- ElementaryGard
- 13717
- 1
- 17
- 6
ええいもう本当に企画書書いちゃおうかな。「高畑『アン』で学ぶ原著『アン』」とか題をつけて。誰か拾ってこの企画!
2014-10-29 05:14:59>"Oh, Marilla, you'd be excited, too, if you were going to meet a little girl you hoped to be your bosom friend and
2014-11-01 20:42:48>whose mother mightn't like you," she said as she hastened to get her hat. ここではyou(とyour)が五回連射されます。
2014-11-01 20:43:22if 以下が仮定法過去になっています。「私が興奮しすぎだって言わんばかりだけど、私の立場だったら誰でもこうなるわよ」のニュアンス。
2014-11-01 20:47:49最初のyouはMarillaの含有度が高い。何しろ >Oh, Marilla, you'd と、Marillaの直後にyouが来るから。
2014-11-01 20:49:24tooがあります。これは「マリラ、あなただって」と解しても一応通じますが、むしろ「誰だって」と広く取りたい。「私以外のどんな人間だって」と。
2014-11-01 20:50:49youが二回目、三回目、四回目、五回目になるにつれてMarilla度は消えていきます。記号的なyouになる。「誰だって」のニュアンス。
2014-11-01 20:51:52くみ訳 「そんなこと言ったって、大親友になってくれるかもしれない子にこれから会いに行くのにそのお母様にひょっとしたら嫌われるかもだなんて、誰だって気が高ぶるに決まってるじゃない」と、あわてて帽子を取りに行くアンであった。
2014-11-01 20:59:12この少し前のマリラの台詞も紹介します。 >"Now, don't get into a fluster. And I do wish you wouldn't use such long words. It sounds so funny in a little girl.
2014-11-01 21:00:51>I guess Diana'll like you well enough. It's her mother you've got to reckon with.
2014-11-01 21:01:18>If she doesn't like you it won't matter how much Diana does.
2014-11-01 21:01:45>If she has heard about your outburst to Mrs. Lynde and going to church with buttercups round your hat I don't know what she'll think of you
2014-11-01 21:02:25>You must be polite and well behaved, and don't make any of your startling speeches.
2014-11-01 21:02:50>For pity's sake, if the child isn't actually trembling!"
2014-11-01 21:03:09くみ訳 「さあさあ慌てるんじゃないの。それからいちいちそんな長ったらしい言い回しはしないでちょうだい。変てこな子どもに思われるじゃない。ダイアナはきっとあんたと仲良くなってくれるよ。問題はお母様のほうだわ。あのひとに嫌われたら娘のほうはよくてももうおしまいなんだから。(続く)
2014-11-01 21:11:03(続き)先日リンド夫人に癇癪をおこしたとか、日曜学校で帽子のうえにキンポウゲの花をどっさり飾って座ってたとか、あのお母様に知られたらどう取られるかわかったもんじゃない。(続く)
2014-11-01 21:20:41(続く)いい、行儀よくおとなしくしてるのよ。またわけのわからないお喋りをしだしちゃだめだからね。お願いだからこの子また感情丸出しにならないでほしいわ!」
2014-11-01 21:23:52>Anne WAS trembling. Her face was pale and tense. だがすでに感情丸出しになっていた。顔は青ざめ、引きつっていた。
2014-11-01 21:25:37で、この後に >「そんなこと言ったって、大親友になってくれるかもしれない子にこれから会いに行くのにそのお母様にひょっとしたら嫌われるかもだなんて、誰だって気が高ぶるに決まってるじゃない」と、あわてて帽子を取りに行くアンであった。 とつながるわけです。
2014-11-01 21:26:19マリラもやはり「あんたといっしょにすんな」とアンにツッコミを入れるわけです小説中ではそういう描写ないけど。これで読者はマリラと同一化する。
2014-11-01 21:32:30