異能使い 第二式リプレイ「矢城町怪奇劇」第4話－火の意志－

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ミドルフェイズ 律、陽子、琢磨の3人は古川さんの家に。彼女の家は果物屋であった。 ショーウィンドーを覗き込む陽子。 陽子「ねーねーりっちゃん」 律「何？」 陽子「マスクメロンってかぶれるの？某ライダーみたいに…」 律「かぶれるけど、かぶれるよ～たぶん」 陽子「かぶれるんだー」

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琢磨「如月ってすごいな～疲れない？」 律「すごく楽しいよ(*´∀｀*)　」 琢磨「そっかー」 同じく覗き込む礼希と田中 礼希「こういうの使ってクリスマスケーキ作れば、えみりちゃん喜ぶんじゃね～？」 田中「お、( ￣0￣)ﾉ ｵｩ‼　でも、高いな～」 陽子「む！お前は!!」

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田中「あ！お前は!!」 陽子「(ΦωΦ)ﾌﾌﾌ…私の前でケーキ作りの話をするとは…愚かない！」 田中「なにを～(##ﾟДﾟ）　」 陽子「知らないだろ～？ケーキは米の粉で作るんだ！」 律「何を作る気??Σ(ﾟдﾟlll)」 田中「はぁ！嘘つくな！スポンジから作るんだ！」

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陽子「戦国時代ではそうなんだ!!（`･ω･´）ﾑｯｷー」 律「じゃースポンジは何から作るの～？」 田中「１００均に売ってる| ￣∀￣ |　」 律「お、( ￣0￣)ﾉ ｵｩ‼～」 礼希「何しにここに来たの？律？」 律「同級生にプリントを渡すついでに、様子を見に来たの」

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礼希「あの二人は放っておいて、中に入ろう～」 律「そうだね。高橋くん。ちょっと様子見てて」 ???「わかりました。捜査を進めます」 ???「先輩～早く、犯人を見つけるデ～スｗ」 律・礼希「……」 礼希「警察だよね？」 律「うん…たぶん」 礼希「でも、ピエロだよね？」 律「うん」

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律「まーいいか…お話、聞きましょうｗ」 礼希「うん、でも、どうやって警察になったんだろう？」 律「(¨* )あのぉ…古川のプリントを届けに来ました～」 古川パパ「おーーー!!美保に友達がいたとはΣ(ﾟдﾟlll)　」 律「(´▽｀*)ｱﾊﾊ　美保さん具合でも悪いんですか？」

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古川ママ「違うのよー３日前から、行方不明なのよ～(´；ω；｀)　」 礼希「そうなんだー」 古川パパ「内の美保はマンゴーの様につややかだから心配で…」 律「そ、そうですね(^^;　ところで、変わったことありました？」 古川ママ「特にはないのよね」 律「最後に見かけたのとかは？」

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古川ママ「えーと、そうね。神楽の練習に行ったきり帰って来ないの」 礼希「神楽の練習？」 律「うん。東西の町で公民館とか使って大勢が練習してるんだよ」 礼希「そっかー知らなかった」 古川パパ「うちの美保は苺みたいに愛らしいから、誰かに妬まれたとか…」 礼希「何で、フルーツに」

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律「わかりました。とりあえずこれはプリントです(^-^)/　私たちも探してみますね」 古川パパ「ありがとうございますm(_ _)mとにかくうちの美保はリンゴの様にあでやかなのでよろしくお願いします」 律・礼希「は、はい」 表に出ると陽子とタナかはまだ戦っていた。 田中「頭キタ！」

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田中「クリスマスのケーキコンテストでお前を倒す!! ヽ(｀－´#)ノ 」 陽子「望むところよ!!信長のシェフと美味しんぼを愛読してる私に勝てるかしら？(*￣∇￣*)ﾌｯ」 律「そっちもおさえてるんだ(；´∀｀)　」 田中「俺には2ちゃんねるがあるもんね～( ¯•ω•¯ )」

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礼希「もーどうでもいいよ(´-д-)-3田中～オイラ律と学校に行くけど、お前をどうする？」 田中「そろそろ、えみりちゃんがそろばん塾の時間だから行かないと！」 礼希・律「ストーカーか!!」 田中「だってーなんかあったら大変だろう？( ¯•ω•¯ )」 礼希「お前がその何かだ！」

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礼希「とにかく、つけるのはダメな！」 田中「わかったよ～(´；ω；｀)　」 律「さて、学校に行って残ってる生徒に聞き込みしましょう」 琢磨「んじゃー、オレ先に帰るは～ありがとな～( ＾ω＾)ノシ」 礼希「行こう！」 風花と暁彦はとりあえず叢雲家に向かった。

