「笑うべきときには、みんな笑っていてね」/@tensoufuyou氏、「Vフォー・ヴェンデッタ」によせて
昼間ねえ、TLちょこちょこと覗いたり、ちょっとだけニコ生見たりしてたんだけどね。あれだねえ、みんな「Vフォーヴェンデッタ」見ればいいと思ったよ。アレには全ての答えがあったよ。
2010-11-30 05:47:45その管理社会ってのは新しい疫病によって世界がえらいことになってて、その中で唯一特効薬を得た英国だけが繁栄していて、けれどその英国は独裁されてるって世界でさ。放送も原も何もかもが
2010-11-30 05:50:41そんな世界でVは、復讐ののろしを上げる。政府の建物を外出禁止令によって無人となっている政府の建物を爆破する。美しい交響曲に乗せて、そのリズムに合わせて爆発を数限りなく「演奏」することで、戦いを宣言する。
2010-11-30 05:53:31あそこまで極端に描かれた世界でなければきっとうなずく者のない、けれど間違いなくこの世界でも同じ事が言えるだろうその解答を、Vは見る者全てに突きつけていたよ。
2010-11-30 05:56:47あそこまで極端に描かれた世界でなければきっとうなずく者のない、けれど間違いなくこの世界でも同じ事が言えるだろうその解答を、Vは見る者全てに突きつけていたよ。
2010-11-30 05:56:47最後の戦いに赴くその時、Vはヒロインにこう告げる。仮面の下に顔はあるがそれは私ではなく、その下にある筋肉も骨も私ではないと。そして敵に相対したその時、Vはこう言うんだ。仮面の下にあるのは肉体ではなく、理念だと。
2010-11-30 05:58:51顔にも、声にも、なににも関わらず揺るがないものをもし得ることが出来るとすれば、きっとそういった理念とか志とか、そういうものなんだろうかなあとおもったんよね。
2010-11-30 06:00:17そうした鋼の如き心と体で闘うVに、そうなったきっかけを「おそろしいことをされた」と伝えるVに、ヒロインはこう問いかける。「恐ろしいことをされた。だから恐ろしい者になった?」と。
2010-11-30 06:03:25僕は、少なくとも人でいたい。あっちこっち出来が悪くて、人様に合わせる顔のかけらも有りはしない僕でも、人でありたい僕は、怪物になることだけは自らに許すまいと願って、今生きてる。
2010-11-30 06:06:14元々の性格が性格だから、ついついボロが出て時折ごしゃごしゃとやってしまうんだけどね。でも、笑ってもらうことたくさんやった方がいいじゃない。問題を先送りにするんじゃなく、問題の隙間にひと息入れる瞬間に、ささやかな笑顔があったっていいじゃないさ。
2010-11-30 06:09:43だから、カーっと怒らなきゃなんない時はしょうがないのかも知んないけど、それでもね。腐ったり折れたりだけはせずに、少しだけ笑える場所に目をやって欲しいし、そういう場所が損なわれないで欲しいと心から、思うんよ。
2010-11-30 06:13:41腹が立つのはしょうがないし、世の中へんてこなことは多すぎて、でもちょっと加減の過ぎた怒りはいつか、Vみたいな悲しい男を生み出すよ。だからねえ、笑うべき時は、みんな笑っていてね。
2010-11-30 06:15:31