アートなのかアートじゃないのかよくわからないガンプラのはなし

で、結局この人達はアートなんですか、アートじゃないんですか。 自身の発言をひらひら翻す輩だ、というのはよく判りますが。
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ぽえん @nt1chk

ただ、模型の美術的解釈は絵画論的なアプローチは無理で、塗りから常にマッス問題系が立ち上がってくるので寧ろ初手は彫刻論の方に親和性がある。かつ、フィギュアにはスケール感を伴う塗り操作がある程度反故にされる分まだ絵画論的にも語り易いが、ことAFVなどのスケールモデルでは無効化される・

2014-11-25 14:50:22
ぽえん @nt1chk

@pinetree1981 僕はそのあたりの硬直をある程度棄却して更新する必要があると思う。でなければ、作品批評と美術史と修復とに跨る質料系の問題を克服できないから。デリダ『エコノミメーシス』を地で援用するようなパレルゴン論が必要だな、と・

2014-11-25 15:27:09
松下哲也 @pinetree1981

@nt1chk 「芸術は何かのメタファーである(必ず何か意味がある)」という20世紀の芸術観から離れて、筆跡を筆跡としてそのまま分析するような、しかし峯村さんとかがいうマチエール論みたいに情緒的なものじゃなくてより冷徹な、何かよく分からんけどそういう方法論が欲しいねえ。

2014-11-25 15:52:06
ぽえん @nt1chk

@pinetree1981  峯村さん、在籍末に言及してた「情調論」のイメージがきみにはあるのかもしらんが、同時期に言っていた「崩落論」なんてそれに近いと思うけどね。一時期はイデア-情調-崩落なんて三複対まで標榜していたんだけれど、崩落については棄却気味なので惜しいと思っている・

2014-11-25 15:55:01
ぽえん @nt1chk

@pinetree1981 峯村さんはどちらかといえば絵画に近い方だから、多分イデア-情調に対して崩落の食い合わせの悪さが原因なんだと思われるけど。あの辺りの金脈掘ってくるあたりやはり峯村さんは尊敬できるな、と思う・

2014-11-25 15:56:48
松下哲也 @pinetree1981

@nt1chk 「イデアと情調と崩落」だったっけ、あれはある種の受容美学的な鑑賞体験論だったと記憶しているけど、僕は美術史の人間なので、その峯村さん言うところの「年寄りの筆の震え」みたいなものを作品分析の方法にどうにかして組み込みたいんだよね。様式論じゃねえんだよなあ、みたいな。

2014-11-25 16:05:33
ぽえん @nt1chk

@pinetree1981 ガエタン・ピコン『素晴しき時の震え』にも言及されていた気がするが、記憶違いかもしれない。でもあの辺りを契機にこの本読んだ覚えはあるんだよなあ・・

2014-11-25 16:09:08
松下哲也 @pinetree1981

@nt1chk それ。作品というのは見られると震える、とかなんとか。

2014-11-25 16:11:43
ぽえん @nt1chk

@pinetree1981 『第20回 平行芸術展 “崩落の記譜法”』(2005年)かな。やはりね、完成された作品だといえそれが物質である以上は物理的崩壊を免れない、というのと、かたちあるものいつか壊れる(過失とか事故とか戦争とか、そういう人の営みで)はエコノミメーシスだなあ・

2014-11-25 16:12:33
ぽえん @nt1chk

@pinetree1981 ああ、やはり。この本はよいね。美術系の人からこの本を読んだという話は殆ど聞かないのだけれど、もっと読まれてよいね・

2014-11-25 16:13:33
松下哲也 @pinetree1981

@nt1chk 作品というのは人に見られてきた歴史あってこそのもんだからなあ。

2014-11-25 16:15:06
ぽえん @nt1chk

ガエタン・ピコン『素晴らしき時の震え』はもっと読まれてもよい本だと思う。老人の手の震え、振動する筆触そして画面、質料が鑑賞経験上で崩落し続ける、かのような持続・

2014-11-25 16:15:47
ぽえん @nt1chk

@pinetree1981 そうなんだよね。その点では通俗的な批評はあまりにも作品を物質的存在として観過ぎるきらいがある。とはいえ、批評者が作品を自らが破壊できないもの即ち触れることができないものとして隔絶してしまうという問題もある。作品は殴ることもできる、というのは重要ね・

2014-11-25 16:17:28
ぽえん @nt1chk

AFV模型におけるカラーモジュレーション技法と、ゲーム”World of Tanks”の3Dモデルとの比較・ google.co.jp/search?q=%E3%8… google.co.jp/search?q=graph…

2014-11-25 16:34:56
松下哲也 @pinetree1981

ホビージャパン買ってきた。普段スケールアヴィエーションとかモデルアートとかしか読まないから新鮮。

2014-11-25 17:39:40
ぽえん @nt1chk

「表現方法と自分の位置」(むむむ式について) mumumuno53.blog.fc2.com/blog-entry-7.h… 二次元ガンダム制作者自身による自己分析、参考になる・

2014-11-25 18:01:11
ぽえん @nt1chk

うーむ、この比較画像だけでも質感がエラいことになってるのがよくわかる・ blog-imgs-45.fc2.com/m/u/m/mumumuno…

2014-11-25 18:02:38
ぽえん @nt1chk

@pinetree1981 昼休みに勢い勇んで書店に行って、『ホビージャパン』と間違えて『電撃ホビー』を買ってしまった、紛らわしいよ!

2014-11-25 18:47:06
松下哲也 @pinetree1981

むむむノ53氏の《むむむ式ガンダム》は『ホビージャパン』誌で見た方がいい! 専門のカメラマンが撮影してデザイナーが誌面にプレゼンテーションしたこの作品の絵を見ると、もう本当に僕が美大に入って最初に受けた建畠晢先生の講義がいかにコンテンポラリーでなかったかを痛烈に思い知る。

2014-11-25 19:07:53
松下哲也 @pinetree1981

「今の"芸術"ことを考えたければ古典に学べ!」という建畠先生の言を俺は愚直に守っているんだけど、現代においてそのような造形表現や論考を行う人は「芸術」を避ける。

2014-11-25 19:26:42
松下哲也 @pinetree1981

次に書く論文は白樺派論(民芸論)のつもりだったけど、むむむノ53論にこそ本気で取り組むべきなんじゃないかと脳内俺Bがささやいている。本当にあのガンダムには心の底から敬服した。

2014-11-25 20:25:25
ぽえん @nt1chk

多分20年ぶりくらいに『ホビージャパン』を買った・(普段は買ったとしてもMGかAM)

2014-11-25 21:01:34
ぽえん @nt1chk

紙面で確認したが、これは確かに「プラモのコンテストでイラストが受賞してるの何で?」となるインパクトあるな・

2014-11-25 21:02:54
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