【R18】同衾柴ナイ殴り合いまとめ
いつも呼ばれるときに何もしない、って言われて同衾させられてたナインちゃんが、ある日それを言われずに呼ばれてめっちゃドキドキしてお布団インするのに朝まで何もない生殺し柴ナイ下さい
2014-11-23 02:22:33何もしない。その言葉で無慈悲に引かれる一線を俺は黙って受け入れる。己への自戒と俺への牽制であるそれは、同時に期待と切望を呼ぶ。あんたが想像してる何かって一体どんないけないことですか、そう尋ねたい衝動に駆られる。何もしない、という建前に守られて同衾するのが罪でないのなら、何が罪か。
2014-11-23 02:44:53@kit_chon 何もしないと言い聞かせる度に微かに揺れる瞳の奥に慄いていた。それなのに独りで寝かせてやれもしない。俺の腕が緩み呼気が規則正しくなるのを確かめて密やかに零される安堵を只管に待っている。目を閉じると夜着越しに重なった体温が同じに溶けてお前の中に埋まっているようだ。
2014-11-23 03:12:22@Jyunka 何もしない、という言葉を押しつけて彼が無防備に意識を手放してしまえば、後には信頼に縛られて身動きの取れない冴えた目の俺が残される。見つめること、嗅ぐこと、体温を味わうこと、踏み越えずに許されるすべてを余さず試みて最後に、泣き喚きたいような強さでただ触れたいと願う。
2014-11-23 03:32:45@kit_chon 何もしない、と。理性と負い目で拵えた枷を嵌めたあんたが長い夜をまんじりともせず過ごしていると――何故この距離で気付かないと思うのか。明け方、ようやく意識を手放す事を己に許した男の頬が首筋に触れている。顎鬚と湿った寝息の熱が。固く目を閉じると肺奥に塩気が満ちた。
2014-11-23 03:54:34@Jyunka 眠ってしまった後は引かれた一線からは自由だ、と気づいている。疚しい夢や後ろめたい欲望が、押し込められた無意識を突き破って彼に手を伸ばさせやしないかと俺は怯え、いっそそうなればいいと考える。触れられれば正気を保てないからこそ遠ざけられる、理性の脆さを知っているから。
2014-11-23 04:28:46@Jyunka 剥いて犯して泣かせる夢ならうんざりするほど見る。隣で眠られるとそれが耐え難く生々しい細部を獲得するのも知っている。それでも寝床に招くのを止めないのは、彼の穏やかな眠りのためだ。矛盾だらけだが欺瞞じゃない、守ると決めたものを壊す気もない。彼の忍耐に胸が痛むとしても。
2014-11-23 04:57:20@kit_chon 死は夜の息子で眠りの兄弟であるという。独りで眠れば冥界を予感し、招かれた護りの床では己が性欲の醜さを突きつけられる。それでもどちらかの階を選べと――否、暗に一つしか選ぶなとあんたが言ううちは、俺は黙って甘受する。どんなに心臓が絞られようと、肌が粟立ち震えようと
2014-11-23 10:45:45@kit_chon この腕が欲をもって俺を抱いたら。穏やかな瞳が理性を飛ばし熱に染まったら。触れられて貫かれたら、と。夢に見るまでもない、そんな妄想を抱えたままで無垢な戸惑いと素直さを装う事くらい、あんたに絶望される恐怖の前では容易い。せめて眠りの間だけでも、子供でありたかった。
2014-11-23 10:54:01@Jyunka 絶頂とその後の虚脱を小さな死と呼ぶこともあるらしいが、眠りの方が余程その名に相応しい。独り寝では得られぬ深い安らかな死に沈む彼は、頬に触れても目覚めない。死と誕生を夜に朝に繰り返す単純な営みに寄り添うことが、彼を大きな死から遠ざけはしないかと根拠のない想像をする。
2014-11-24 01:06:14@Jyunka …いや、根拠ならある。幼子のような無心な寝顔を窺うとき、ただ一人の人間が生きて隣にあるという事実以外の何もかもが意味と脈絡を失う深夜、俺は確かにそこに救いと希望を見る。見出すのも、欲望のままに手折ってはならないと感じるのも勝手だ。勝手ならどこまでも通せる気になる。
2014-11-24 01:07:01@kit_chon それでも温もりに絆され眠りに落ちる。そうして目覚めた瞬間に、見てしまうことがある。俺の顔を覗き込んでいるあんたの目を、表情を。例えようもなく深い翳りと思慮と情のような物を。眠りの終わりが生の始まりならば、そうして夜毎死んでまた産まれ落ちた瞬間に見たものは何だ。
2014-11-24 02:05:41@kit_chon 起き抜けの何一つ纏えない瞳が言葉にならない塊を決壊させたとて、まだ悪夢を見るのかと余計に彼の憐憫を呼ぶだけだ。違うと掠れた声で呟いても伝わらず熱い目元を荒れた指先で拭われる。眠る前に抱えた原罪ごとまた生まれて許されて、けれど思慕より先へ来ては駄目だと彼は言う。
2014-11-24 02:06:10@Jyunka みどり子のようなただ世界を映す透明な目は、覚醒の次の瞬間には失われ、思考や判断や感情の幾重もの膜に覆われてしまう。そのどちらもが美しいのを彼は知らない。濡れた睫毛を拭おうと触れると彼は恥じるように目を伏せ、夢を見て泣いたという事実を知らしめる俺を黙って受け入れる。
2014-11-24 03:03:15@Jyunka 許容にありありと透ける思慕を彼は恥じて俺の目を見ず、違いますという言葉で後ろ暗いものの存在を肯定し、何も隠すことのできない自身に困惑して押し黙る。この指でどこかに触れて孤独を慰撫してやれるなら、欲望の籠らない清潔な指があれば、と叶わぬことを望む俺こそ子供のようだ。
2014-11-24 03:03:56@kit_chon 既に微妙に分岐してる気がするしね……せめて担当分けてりゃまだしも法則もなんもないしね……(笑)乱闘たのしいです 大丈夫皆さん大人だからきっと脳内ミュートくらい使えてる きっと
2014-11-24 03:14:53@udo___n まとめてもいいけど厳密にリレーしてるわけでもなくストーリーはもちろんなしで設定の共有もないのでぐだぐだで、どうなんだ。需要あるのでしょうか?あと私せんせいといちゃいちゃしすぎでファンの方に吊られるやつ。
2014-11-24 03:25:52