えて考えるに至らなかったのではないか。

2014-10-22 00:44:11
笠間書院 @kasamashoin

大橋崇行×河野至恩「日本文学・文化を捉え直していく方法 まんが・アニメ・ラノベと世界文学という地平」(大橋崇行『ライトノベルから見た少女/少年小説史』刊行記念トーク)11月1日(土)19:30〜ジュンク堂書店池袋本店! junkudo.co.jp/mj/store/event… ※お早めに!

2014-10-22 12:36:39
かさい @kasai_masahito

いつもの榎本さんかと思ったら違った。 ライトノベルから見た少女/少年小説史: 現代日本の物語文化を見直すために amazon.co.jp/dp/4305707438/…

2014-10-22 15:09:10
hatikaduki @hatikaduki

『ライトノベルから見た少女/少年小説史』読み終わったー。1900年前後を発端とする少年/少女小説の系譜を追いながらその歴史のなかに少年/少女マンガや現代のライトノベルを位置づけ、ジャンル史の再編成を目指す内容でとても面白かったです。役割語にキャラクター性の発祥を見る話も面白い。

2014-10-22 22:38:43
hatikaduki @hatikaduki

でもなんだろう、けっきょく第一章は読まなくていい気がするぞ。おおかみこどもも見なかったことにしたい。あと自分はテヅカ・イズ・デッドの内容を覚えていないのだけど覚えてる人はどういう反応するのだろうか。

2014-10-22 22:41:35
邪悪僧侶トーイ @toibox1117

そういえば「ライトノベルから見た少女/少年小説史」がアマから届いてたので近々読んで勉強しよ。

2014-10-22 23:24:15
笠間書院 @kasamashoin

10/27(月)、朝日新聞に広告掲載します。大橋崇行『ライトノベルから見た少女/少年小説史』、阿部泰郎[監修]『室町時代の少女革命』の2冊です。 pic.twitter.com/3oTfSt1bRp

2014-10-23 14:25:10
拡大
伊藤 剛 @GoITO

著者はまだ読んでないのですが>『ライトノベルから見た少女/少年小説史』 読まんといかん本であるのはわかってるのですが、いかんせんいま余裕が……。

2014-10-23 14:53:18
hatikaduki @hatikaduki

マニア向けと青少年向けが同居してるのがラノベの特徴かなあと思ってたけど、

2014-10-23 22:27:48
LACOPEN(Kazuhisa Hiramatsu) @lacopen

『ライトノベルから見た少女/少年小説史』手に入れて読み始める。ライトノベルという言葉は1990年に誕生したというのが定説だが、新聞記事を確認すると、一般に普及し始めるのははるか後の2004年頃であり、それまでコミュニティの外側ではヤングアダルトやジュニアノベルと呼ばれ続けていた。

2014-10-23 22:27:54