11/29(月)第三回MCDN勉強会「音声ガイド ~解説と感動の関係性」まとめ

第三回MCDN定期勉強会 「音声ガイド ~解説と感動の関係性」 講師:瀬川律子さん(株式会社アートアンドパート代表取締役) 第三回MCDN定期勉強会 続きを読む
1
Junko @junkoy

#MCDN 勉強会はじまったよー。今日は美術館の音声ガイドと作品解説について。まずは瀬川さんの今までのキャリアのお話。ロンドンのナショナル・ギャラリーの音声ガイドをきいて日本にも、と思った。が、17年ぐらい前、日本にまだミュージアム音声ガイドのマーケットはなかった。

2010-11-29 19:52:04
satokom @satokom

アートアンドパート社の沿革と実績についてご説明。このあたり参照 http://www.artandpart.co.jp/about/index.html #MCDN

2010-11-30 01:26:47
Junko @junkoy

当時の美術館の学芸の人は、「一般の人は何も知らずにみた方がいい」「修学旅行生がいっぱいきてるから絵の前で立ち止まらない方がいい」という考えが多かった!って。 #MCDN

2010-11-29 19:54:07
Junko @junkoy

しかし、企画展のガイドを作るようになり、収益が出るようになって今は音声ガイドビジネスはどの美術館もやるように。(補足:以前、2005年ぐらいから「(ガイドが)あったらいいね」から「ないと文句がでる」ぐらいになっているとか) #MCDN

2010-11-29 20:05:29
Junko @junkoy

マスコミが入る日本の企画展ならではの音声ガイド制作にまつわるコンペの話。これは世界的にみてかなり特殊な構造。現在、日本全体の音声ガイドの質が落ちている→タレントを使っての話題性と収益重視になってきている。 #MCDN

2010-11-29 20:06:56
Junko @junkoy

でも日本でもプライベート・ミュージアムはサービスの一環と思っているので、音声ガイドへの考え方が違う。 #MCDN

2010-11-29 20:08:28
satokom @satokom

音声ガイドの歴史:’50年代はラジオの短波を使っていた。欧米では様々な国の人が来館したので案内だけでも大変だったためあるだけで評価されたが音声ガイドの中身自体はわかりやすさを追求したものでなく難しかった #MCDN

2010-11-30 01:31:03
satokom @satokom

'60年代にカセットテープレコーダーが登場したが故障が多かった。’70年代の全米で80万人を動員したツタンカーメン展でタレント起用でメリル・ストリープを使った。これが大評判で9割が音声ガイドを使用した #MCDN

2010-11-30 01:32:50
satokom @satokom

'80年代にまだ観光客の少なかったアルカトラズ元刑務所で演劇的手法を用いた音声ガイドを起用したところ来場者が殺到。現在でも3ヶ月の予約待ち。これで解説賞という賞ができて今でもアメリカでは優れた音声ガイドに毎年賞が与えられている #MCDN

2010-11-30 01:35:02
satokom @satokom

’90年代CD-ROMの採用でMP3を使った音声ガイドができて好きな部分からの再生や言語をすぐさま切り替えられる音声ガイドサービスが確率 #MCDN

2010-11-30 01:37:10
satokom @satokom

’00年代にマルチ・メディア機器が出てきてワイヤレスLANで位置把握して来館者の参加型プログラムを提供するようになりコンテンツとして良く出来てはいるがそちらに集中してしまって美術体験に集中できないので悩ましいところ #MCDN

2010-11-30 01:40:53
satokom @satokom

今後の音声ガイドはやはりテンキー式が主流のままで行くのではないか。位置認識で音声を流すと微妙な立ち位置によって左右されてしまうので適切ではないのでは?電話をかけて聞くタイプを欧米の美術館が採用したところ旅行者に莫大な電話代の請求が行ってしまい裁判になり負けた例も #MCDN

