@c_yu_n 玉兎】「…すまないね、あまり頭が上手く回ってないんだ。…彼は、チョークの事…。いないっていうのは、……飛行機の中に転移させられて、海の向こう、ってこと。…色々あって、一週間以内には戻ってこれる、みたいだけど…」
2014-11-06 13:58:57@Togiya_0822 狭間】「……、」眉間にいっそうの皺を寄せる。声もまた低くなる。「…無事なの? あの子ひとりなわけ?チョークと一緒?…ネックレスは、持ってってんの?」続けざま問う。飛行機で、海のむこう。無事かどうかは大前提だが、昨日の今日で、もっとも気がかりなのはそれだ。
2014-11-06 14:03:15@c_yu_n 玉兎】「チョークは、逮捕されたよ」視線を足元に落とし、椅子の下にできている影をぼんやりと見つめる。「…ネックレスは、チョークが怪しんだせいで外されてる。……、」
2014-11-06 14:05:50@Togiya_0822 狭間】「………。あんたどこにいんの? 桐生さんはどうしてんの? …チョークは、桐生さん絡みで来たわけじゃ、ねえの?」
2014-11-06 14:08:14狭間】状況が全く把握できない。受け取った言葉から、何となく推測して組み立ててゆく。海のむこう…つまるところ、生きてはいるわけだろうか。ネックレスが外されているというのは不安だが、正直それについては、それがないことで発狂が間近な状態にまで切羽詰まっているとは現時点、思ってはいない。
2014-11-06 14:10:45@c_yu_n 玉兎】「僕は…今は東都病院にいる。桐生君は気を失って病室。まだ意識は戻ってない。…チョークと桐生君の関係性はよく知らないから、チョークが桐生君絡みで来たかどうかはわからない」
2014-11-06 14:10:54@Togiya_0822 狭間】「気を失って? …戦闘したわけ?…っ、」ち、と舌打ちをする。まどろっこしくてかなわない。「…いつから、何がどうしてどうなったんだよ。あんたはどれくらい、ことの顛末を知ってんの?」
2014-11-06 14:13:18狭間】ベッドに腰掛けたまま、左の膝に強く肘をつく。バスルームの湯音を確かめる。思いもかけない、やっかいな状態になってきた。あの相手にはまだ聞かせられない、上がってくる気配がないか確かめるように、ちらりと視線を走らせる。
2014-11-06 14:15:50狭間】電話の向こうの相手の心理状態を気にかけるつもりなど、はなからない。それで相手がこちらにどんな感情を抱こうが、まったく構わない。ただ、得られる情報は得ておきたい、それだけのつもりで携帯端末をかるく握りなおす。
2014-11-06 14:18:26@c_yu_n 玉兎】「………、……どのくらいって言われても…」全部にほどなく近いが、決して全部ではない。「……7割くらい見て、知ってる」
2014-11-06 14:19:23@Togiya_0822 狭間】「…結果的に、彼女はいまどこにいんの。無事なわけ?」目元を顰めながら問いを投げる。それから、「…あんたの知ってる顛末を、時系列ごとに順番に並べてって。箇条書きみたいな言い方でいい、」そう訊ねる。突っぱねられるなら、それはそれで構いはしないが。
2014-11-06 14:22:57狭間】どうしているか分からない、というのは、どこにいるのかすらも、無事でいるかどうかも分からない、ということだろうか。情報量が少なすぎて、判断の下しようがない。
2014-11-06 14:24:30@c_yu_n 玉兎】「風香は、メキシコ…の…、…メキシコの方に飛ばされた。チョークは無事だと言ってたけど本当に無事かわからない」コツ、コツ。廊下の奥から看護師の足音が微かに聞こえてきた。そっと席を立ち、裏口を通って表に向かう。→
2014-11-06 14:28:15@c_yu_n 玉兎】→向かいながら、チョークが来たこと、風香と共に機内へ転移させられ桐生と分断されたこと、そして桐生の下へ送られたこと。そのあとの桐生との出来事。今に至るまでを伝えよう。伝え終わる頃には病院の外へと出ていた。
2014-11-06 14:30:17玉兎】黙っていたって仕方ないことだと思った、それゆえ、話すのだ。桐生の下へ来られ万が一尋ねられた時、多忙になるだろう彼に話すような時間は惜しいだろう。そんな、勝手な気遣い。
2014-11-06 14:32:47狭間】(…ひとりでメキシコ?)目元がますます顰まる。声をあげかけるものの抑えて、けれど、とんでもねえな、と思う。治安が悪いというその場所に、あの、自己に関する危機感がどうも薄そうな彼女が、ひとりで。「…、」今この場合だけは、彼女が他者に見えづらい状態になっているのは救いだろうか。
2014-11-06 14:32:52@Togiya_0822 狭間】「……、」手短に纏められたことを頭に入れる。おおよその顛末は理解した。こちらの部屋で、如月ハイジが上がってくる気配がないかに気を配りつつ、ざっと頭の中を整理する。「…彼女は、大使館だか警察だかで、保護されてるわけ?」それもまだ分からないのだろうか。
2014-11-06 14:35:21狭間】問題の飛行機は、こちらの時間で今朝の五時には空港に着陸しているのだろう。それから15時間。まだ情報は、この相手には渡っていないのか。
2014-11-06 14:38:03@Togiya_0822 狭間】「……じゃあおまえなんで東都なんかにいるわけ、」低い口調が、一気に今度は冷え込む。純粋な疑問でもあるが、それ以前の問題だ。「…せめて変装でも、してるんだろうな?」低く静かだが、詰問に近い口調になる。
2014-11-06 14:53:08@Togiya_0822 狭間】「チョーク本人は逮捕されたって? チョークには協力者がいる、それは明らかなわけだろ。チョークは、桐生トウヤがあんたを殺すことを条件に、彼女を返すと言ったんだろう? …彼女が大使館に送られたことも確認できてねえ状態で、…あんた何やってんの、」
2014-11-06 14:57:41@c_yu_n 玉兎】「…警察の傍にいたほうが、何かと都合いいから。それと、あまり動きたくない、し。……桐生君が心配だから」そっと目を伏せる。「変装…」ああ、と洩らす。
2014-11-06 14:58:04@c_yu_n 玉兎】「……、」言い返すも同意するもなく。ぼんやりと相手の言葉を聞く。それもそうだ、と言いたいが言う気にもなれず。
2014-11-06 14:59:45