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暁彦「あれ？叢雲のおばさんだ。何してるんだろう？」 風花「こんにちは(^-^)/」 おばさん「大変なの！風花ちゃん!!」そう言うと倉庫に連れて行く。 おばさん「ここにあった家宝の『天の叢雲』がなくなってるの!!」 おじさん「ごほぉ、ごほぉ…あれが抜けるのは叢雲家の人間だけ…」

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草薙パパ「どうですか？具合のほうは？」風花の両親が訪ねてきた。 おじさん「これは草薙さん、お恥ずかしい限りです」 風花「お父さん、お母さん！」 おばさん「ここではなんですので、お茶でも」 おじさん「ここから先は、草薙、叢雲家の話、火神家には関係ないこと。お引取りを」

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暁彦「関係なくなーーーい(○｀ε´○)!!　風花は俺の嫁になるんだから━━━━!!　」 風花「え!?(｡･о･｡)　」 暁彦「は!!!………風にあたって来ます…(T ^ T)　」 叢雲家の応接室 草薙パパ「『天の叢雲』が盗まれた以上、ことは急を要します…」

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草薙パパ「予てよりの約定に従い、雲長くんを処罰します。よろしいですね？」 おじさん、おばさん「…もちろんです…」 おじさん「互いの家の不祥事は互いに始末し合う…先祖よりの決め事。お願いします」 草薙パパ「では、風花!!お前が始末をつけるのだ。わかっているな」 風花「……は、はい」

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草薙パパ「行くぞ、風花」 風花「はい…」そう言って叢雲家を後にした。 暁彦「お父さん、お母さん、お久しぶりです」顔を拭いて挨拶をする。 草薙パパ「火神さんところの御子息か…君達には関係ないことだ。それに、風花は誰にも嫁にはやらん！失礼!!」 暁彦「Σ(|||▽||| )　」

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草薙パパ「これを渡そう」というとひとふりの剣を風花に渡した。 草薙パパ「これで、雲長くん、いや、クラウドを殺すのだ」 風花「…」 草薙パパ「いいか？これは我が家の使命だ。私が異能使いなら私がやるが、兄は行方不明である以上、やるのはお前しかいない。肝に銘じよ」 風花「わかりました」

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うな垂れながら家に帰る風花。そして、ひとり取り残される暁彦。 マスターシーン クラウン「やはり神楽とはかくもスゴイもでしたね」 傀儡「どうやら、なんとか出来そうだな～ヒヒヒヒヒ」 クラウン「となると、是が非にでも手に入れたいところですね～」 傀儡「まー任せておけ」

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そう言うと、傀儡は出て行ってた。 それと同時刻に車椅子の少女の部屋を訪れるクラウド。扉を開けると部屋には誰もいない。窓が開けっ放しになっていた。 クラウド「火凛！しまった!!」そう言うと窓から飛び出していった。 アウルは嫌々ながら、山田の家を訪れていた。 アウル「で、現場は？」

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山田「ここなんですよー」と言うと庭先に大きいプレハブがあった。中に入るとフードとマスクを被ったものが居る。 ???「見つかりましたか？巫女ッテちゃんは!!」 アウル「いや、まだだ。今、現場検証にきたところだ」 山田「こちらの方が、伝説の造型師さんです」 造型師「です」

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脇に目をやると、この町の広報が無造作に置かれており、『奉納神楽』の記事が。 アウル「うむーそういうことか(´-ω-｀)；」 造型師「あのフィギアには私の全てが詰まってるんです！彼と二人三脚で作り上げていた力作！いや!!魂!!!!なんとしても取り戻したい」 ここで、判定。

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成功するアウル。すると中から扉に向かって、引きずった跡を見つけた。 アウル「どうやらその正面の扉より持ち出されたようだな～」 造型師「そうなんですか？しかし、明け方まで作業していたのですが…特に怪しいことは…」 アウル「しかし、この盗まれたフィギア…どっかで見たような？」

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山田「ホントによろしくお願いしますm(_ _)m」 アウル「わかった、わかった…」 マスターシーン ここは何でも屋事務所の裏庭。日本とヨーロッパの異能使いを束ねる者がお茶していた。 爺や「宇治茶とスイートポテトでございます」 アメリア「うーん(´∀｀*)ウマい」

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アメリア「うちの兵器がやっかいになっていてすまぬな」 ???「ふふｗどうということはありませんよ」 アメリア「いざとなれば、クラウンはこちらで必ず決着をつける。今度こそ始末する！」 ???「こちらでも出来る限りはやりましょう～」 アメリア「時に瑞星。まだ諦めてないのか？」