親父への鎮魂歌

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くまちゃん@暑い @oursonrosso

研究に没頭していた時は、この分野で何かしらの痕跡を残してやるという気持ちでやってた。今は、命果てるまでには、この社会のどこかに俺が生きていた痕跡を、せめて引っかき傷ぐらいは残してやるぞと思う。

2010-11-26 22:47:20
くまちゃん@暑い @oursonrosso

そのやり方が、ドカンと一発でかい花火を打ち上げることなのか、それとも一滴一滴水を岩に打ちかけて数十年後に岩に穴をあけるようなことなのかはわからないけど。

2010-11-26 22:49:13
くまちゃん@暑い @oursonrosso

形として残るのか。目に見える仕組みや知恵で残すのか。誰かの心に残すのか。生まれて、生きて、生かされて、生かして、死ぬまで、ゼロからゼロへの壮大な遠回りの中で、どこかに価値を残したい。

2010-11-26 22:52:33
くまちゃん@暑い @oursonrosso

っていうことを毎年この時期、親父の命日あたりでいつも考える。結局答えは出ないけど。親父は会社勤めを30年ぐらいした後、会社倒産を機に自営業を始めた。取引先も引き続き親父と関係を続けてくれ、新しい取引先も増えた。

2010-11-26 22:57:45
くまちゃん@暑い @oursonrosso

数年間ほど入退院を繰り返す中で、隣併せた患者との話の中で仕事をとってきて、お袋がまわす的な感じでタフだった。でも結局癌の進行は止められなかった。

2010-11-26 23:00:34
くまちゃん@暑い @oursonrosso

葬式で、すごくたくさんの弔問客があり、親父がどんなつながりを作ってきたのかを始めて知ることができた。親父の人となりについては、下手すると死んだ後にいろいろな人から教わったことのほうが多いのかもしれない。

2010-11-27 00:50:22
くまちゃん@暑い @oursonrosso

何より親父がすごいと思ったのは、死んでから何年も経って、自営業も殆ど閉じている状況なのに、ずっと取引を続けてくれて、度々訪問していただく方々がいることだった。「親父さんには恩がある」「義を果たし切れていない」とうちら家族に話してくれる方々には本当に有難いし、親父の大きさを感じた。

2010-11-27 00:55:37
くまちゃん@暑い @oursonrosso

お袋が弔問客から「お宅の息子さんは確かに早くに親父と離れたが、息子さんの人生を通じて、形や人を変えて色々な場面で親父に出会えるから心配しなくていいよ」と言われたと言っていたが、確かにそうかもしれないと感じている。とはいえ、やはり親父が好きだった仕事や政治を肴に酒が飲みたかったが。

2010-11-27 01:00:36
くまちゃん@暑い @oursonrosso

なんか、つぶやきっつうか、親父への鎮魂歌だなこりゃ

2010-11-27 01:01:44