論文「チェルノブイリ事故後に放射性ヨウ素で被ばくしたベラルーシの小児・思春期コホートの、3巡（1997-2008）のスクリーニングで見つかった甲状腺の悪性病理所見の分析」(2014.12.8) YuriHiranumaさんのツイートまとめ

Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

Radiation Exposure Linked To Aggressive Thyroid Cancers ucsf.edu/news/2014/10/1… 元論文　onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/cn… 解説⇒　twitter.com/miakiza2010090…

Masato Ida, PhD @miakiza20100906

論文： ベラルーシ第1-3回スクリーニング（1997-2008年）で発見された甲状腺がんの病理所見（2014年、Zablotska） twitter.com/miakiza2010090… のプレプリント版を入手。

2014-11-17 18:16:52

Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

チェルノブイリ事故後に放射性ヨウ素で被ばくしたベラルーシの小児・思春期コホートの、3巡（1997-2008）のスクリーニングで見つかった甲状腺の悪性病理所見の分析」 onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/cn… 有料論文だけど、某MLでPDFが回ってきた。

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カリフォルニア大学サンフランシスコ校のプレスリリースでは、主著者が、過去の研究で放射性ヨウ素への被ばくによる甲状腺がんリスクは線量に応じて増加したと示したが、この研究では放射線被ばくと悪性度がより高い臨床像との関連が示された、と言及。 ucsf.edu/news/2014/10/1…

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（続）主著者は、この結果が、福島事故により放射性ヨウ素被ばくを受けた人たちに重要な意味を持つ、と言う。「小児期・思春期にフォールアウトにより被ばくした人たちではリスクが最も高く、甲状腺がんの悪性度が高くて進行も早いので、定期的に検査を受けるべきだろう。」

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主著者のZablotska氏「医師らは、放射線被ばく由来の腫瘍の悪性度の高さを認識し、高リスクの人たちをきちんとモニタリングするべきだ。」 （この方にデータ分析してほしいわ・・。被ばく線量推計値が実質ないので、困難かもしれないけど・・。）

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この論文、ベラルーシの3巡のスクリーニングで見つかった158例（スクリーニング症例）の甲状腺がんと、標準化されたスクリーニングが開始された1997年以前に診断された52例（スクリーニング以前の症例: 自己診断、もしくは標準化前のスクリーニングで診断）の2コホートを分けて分析。

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さらに、スクリーニング症例は、1997年の最初のスクリーニング後3年以内に摘出された「有病がん」と、それ以外の「罹患がん」に分けて分析。

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スクリーニング以前の52症例は、スクリーニング症例よりもかなり事故時年齢と手術時年齢が低く、がんのステージが、組織学的に進行していた。スクリーニング症例の大半では、ステージがT1aやT1bと低かった。3グループ内で、リンパ節または遠隔転移のステージに違いはなかった。

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過去の他の研究では、充実性の形態、甲状腺外浸潤、リンパ節関与と遠隔転移の割合の高さ、時間の経過および潜伏期の増加に伴う組織学的変化が示されているが、これが、チェルノブイリ事故による放射線被ばくのせいなのか、地域特有のヨウ素欠乏症のためなのかがはっきりしていなかった。

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で、この研究では、実際に、チェルノブイリ後の甲状腺がんの特徴が高線量の放射線被ばくのせいだと分かった、という所かな。でも、これ、チェルノブイリでの高線量（＞200mSv？）での話で、どこまで福島に当てはまるんだろう？主著者は福島での推定被ばく量、ご存知なのかな。聞いてみようかな。