鬼薬妄想のあかんやつ

はりゅ＠限りなくアウェー @harukanoketu

「最近積極的にスクワットしてるからですかね」っておいやめろ。しかしそんなこと言ってる内に陣痛間隔が20分くらいになってだ。産院に連絡してタクシー呼ぶよ。息子も起こすよ。アイタタって苦しむ母さん見て顔色変えるよ、母さん死んじゃ嫌です！！って泣きつくんだけど出さない方が死ぬ

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陣痛室の険悪さは流石に子供に見せられないよ！！ってことでお香さん呼び出すよ。そして息子さんの面倒見てもらうよ。その間父さんは母さんのお世話と八つ当たりの相手してなさい。あなた苦しむ訳じゃないんだから。「わかってます」

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んで流石に経産婦だから産道も子宮口も開きやすいよ、前回の半分の時間で直ぐに分娩台だよ。病棟の面会ホールのソファーで息子さんとお香さんはくっつきながらウトウトしてたけど、分娩室に移動したのを教えてもらって分娩室前に移動するよ。父さんは今回も立ち会いです。

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んで三十分後には赤子の泣き声聞こえるよ。息子さん、お香さんと顔見合わせてやったー！ってハイタッチだよ可愛い。見れないのかなーってウロウロしてると、おくるみに包まれた赤子抱っこして父さんが出てくるよ。母さん処置中に子供見せに行ってもいいよって言われたから。

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若干赤黒い赤子だけど今回はガッツではなく朝○龍でした。ムニムニしてる赤子見て感動の二人に「女の子ですよ」って父さん。女の子だってー！ってまたもハイタッチする息子さんとお香さん。

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娘さん誕生ですね。夜中の２時に産まれたんだぜきっと。流石産まれる時間まで歪みない。お薬母さん（継続）ぐったりだから、一度家に帰って一寝入りしてからまた来ることにするんですね。お疲れ様でした。

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お香さんを閻魔殿まで送った後、お父さんと息子さんは手を繋いで帰るよ。夜中なのに息子さんは興奮してるのかウキウキだよ。 「妹でしたねっ」 「そうですね」 「僕、お母さんのお手伝いいっぱいしますねっ」 「よろしくお願いします」 「頑張って妹の面倒も見ますっ」 「そうですね」

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「父さん、何て名前にしたんです？」 「聞きたいですか？」 「はいっ」 「……じゃあ、家に帰ったら教えてあげます。あなたの口から、お母さんに教えてあげたらいい」 「いいんですか！？」 「いいですよ」 わーいって喜ぶ息子さん無邪気。あの二人からどうしたらこんな子供に成長するのか。