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その効果は、98歩をと金に変えてスイッチバックさせることにより、今度は97地点の打歩が解消できて詰み。奇抜!
2014-11-21 00:49:39![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ここから先は上田吉一さんの説です。看寿はこの91番を見て、これよりもっと奇抜なものを作ろうとした。99桂の捨駒よりもインパクトのある手…ということで生まれたのが図巧68番ではないか、というのです。 pic.twitter.com/6k0nBCesQo
2014-11-21 00:54:02![](https://pbs.twimg.com/media/B25XAYnCYAA3gev.png:medium)
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6手進んだ局面。ここで18飛と取ると27玉で打歩詰。そこで、19角!と捨てるのが、無双91番の99桂の上を行こうとした奇手。同歩成と取らせ、29歩、同とと準備してから18飛(遅延ウムノフ)とすれば、27玉のとき28歩が打てる。 pic.twitter.com/R4ll9Ut04K
2014-11-21 00:57:34![](https://pbs.twimg.com/media/B25X0C_CIAED_u0.png:medium)
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なお、この作品を研究した上田さんによれば、玉方26成銀は「これしかない絶対の配置」とのこと。狙いの19角に対して29玉とかわされたとき、26龍、27歩合、同飛以下の変化を用意しています。
2014-11-21 01:00:29![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
意味付けレベルで言うなら、図巧68番でも、19角、同歩成は29歩を同玉と取られたときに19飛と質駒を作っておく意味だ、と強弁できるかもしれません。その意味で言うと、無双91番の99桂はピュアなので凄いね。
2014-11-21 01:20:25![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
でも、メカニズムその3でわたしがいちばん好きなのは、図巧81番。 pic.twitter.com/NIs7Z94LHG
2014-11-21 01:02:46![](https://pbs.twimg.com/media/B25ZAUlCYAAqCPt.png:medium)
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6手進んだ局面。ここから普通に75飛成、54玉、45龍と馬を取ると、64玉で打歩詰。そこで56銀!同馬、75飛成、54玉、45龍(遅延ウムノフ)とすれば、64玉に65歩が打てて打歩打開。 pic.twitter.com/b585Ff9JD1
2014-11-21 01:05:39![](https://pbs.twimg.com/media/B25ZqlhCcAAwQ2c.png:medium)
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以下同馬、54飛!同馬、75龍まで。テーマを構成する馬が4分の3回転するという視覚的な美しさもあざやかで、看寿がとても江戸時代の人だとは思えない近代的センス。知られざる傑作ではないでしょうか(知ってました?)。
2014-11-21 01:08:31![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
作品としては面白いと思いますが、銀捨ての意味づけがダブってるからその手筋に当てはまらない気がする…自分は手筋の定義とかに興味はないのでアレですが
2014-11-21 01:10:03![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@furareba あ、そういう意味ね。まあだけど、手が綺麗だからいいんじゃないの。実は、分類してみるときに、意味付けが重なる部分があって、面倒だったんです。そのあたりの説明はうるさくならないように簡略化しています。
2014-11-21 01:15:58![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
そして81番はウムノフ手筋の形式に当てはまっているとは思うけれど、少なくとも見た目にはただの手筋物として映る。
2014-11-21 01:19:59![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@ikiron まあしかし、見た目にはただの手筋物として映る、というのがいいことかもしれないのよ。その点では、68番は無理っぽい(看寿さん、力出したのね)という感じなので、あんまり好きじゃない。
2014-11-21 01:25:32![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
いちおう無双と図巧ですべてのメカニズムを掘り尽くしているので、今後試してみる価値があるのは、ウムノフ手筋を一つの構成要素として、他の特殊手筋と組み合わせ、複合手筋にしてみること。図巧17番の、回収手筋との組み合わせというのがそのお手本。
2014-11-21 01:34:22