捕虜を厚遇して戦犯に、リアルQBな知米派海軍軍人実松譲大佐の悲劇
2014.10.16 印度洋一郎氏、「聞き書き日本人捕虜」読了後の随想を呟く - Togetterまとめ togetter.com/li/732933
2014-11-22 11:36:41最後の章が実松譲の捕虜尋問の話。陸軍がまとめて管理してた捕虜だが、海軍としては情報を入手したいと、自前の尋問施設を作った。そこで尋問というか情報収集の担当になったのが知米派で地方都市もふくめ滞米体験の長い実松譲大佐である
2014-11-22 11:38:32実松譲 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/実松譲
横須賀海軍警備隊植木分遣隊 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/横須賀海軍警備隊植木分遣隊
五大湖に浮かんでた貨物船を改造した練習空母がいるんだが、捕虜になった米海軍のパイロットが尋問ではき出した日本近海にいる空母一覧でその湖上空母を入れてたりしたので、おかしいよねいつ海に下ってこれたんだよwwwって指摘したら
2014-11-22 11:41:07ウルヴァリン (訓練空母) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/ウルヴァリン_(%E8%A8%93%E7%B7%B4%E7%A9%BA%E6%AF%8D)
セーブル (訓練空母) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/セーブル_(%E8%A8%93%E7%B7%B4%E7%A9%BA%E6%AF%8D)
その捕虜は「嘘が見抜かれたので洗いざらい白状します」とぺらぺらしゃべり出したそうだ。実松譲大佐は極めて紳士的に矛盾に突っ込んだりした。こうなると、捕虜の側も弱いし、新しい嘘をつくのも出来ないので、かなり正しい情報が出てくるのだそうだ
2014-11-22 11:42:50実松譲大佐は紳士的で思いやりのある人物で、例えば「米軍のラジオであんたのこと大統領が賞賛しとったで」とその賞賛の中身をタイプして賞状みたいにしてプレゼントする。あるいは、あんたの出身の街住んでたことあるわ、と思い出話したり。それで捕虜はもうころっといってしまうのである
2014-11-22 11:44:14捕虜の待遇も必死で豚肉を調達したりとなかなかにがんばっていたのである。これなんかはあっちこっちから贅沢すぎだと批判を受けたりした。しかしこれらの配慮が実松譲大佐にとっては裏目に出てしまうのである
2014-11-22 11:46:26戦後になって解放された捕虜は、捕虜になっている最中にぺらぺらしゃべりすぎと査問にされてしまい、あれは虐待されたから仕方なく吐いたのだ、といい出すわけである。あわれ実松譲大佐は情報を得るためとはいえ、捕虜を厚遇したせいで戦犯にとわれて一番長くとらわれの身になってしまったのだ
2014-11-22 11:50:01裁判では親交があった元捕虜が証言台に上るのだが、みんなだんまりだったそうな。まあそうなるよね。で、米軍の側だってまあたぶん分かってはいたんだろうけど、捕虜達の名誉を守るのを優先させたのかもしれない
2014-11-22 11:53:17なんでこんな知米派の軍人が戦犯になってしかも長期の拘束(途中からは巣鴨プリズンから山一証券に通勤するようになったそうだが)になったんだろうと思ってたんだが、知米派のリアルQBだったからこそ、ということだったんだ。得心がいった
2014-11-22 11:56:03ただそもそも、日本側が捕虜の待遇を条約に基づいてシステマチックに設定しておけば、実松譲大佐の個人プレーは必要なかったわけだし、やっぱりその辺があれだよね、ということになってしまう
2014-11-22 12:06:00