2010-11-30 01:42:41
satokom @satokom

携帯でのDLコンテンツも出てき始めているが日本では少しでも手間がかかってしまうと利用されなくなってしまうので実用化には遠い #MCDN

2010-11-30 01:43:29
satokom @satokom

音声ガイドの商業的側面としては文化体験の満足度向上・費用対効果の良さも非常に高い。言語化されたものを自分の中にインプットできるのでアウトプット(話す・ブログに書くなど)しやすく利用者がセールスマンになりやすい #MCDN

2010-11-30 01:46:09
satokom @satokom

ミュージアムグッズの売上向上にもつながるのでメトロポリタン美術館では三位一体としてキュレーター-音声ガイド担当-ミュージアムショップ担当が必ず一緒に売上向上について検討する。音声ガイドで取り上げた作品がインパクトを与えるから絵葉書にしようとか #MCDN

2010-11-30 01:47:48
Junko @junkoy

METをはじめとするアメリカのミュージアムでは「音声ガイド」と「展覧会自体」と「ミュージアムショップ」が三位一体となって戦略を考える。作品があって、それを来館者の心に届く、動かす解説を音声ガイドで行い、ミュージアムショップでその体験にあった品揃えをする。 #MCDN

2010-11-29 21:52:32
シロヤギ @shiro_yagi2003

アイドマの法則みたいに法則名つけてほしい。RT @mannenhitsu ヒント。RT @junkoy METをはじめとするアメリカのミュージアムでは「音声ガイド」と「展覧会自体」と「ミュージアムショップ」が三位一体〜 #MCDN

2010-11-29 22:33:51
『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 @tawarayasotatsu

アメリカの場合は何をやってもビジネス・モデルがしっかり確立されるところが興味深いですね。QT @satokom ミュージアムグッズの売上向上にもつながるのでMETでは三位一体としてキュレーター-音声ガイド担当-ミュージアムショップ担当が一緒に売上向上について検討 #MCDN

2010-11-30 02:10:36
satokom @satokom

教育プログラムと収益確保の両立は「来館者である借り手」と「」バジェット管理側」両方をお客さんに持つこととなり、両方のニーズを満たすのは時にジレンマとなりなかなか難しい #MCDN

2010-11-30 01:49:18
satokom @satokom

これらの効能は音声ガイドを聞いたことにより深く作品に入り込むことができ、感動できたからこそ生み出される効能である。この満足度がもたらされるのは海外における事象だけではなく日本でもアンケート結果から証明されている #MCDN

2010-11-30 01:51:01
satokom @satokom

日本・欧米で借りる人は少ない。アメリカだと借りたがる。日本の場合は鑑賞教育の遅れか。でも500円ではなくタダにすると借りる。ヨーロッパではブルジョワジーがアートを支える担い手となったときにガイドを聞いているという事は理解出来ていないことでそれは恥ずかしいとなったから? #MCDN

2010-11-30 01:53:20
satokom @satokom

アメリカの場合は文化を輸入してきたのでわからないことはどんどん吸収するということが当たり前だったから #MCDN

2010-11-30 01:53:48
『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 @tawarayasotatsu

ヨーロッパ人が「カッコをつけるため」に見栄で音声ガイドを借りないという話も、日本人と共通性が感じられておかしかったけど、なるほどと思いました。RT @satokom アメリカの場合は文化を輸入してきたのでわからないことはどんどん吸収するということが当たり前だったから #MCDN

2010-11-30 02:07:11
satokom @satokom

日本は美術館関係者の持っている知識をわかりやすく伝えて理解させることで感動するコアをつくらないといけない点がの鑑賞教育の遅れ。日本は理解させるための説明が少ない #MCDN

2010-11-30 01:55:46
Junko @junkoy

日本の音声ガイドと欧米の音声ガイドの違いは、「作品の見方」の違いに関ってくる。戦後、文部省の美術指導が「作品をただ受容させよ」という方針だったらしい。次の方針が「作者の人生を話す」。それゆえ作品そのものではなく”作者の悲惨な人生”にスポットがあたったりする。 #MCDN

2010-11-29 20:59:31
1 ・・ 4 次へ