ご案内:京大で12/6(土)「宇宙物理」講演会

簡単な解説を書いてまとめました。
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MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

ご案内。京大で宇宙物理の講演会:12月6日(土) 14:30~17:00、場所:京都大学理学研究科6号館401号室。話題:1.「惑星科学最前線~生命を宿す天体を探せ!」2.「明月記の客星出現記録を海外に紹介した射場保昭氏について」詳細:kwasan.kyoto-u.ac.jp/hosizora/kouen…

2014-12-05 03:36:42

講演1について「惑星科学最前線~生命を宿す天体を探せ!」

MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

12月6日(土)京大での宇宙物理講演会。「惑星科学最前線~生命を宿す天体を探せ!」は建設中の3.8m赤外線望遠鏡で系外惑星探査を行うあたりの話題だと思う。生命の可能性は酸素と水を探せばよく、これらの分子は、赤外線でよく見えるからである。kwasan.kyoto-u.ac.jp/hosizora/kouen…

2014-12-05 03:56:46
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

3.8m赤外線望遠鏡は現在、京大・名大・国立天文台らが建設中。世界最大級の赤外線すばる望遠鏡が単一鏡なのに対して分割鏡が特徴。これが巨大な望遠鏡TMT等の技術的基礎。地上の巨大望遠鏡の困難は鏡の一様性を確保する変形補償技術や補償光学等。分割鏡ではこれを実現。加えて小型軽量も特徴。

2014-12-05 04:26:58
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

3.8m赤外線望遠鏡が小型軽量を特徴とする理由は、それで初めて見えるものがあるから。超新星爆発のような突発的天体現象が起こった時でも、迅速にそちらを向けられる。3.8m望遠鏡はアジア最大なのも大きな特徴で、全天空を光学的に(赤外線で)カバーするには日本、米国、欧州で初めて可能。

2014-12-05 05:13:22
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

今回の話「惑星科学最前線 ~生命を宿す天体を探せ!」、たぶん系外惑星でハビタブルゾーン(恒星との適切な距離で居住可能ゾーン)にあって、なおかつ赤外線望遠鏡を使って初めて見える、分光学的な現象について解説して下さると思う。そういえば「はやぶさ2」も生命の起源に迫る研究が目的だった。

2014-12-05 04:38:04
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

京都大学の3.8m赤外線望遠鏡計画。「天文学の新しい時代を切り拓くべく(中略)国立天文台、 名古屋大学、株式会社ナノオプトニクス・エナジーとの連携で推進しています。東アジア最大の口径3.8mの光学赤外線望遠鏡を、 世界初の新技術で開発」kusastro.kyoto-u.ac.jp/psmt/

2014-12-05 05:17:57

講演2について「明月記の客星出現記録を海外に紹介した射場保昭氏」

MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

12月6日(土)京大での宇宙物理講演会。話題2「明月記の客星出現記録を海外に紹介した射場保昭氏」:百人一首で有名な藤原定家は日記『明月記』に、過去の天体記録を整理させ文章に残した。これを世界に広めた人物が実は、民間人の射場保昭なる人物。kwasan.kyoto-u.ac.jp/hosizora/kouen…

2014-12-05 04:04:54
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

宇宙物理での『明月記』の重要性は、世界最初の超新星記録となっていること。超新星は、お客さんの星という意味で、客星と(中国で)呼ばれた。「望遠鏡が発明される前に観測された超新星爆発の記録は世界に7件しかないが、そのうちの3件(1006年、1054年、1181年)が「明月記」に記載」

2014-12-05 04:10:19
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

承前の出典:『「明月記」の超新星記録を世界に紹介した射場保昭』 astroarts.co.jp/news/2014/10/1…

2014-12-05 04:11:05
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

「『明月記』に示されている超新星を含む客星出現の記録を英文でPopular Astronomy誌に紹介したのは、神戸在住…射場保昭 (1894~1957)…着目したのが米国のN. U. MayallとオランダのJ. H. Oort」kwasan.kyoto-u.ac.jp/hosizora/kouen…

2014-12-05 05:26:43