大学時代の授業のノートが出てきたからまとめてみたPART2【選挙理論について】
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大学時代の授業のノートが出てきたからまとめてみた【選挙について】 - Togetterまとめ togetter.com/li/745784 @togetter_jpさんから
2014-12-03 01:22:12ディベルジェの法則 ①比例代表制は多党制を生み出す傾向 ②二回投票制は多くの政党を互いに連合させる傾向 ③小選挙区制は二大政党制を生み出す傾向
2014-12-03 00:23:48ディベルジェの法則に対する批判 S.ロッカン曰く 政党制のあり方は社会構造に対応しており、選挙制度ではない。 選挙制度は社会構造に見合う形で採用される。
2014-12-03 00:25:56投票行動でも理論が存在する。 1940年代以降に心理学・統計学の発達によって発展した。 コロンビア学派、ミシガン派が存在する。
2014-12-03 00:30:48コロンビア学派 ラザース フェルトらが中心 1940年と1948年のの大統領選挙を調査 調査方法はパネル調査(同一被験者に対し同一の質問を一定の期間をおいて繰り返し実施することで態度変化の観察をする)
2014-12-03 00:37:51コロンビア学派の知見 「政治的先有傾向」(人々が過去の経験の蓄積の中から作り上げてきた政治的知識・関心・意思・態度の総称)の存在があるということ。また、それによって投票行動が決定するということ。 形成要因としては①社会・経済的地位②宗教③居住地域
2014-12-03 00:41:53以上のことから、投票行動は社会的属性により決定される。ということを導き出した。 これは投票行動はマスメディアの影響を受けると考えられていた従来の考えを一新するものだった。(実際は影響は少なかった)
2014-12-03 00:44:02ちなみに、マスメディアの影響の例として ①無党派→A党orB党(後日決定型) ②A→B→A(よろめき型) ③A→B(変更型) ④A(B)→A(B)(固定型) という四つがあるとされていた。
2014-12-03 00:47:01一方、ミシガン派 これは、1948年の大統領選挙から調査を始めた。 調査方法はサンプル調査(有権者から無作為に標本を抽出する方法) ミシガン派の論点としてはコロンビア学派への批判を特徴としていた。
2014-12-03 00:52:32コロンビア学派モデルはアメリカにおける政党支持層は固定されているとした。(共和党が白人、富裕層、プロテスタント。民主党が有色人種、貧困層、カトリック。に支持されてるという印象があった) しかし、現実には全く異なる投票行動が見られるとしたのがミシガン派の論点
2014-12-03 00:56:20代表的な例として挙げられるのは黒人の高齢者層である。 彼らは、共和党支持が多かったのだ。 理由としては、奴隷解放を行ったリンカーンを輩出したことによる支持だとされている。 ミシガン派の調査によって、投票行動における心理的要因の重要性が証明されるようになった。
2014-12-03 01:01:13勿論、ミシガン派への批判も存在する。 ミシガン派モデルはアメリカ社会が安定していた時代(40〜50年代)の話で、60年代以降はベトナム戦争や公民権運動、ウォーターゲート事件など波乱の時代であったため、安定的な政党帰属意識が見れなくなっている。
2014-12-03 01:09:47またミシガン派モデルの有効性には疑問も存在し、代わりに 合理的に自ら有利な政策を選択する「合理的選択モデル」 政党・候補者の主張や政党が自己の価値観や心情に合致するかを判断して投票する「認知モデル」 候補者や政党のこれまでの業績を評価して投票する「業績投票モデル」 などが存在する
2014-12-03 01:15:10