３／３０　狭間と世界エンカログ

白城@五月病 @goga_tis

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狭間 駿 @c_yu_n

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白城@五月病 @goga_tis

世界】圏外のかかる病院から少し離れたあたりまで足を運ぶ。黒塗りのスマートフォンを取り出し、手馴れた手つきでメールを打ってどこかに送信する。それは目的のものでもあり、一個の可能性を示唆するものだったが、実際のところメールの届き主が何を行動するのかは判断がつかない。

狭間 駿 @c_yu_n

【　３月３０日　午後八時半頃　】

狭間 駿 @c_yu_n

狭間】風呂から上がってきた連れに、少し電話するところがあるからと断って別室に籠る。携帯電話に、数日前に登録したばかりの番号を呼び出して、「………、」頭のなかで文言を纏めつつ、発信する。@goga_tis

白城@五月病 @goga_tis

@c_yu_n 世界】不意にバイヴ音が鳴りもう一度画面を見れば、記憶に新しい名前が画面に映っていた。何かわかったことでもあるのだろうか、と一抹の期待と共に受話器を押そう。 ｢もしもし？｣

狭間 駿 @c_yu_n

@goga_tis 狭間】「もしもし、こんばんわ…先日会ったものですが、分かります？」 名乗りと名前の問いかけは、できるだけせずに済ませたいのが常態。短い男の声に、かけ間違いがないかをまず確認しようとする。

白城@五月病 @goga_tis

@c_yu_n 世界】｢狭間くん、やろ？覚えてるで。こんばんわー｣ へらりと先日と変わらない軽い口調で返し、 ｢で、今回は何か戦況でも変わった？｣ 少しだけ声に緊張を含ませて問かけよう。

狭間 駿 @c_yu_n

@goga_tis 狭間】「ええ、ちょっとヒヅメさんの近辺に、気を配っていてほしい状況が発生した、…かもしんなくて、」 電話のこちらで軽く頷く。 「いまお時間大丈夫ですか？」 訊き、同時に脳内でざっと、さっき伽椰玉兎から得た情報をまとめなおす。

白城@五月病 @goga_tis

@c_yu_n 世界】｢ヒヅメちゃんの？｣ 繰り返すように聞き返し、丁度今朝目覚めたばかりの彼女の顔を思い出す。この青年には彼女が目覚めたことを伝えるべきだろうかと逡巡しながら、時計を確認する。まだ日が変わるまで十分時間がある。 ｢大丈夫やで。｣

狭間 駿 @c_yu_n

@goga_tis 狭間】「どうも。…チョークが動いたのが確認されました。ヒヅメさんの件とは別件での動きでしたが、結果として今後彼女が巻き込まれる可能性があると予測されます。…つっても、現時点でチョーク当人は、逮捕されて身柄を拘束されてるみたいですが、」 ひとつ息をつき、続ける。

狭間 駿 @c_yu_n

@goga_tis 狭間】「彼は以前も脱獄を果たしてますし、それから、おそらく多岐にわたるだろう、犯罪に関する協力者がいることも予想されます。ちょっと何が起こるか分かんないんで、しばらくは、用心はしておくに越したことない状況かな、と…」 そこまで言い、相手の出方を待つように黙る。

狭間 駿 @c_yu_n

狭間】（あ、） 『チョーク』という名前は伝えていたっけな、と、ふと頭によぎって考える。前回伝えていなければ、補足しておかなければならないだろう。彼女に因縁のある殺人鬼の名前だ。

白城@五月病 @goga_tis

@c_yu_n 世界】｢脱獄、ね。前回やらかしとるんやったら今回警察も本腰入れるやろうけど、内部に協力者か…そらまた面倒やなぁ｣ ふむと顎に手をかけいつものメモ帳を取り出し走り書きを行う。 ｢ほんで、今回はチョークの事以外にも豊作あるんかな？｣ 相手の話を促すように問いかけよう。

狭間 駿 @c_yu_n

@goga_tis 狭間】「とりあえず今回は、目玉はこれですね、」 軽く首を振る。名前は、おそらく推測で埋めてくれたのだろう。補足することもなさそうだ。 「内部、かはわかりません。今回は少なくとも、メキシコの犯罪カルテルとの関わりの確認がとれて、そっちは捕まってません、」 言い、

白城@五月病 @goga_tis

世界】前に聞いた市松模様の殺人鬼のことには下調べがついてあり、すぐにそのチョークという人物と結びつけた。そのことを彼には伝えていないが、そろそろフェアではなくなってきたなと困ったように頬をかく。まぁ、元々フェアだという立場ではなかったが

狭間 駿 @c_yu_n

狭間】（……、） 少し考える。気をつけろと言い、伝えるほかに自分が提案できそうなことは今回少ない。保守派組織『帷』に彼女の身柄の保護を頼むにしろ、むしろ『帷』の方が彼女の状態を把握していそうではある…と、そこまで考えたところで、

狭間 駿 @c_yu_n

@goga_tis 狭間】「あ、」 は、と気づいて言葉を繋ぐ。 「彼女の身柄を保護してくれるアテがあるんですが、そこに、こっちからハナシ通しても、そちらは大丈夫ですか？　彼女が一時身を寄せていた場所でもあるので、報告的に状況は伝えたいって気持ちも、俺としてはあるんですけど…」

白城@五月病 @goga_tis

@c_yu_n 世界】｢アテ？｣ 調べにはない。ということは実際、隠れるに適したような場所なのだろう。 ｢…そこの組織の名前聞いてもいい？｣ 隠れ家になるような場所なら、おいそれといえないかもしれないが、それならば情報屋としての彼に問うのも悪くない。

狭間 駿 @c_yu_n

@goga_tis 狭間】世界と『帷』が連携体勢をとるならば、その間を仲介することも出来るだろう。現状の世界の立ち位置を、まだきちんと把握しきれていない。

狭間 駿 @c_yu_n

@goga_tis 狭間】「保守派の組織です。俺から見て、信用は置けます…と、今現段階では、そうとしか俺は言えないかな…。それから、彼女の身内がまだ、そこに世話になっているはずです、」 そこというか、いま自分が身を寄せている場所が帷の所有するマンションである。 「彼女の身柄が→

狭間 駿 @c_yu_n

@goga_tis →まだ動かせなさそうな容態でも、ハナシを通せば警戒くらいはしてくれるかもしれない…あまり彼らにムリをさせたくない気持ちもありますが…」 その組織に護衛戦力があることと、それをしてもチョークの襲撃に対してはこちらは警戒を抱いていることは、口調から伝わるだろうか。

狭間 駿 @c_yu_n

@goga_tis 狭間】「……彼女の容態って、今どんな状況でしょうか。やっぱり、病院からは動かせなさそうな…？」 少し不安げな口調で、それを訊いてみる。自分は彼女に会いにいっていない。八尺ヒヅメの現状も直には知らない。

白城@五月病 @goga_tis

@c_yu_n 世界】相手のチョークという人物への警戒度に思わず笑が溢れる。その保守派に隠れ家になるような場所と力はあるようだが、それでも警戒するほどなのかと思いあったことのない殺人鬼の像が思わぬ方向へと影を蠢かせる。 ｢成程、｣ 笑を悟らせないように頷き、

狭間 駿 @c_yu_n

狭間】彼女を取り巻く状況が、どのように展開しているかも把握しきっていない。連携をとれる部分、報せあっておける部分があるならば、全体像もできるだけ把握して、彼らがスムーズに動ける形をとらねばと考える。