活用変化タイプ表の使い方(名詞・形容詞編)
- S_J_sanakirja
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「#新フィン単」で〈〉の間に数字または数字+アルファベットの表記があります。数字とアルファベットはフィン日辞書の上巻に詳細が載っています。今回は数字の意味について簡単に説明します。
2014-11-12 07:24:20数字は活用のタイプを記しています。格変化語(名詞と形容詞)では55種類の活用のタイプがあります。 辞書のほぼすべての格変化語には番号が振ってあり、活用変化表にはその番号の例となる単語の活用形が載っています。
2014-11-12 07:24:55格には15種類あり、それらは主格、属格、対格、分格、内格、出格、入格、所格、離格、向格、様格、変格、欠格、共格、具格があります。
2014-11-12 07:25:21さらに単数と複数が存在しています。単数と複数を含むすべての格を載せていません。すべて表記すると28にも及んでしまいます(単数共格と単数具格は存在しません)。
2014-11-12 07:25:28載せている格は7種類で、それらは単数主格、単数属格、単数分格、単数入格、複数属格、複数分格、複数入格です。これらさえ押さえておくと載っていない格をカバーすることができます。
2014-11-12 14:16:36単数主格は基本となる格です。どこのフィンランド語の辞書にも見出しとして載っています。また単数様格の一部は単数主格を利用して作れます(例 valo⇒valona)。
2014-11-12 07:26:12単数属格から複数主格、複数対格、単数対格、単数内格、単数出格、単数所格、単数離格、単数向格、単数欠格と単数様格の一部(例osoite ⇒osoitteena)から作ることができます。
2014-11-12 07:26:23例 metalli は活用番号が5。活用形を基に単数属格を作ると「metallin」。単数内格を作るには語尾の「n」をとり、内格を表わす「-ssa/-ssä」をつければ完成です。「-ssa/-ssä」のどちらをつけるかは辞書に載っている母音調和の項目を参考にしてください。
2014-11-12 07:27:00複数属格は独立した格です。出所が2つあり、東フィンランド由来のものと西フィンランド由来のものがあります(例 表11)。
2014-11-12 07:27:29複数分格も独特の変化をします。複数分格から複数内格、複数出格、複数所格、複数離格、複数向格、複数欠格、複数様格、共格、具格を作ることができます。語尾の「ja/jä」または「ita/itä」を取り「i」をつければ語幹となり、それに格を表わす語尾をつければ出来上がります。
2014-11-12 07:27:39例 metalli は活用番号が5。活用形を基に複数属格を作ると「metalleja」。単数内格を作るには語尾の「ja」をとり、「i(複数を表わしています)」をつけ、さらに内格を表わす「-ssa/-ssä」をつければ完成です。
2014-11-12 07:27:55「-ssa/-ssä」のどちらをつけるかは辞書に載っている母音調和の項目を参考にしてください。 metalli⇒metalleja⇒metalle-⇒metallei-⇒metalleissa
2014-11-12 07:28:12簡単にまとめてみました。説明不足な所もあるかと思います。 1時間ほどで思ったことをまとめただけなので、手直しすべき所もあると思います。今度時間がありましたら見直したいと思います。
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