竹熊健太郎さん、ネットコンテンツのマネタイズ方法と問題点について語る

連続ツイートをまとめました。
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竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

先に挙げた「鈴木亘×ひろゆき 年金対談」もそうだが、今やまともなジャーナリズムはネットにしか存在しないと痛感する。ネットは当てにならないと良く言われるし、匿名記事や集合知に任せただけの記事は確かにそう言えるが、一方で先の対談のような、実名で運営元の明快な番組や記事もある。

2014-11-28 02:11:52
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

書かれた記事の内容を保証するものは「責任の所在を明らかにしているかどうか」。もちろん実名だからと言って、それが百%正しい事にはならない。しかし責任者がいれば訂正できる。反対に匿名記事でも真実が書かれることもあるだろうが、話半分に読まれることは覚悟しなければならない。

2014-11-28 02:18:54
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

80年代の前半にあるオカルト本を読んでいたら「いずれコンピューター同士が回線で繋がって、地球は巨大な脳髄となる。人類はこの脳髄に自在に接続して、自宅に居ながらにして世界中の情報を得るようになり、新人類が誕生する」みたいなことが書いてあり、今思い返すと「当たってる」と思うが、

2014-11-28 02:37:54
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

現実にはこの巨大な電子的脳神経組織の中には無数のエロ動画とデマ炎上、どうでもいいような情報がマグマのように渦巻いていて、なんじゃこれはと思うが、現実の人間の脳内も大体こんなものかと納得。件のオカルト本には、「人類は身体の延長で道具を発明した。最後の発明が脳神経の延長」とあった。

2014-11-28 02:43:16
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

コンピュータ・ネットワークのことを考えると、諸星大二郎の「生物都市」やエヴァの人類補完計画をどうしても思い出してしまう。理路整然とは絶対にならなくて、無数の集合意識が渾然と混じり合い、結果として集合無意識めいてくる。もちろん個々の端末は自立した個人なのだが、全体が混沌のスープに。

2014-11-28 02:51:05
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

自分もこれから60、70になって、遠からず死ぬのだろうが、自分の墓地はできれば「ネットの中」に置きたいと思う。実際にネット霊園ってありますよねnetreien.com 墓地というのは結局「忘れ去られない」ためにあるのだから、こいうのも有りではないかな。

2014-11-28 02:58:44
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

スティーブ・ジョブズのネット墓地とか、あってもいいですよね。ジョブズの命日になったら世界中から墓参が来るの。夢があるよね。

2014-11-28 03:07:06
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

上杉隆さんのNOBORDEAとか、ビデオニュース・ドットコムみたいに、直接課金のニュースサイトがまだありますね。あれ、どのくらいの会員がいて、どのくらいの収入になっているのかな。この二つは更新頻度が高くて、膨大なコンテンツがある。

2014-11-28 04:00:05
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

最初、二つとも入会してましたが、量が多すぎて見切れないので、退会してしまいました。実は津田さんのメルマガもそうです。読み切れない。皆さん良質なオピニオンをやっているし、できれば応援したいんですが、結局YouTubeに上がっている無料動画をザッピングするだけで結構満足できてしまう

2014-11-28 04:03:26
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

コンテンツの豊富さで購読者を惹き付けるのは絶対必要だと思います。しかしさっき挙げたサイトは、それはそれで仇になっている。結局ネットはニコニコ動画のような「コンテンツ無料」で別の手段で収入を得るところが生き残るのではないでしょうか。ビデオニュースドットコムとか、応援したいのですが。

2014-11-28 04:07:28
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

なんでこんなこと書いているのかというと、ここ数ヶ月はテレビをまったく見なくなって、そうしたニュースサイトの動画、それもYouTubeに公開された無料動画ばかり見ていて、かなり満足しているからです。本当は無料動画を撒き餌に有料会員を増やしたいのでしょうが。

2014-11-28 04:11:55
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

ネットメディアのマネタイズは本当に頭が痛いです。本当は全部無料公開が読者には一番いいんですが、それではサイト運営者の資金が調達できない。特にジャーナリズムの場合、広告を入れる事にも慎重になるでしょうし。難しい問題です

2014-11-28 04:15:28
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

電脳マヴォは漫画サイトですが、コンテンツを蓄積させているので、既に1日2日では読み切れない量のコンテンツがあります。私はこれを、できるなら無料で見せ続けたいわけです。単行本マネタイズを今のところとっていないのは、なるべくコンテンツに閲覧制限をかけたくないからです

2014-11-28 04:25:29
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

となると、考えうるマネタイズは限られてきます。第一に広告、第二にプレミアム有料会員システム、あとは有料メルマガを発行するとか、グッズを販売するとか。それから興味があるのはクラウドファンディンングですね。ただ個人サイトでファンディングやるのは難しそうです。

2014-11-28 04:31:04
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

いずれにせよ、ネットで直接課金せずコンテンツを無料で見せ続けるためには、①広告 ②プレミアム会員 ③紙書籍・メルマガ販売 ④クラウドファンディング ⑤ライブイベント+グッズ販売 結構ありますね。でもたぶん決定打はないので、それぞれを併用することになると思います。

2014-11-28 04:52:53
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

いずれにせよ、全てのベースになるのはコンテンツを充実させて、アクセスを増やすことからですね。これが大前提

2014-11-28 04:53:59
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

あ、②プレミアム会員 は、②プレミアム回線課金 ということです。コンテンツへの直接課金ではありません。

2014-11-28 04:56:45
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

ネットマネタイズの話ですが、結局日本国内だけでは難しいと思います。コンテンツを数カ国語に翻訳して全世界に流す。そのくらいの規模になれば、クラウドファンディングでもかなりの資金が集まる筈。ただし①翻訳をどうするか。②決済をどうするか。③各国の法律・タブーをどう回避するか

2014-11-28 11:47:59
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

たぶん近い将来、この三つは絶対問題の中心になってきますね。①と②は、適切なシステムが出現するのを待つしかないと思います。既に各国の翻訳アルバイトを束ねた安価なサービスが出ていたり、決済もビットコインのようなシステムが出ています。③については編集判断にかかってきますね

2014-11-28 11:58:49
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

たとえばネット広告のGoogleアドセンスは全世界に広告網がありますよね。本当に少人数でサイト運営ができるなら、日本語サイト、英語サイト、中国語サイトで各国用の広告を表示させても、トータルではそれなりの収益になるのではないか。翻訳経費を回収して、利益がどこまで出るかですが。

2014-11-28 12:05:54
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

ただGoogleアドセンスはポリシー違反に厳しいので、同じコンテンツでもA国は駄目、B国はOKなんてことになるかも。全世界にアニメを配信しているクランチロールは、国別のドメインで配給するしないを仕分けているようです。中東だとエロシーンや飲酒シーンは配信しない、みたいな。

2014-11-28 12:10:39