日本語ノ試験ハヨクナイデシタ

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It happens sometimes @ElementaryGard

You'd better say 'よくありませんでした', because 'nai'(not) ends with 'i', not 'na'. @YaayItszRhea

2014-12-02 13:22:52
It happens sometimes @ElementaryGard

Just for your information, 'nai' is adj, not verb, while 'aru'(antonym of 'nai') is verb. That means 'nai' is an 'i' adj. @YaayItszRhea

2014-12-02 13:34:22
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日本語自動品詞分解ツール (Ajax版)(日本語形態素解析ツール) konisimple.net/tool/hinshi/

2014-12-02 17:56:56
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ガイコクジンのニホンゴでよくあるのが「試験(のでき)はよくないでした」系のいいまつがい。「試験はよくありませんでした」でしょうが!とツッコむのは日本語ネイティヴなら誰でもできる。しかしながら「ナゼコレダトイケナイノ?」と聞き返されてきちんと答えられるかな。

2014-12-02 18:06:27
It happens sometimes @ElementaryGard

まず日本語では形容詞が二種類ある。例えば「大きい」なら「い」で終わるからイ形容詞。「きれいな」は「な」で終わるからナ形容詞。

2014-12-02 18:08:48
It happens sometimes @ElementaryGard

「よくない」の「ない」はイ形容詞です(ちなみに「ない」の反対語「ある」は動詞!)。イ形容詞を過去形にするとき(外国人用日本語文法では日本語に過去形があると教える。義務教育の国語文法とはここが違う)「~かった」を付ける。「ない」の場合は「なかった」になる。

2014-12-02 18:14:32

すみません「よくない」の「ない」は形容詞ではなく助動詞でした。形容詞型助動詞と呼ぶそうです。

It happens sometimes @ElementaryGard

これで「試験はよくないでした」は「試験はよくなかったです」が正しいと指導できる。

2014-12-02 18:15:17
It happens sometimes @ElementaryGard

「試験はよくなかったです」は「試験はよくありませんでした」にするともっといい。どう教える?

2014-12-02 18:16:27
It happens sometimes @ElementaryGard

ないです→ありません に置き換えできる。

2014-12-02 18:24:55
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ないです (過去形にすると) なかったです ありません (過去形にすると) ありませんでした

2014-12-02 18:26:08
It happens sometimes @ElementaryGard

んー難しいね。なんかこう、歩いたり座ったりするときにいちいち「まず下腿三頭筋を動かして、次に大腿二頭筋と前脛骨筋を連動させて、それからえーと」なんて考えないのと同じで、私たちはいちいち助動詞がどうとか活用がこうとか意識はしない。

2014-12-02 18:28:58
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こうやって考えていくと、母語を教えるのはリハビリの療法士と似てるんですね。

2014-12-02 18:31:00
It happens sometimes @ElementaryGard

ファインマンの自叙伝に日本滞在の思い出話があった。日本語のあまりの難しさに根を上げてしまうノーベル物理学賞受賞者。今はその気持ちよくわかる。難しいよね日本語。それなのに完璧に使いこなしてしまうんだから私たちは幼児教育の成功者なのですきっと。

2014-12-02 18:35:01
It happens sometimes @ElementaryGard

例えば「楽しいです」はかつて国語教育において×でした。「楽しゅうございます」が正解だった時代が日本にはあります。それが敗戦後に緩められたのです。

2014-12-02 20:29:45
It happens sometimes @ElementaryGard

イ形容詞+です は戦後になって○とされた用法。日本語学習中の方が「楽しいでした」と口にすると私たちが違和を覚えるのは、きっとこのイ形容詞+ですの用法じたいが比較的歴史が浅く、どこか人工的に響くのと関係があるのでしょう。

2014-12-02 20:32:09
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皇室の方が「楽しいです」と口にするかどうか。もしすると、年配の方々から「『楽しゅうございます』だろそういうときは!」と宮内庁に文句が来る…んだと思います。つまりその程度には「楽しいです」は今なおどこかぎこちない響きが残っている(耳にする側が違和を覚える)のです。

2014-12-02 20:34:42
It happens sometimes @ElementaryGard

それをさらにひねって「楽しいでした」だと、△が×になってしまう…そんなところでしょうかこの用法がいただけない理由は。

2014-12-02 20:35:29
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そうか今になって気が付いた!「でした」が使えるのはナ形容詞(雄弁でした、可憐でした、けなげでした)のときという規則があって、そこに「楽しいでした」だとおかしいんだ。「楽しい」はナではなくイ形容詞だから。

2014-12-02 20:42:34
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ナ形容詞は名詞的。例えば「可憐な」なら「可憐」という名詞…いやむしろ漢語的か。「きれいな」でも「綺麗」は漢語っぽいし、「勇敢な」の「勇敢」がやはり漢語的。

2014-12-02 20:45:27
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『まんがサイエンス』が素晴らしいのは、随所に「気づき」をしかけてくるから。子どもたちが怪人から与えられたヒントをもとに「ああ、あれと同じなのか!」と気づきを経験していく。日本語論もそういうところがある。

2014-12-02 20:47:31
It happens sometimes @ElementaryGard

本で読んだことがある情報であっても「気づき」はある。いやむしろそういう場合の気づきのほうが多いぐらいか。こういう体験がひとを賢くしてくれる、と信じる。

2014-12-02 20:49:27
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ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%A2… >形容動詞を単一の品詞として認めない立場によれば、丁寧体においても、“名詞+断定の助動詞「です」”の組み合わせという説明となる。

2014-12-02 23:09:37
It happens sometimes @ElementaryGard

>四大文法の残る一つである時枝文法の時枝誠記は形容動詞を否定し、「静かな」「丈夫に」は体言に助動詞が付いたものとした。

2014-12-02 23:11:03
It happens sometimes @ElementaryGard

>広辞苑』は形容動詞を認めない

2014-12-02 23:11:19