最終節vs浦和戦のプレビューとレビュー

0
りょー @hardworkers2011

浦和の4-1-5ってのはそもそもJリーグの多くのチームが採用する4バックのゾーンディフェンスを破壊するために考案されたものだという前提を押さえておきたい。ここを握らないとこの後の話題が噛み合わない。

2014-12-05 20:58:04
りょー @hardworkers2011

ポイントは端的に言えば「数的優位」。これに尽きる。アタッキングサードとファイナルサードのあらゆる局面で数的優位なコンディションを能動的に作り出して、最終ラインの攻略すなわち、ラインブレイクを図るわけです。フリックもワンツーもサイドチェンジも全て数的優位を作るための手段。

2014-12-05 21:24:28
りょー @hardworkers2011

そのスタイルを貫く上で浦和的に必要なのが、CBとSBの間のスペースをシャドーWBSB3人の連携で有効活用し、CBを釣り出すこと。これにより、逆サイドのCBに対して数的優位を以ってアタックできる。逆に言えば上記のスペースをどう使わせないかが対浦和に於いてはポイントになるわけです。

2014-12-05 21:32:39
りょー @hardworkers2011

浦和にそのスペースを使わせないために、これまでいろんなチームがいろんな対策をしてきました。、4バックゾーンに少し手を加える(昨年のホーム浦和戦がこれ。ベガルタや先週の鳥栖もアプローチは違えどこれ)、3バックにしてがっつりミラーにする(ネルシーニョが良くやるやつ)などなど。

2014-12-05 21:40:07
りょー @hardworkers2011

例えばベガルタや先週の鳥栖は、4-4-2の布陣を平常よりもより中央に圧縮して、4-1-5の1とボールサイドのCBに2トップがチェックすることで、縦のビルドアップを封じ、ボールを外に追いやって、そこに全体がプレッシングとスライドを丁寧に行いながらボールを狩るというスタイル。

2014-12-05 21:43:04
りょー @hardworkers2011

ただこれは、守備能力の高く、フィジカル能力の高い2トップかつ、ボールを狩れ、かつカウンター時にはスプリントをマックスで発揮できるサイドハーフに、バランス感覚のいいセンターハーフ、そして何より全体の組織力の高さと、意識統一が必要。明日の我が軍に遂行できるオプションとは思えない。

2014-12-05 21:45:09
りょー @hardworkers2011

ただにしのんの前日コメント読む限り、「守備に長けた中盤の構成」「カウンターを意識」「相手の布陣に合わせすぎない」等々、明らかにさっきつぶやいたアプローチを試みようとしていることを想起させるコメントが目立つ。やるんならやるでもう思い切ってやって欲しい。

2014-12-05 21:47:54
りょー @hardworkers2011

この対浦和対策、大事なのは大きく3つ。1.FW2人が守備組織を作る。そこから全て始める。2.6バックにならないこと。CHとSHが最終ラインに吸収されず、適切な距離を保つことが肝要。3.その上で最終ラインと前線との距離を(できれば)30メートル以内コンパクトに保ち続ける。

2014-12-05 21:51:16
りょー @hardworkers2011

もう少し細かく言うと、明日の2トップは必ず阿部と青木を自由にしないこと。シャドー2人(多分柏木と司)とチュンソンに対するマーキングはCBとCH4人で蜜に受け渡すこと。ボールサイドのSHは森脇あるいは槙野についていくけど、片方はなるべく残る。そしてサイドチェンジをさせないこと。

2014-12-05 21:54:34
りょー @hardworkers2011

以上が長くなりましたが守備のプレビュー。攻撃はシンプル。「数的優位」を逆手どれ!前線で数的優位を作り出す浦和のスタイル、人数は同じ11vs11なわけですから、必ずとこかにうちが数的優位のコンディションが発生するはず。そこをどれだけ速く正確にシンプルに使えるか。

2014-12-05 21:56:54
りょー @hardworkers2011

うちが得点できるとすればそれは、かなり高い確率で泰士と永井が絡むシーンになるはず。グランパスを次のステージに進めるためにも、新時代の象徴である2人には「ゲームを決める」仕事を期待したい。

2014-12-05 21:58:21
りょー @hardworkers2011

あとは、優勝が懸かった6万人の超アウェイの雰囲気を選手たちがどう捉えるか。戦術の前にまずはここかもしれない。キャプテン、ハートは熱く、頭は冷静にいこう。グランパスのアウェイサポーターが代わりに闘うから。

2014-12-05 21:59:57
りょー @hardworkers2011

昨日つぶやいたプレビュー、特に守備の部分で素晴らしい準備をして、それをしっかりとピッチ上で具現化してくれた。選手たちと西野監督に感謝しかない。アウェイ横浜戦を超える今シーズンベストゲーム。

2014-12-06 18:41:35
りょー @hardworkers2011

主将不在前の時間帯も不在後の時間帯も最終ラインを統率し、1on1でもチュンソンに仕事させなかった牟田。前半はトップ下、後半は1列下で小気味良くボールを出し入れしながら、1st守備をやり続けた旭。そして「ゲームを支配した」泰士と「ゲームを決めた」永井。新時代の到来を感じさせた。

2014-12-06 18:48:10
りょー @hardworkers2011

勝ったから良しではなくて、クラブにはしかるべき形でしっかり抗議してほしい。ゲームを壊されかけた。あの程度のジャッジをミスる審判はプロの世界に必要ない。 vine.co/v/OrBiZDXeQug

2014-12-06 19:31:41
りょー @hardworkers2011

分かる人にだけ分かってもらえればいいけど、後半のまだビハインドの時間帯に永井が遠目の位置から無謀ボレーを彼方に飛ばしたシーン。埼スタのビジョンに抜かれてた永井の表情を観た時、「あ、今日いけるかも」って思った。何年かに一度戦術とかを超越した昨日のあの形容し難い感覚を抱くことがある。

2014-12-07 11:48:14
りょー @hardworkers2011

浦和レッズが背負うものの大きさは素直にリスペクトしたい。大観衆には常勝が求められ、相手チームは「浦和にだけは負けたくない」といつもより闘志をむき出しにして向かってくる。勝負の世界ではあるけど、少し可哀想な気持ちにもなったし、逆に日本にもこういうクラブが出てきて素直に嬉しくもある。

2014-12-07 11:55:07
りょー @hardworkers2011

浦和の誤算。川又と旭の守備に対して、阿部ちゃん那須に加えて青木も下がって、3on2の状態でボールを回してプレス回避を図ったことで、4-1-5が3-2(SB2人)-5みたいになった。これによって最終ラインと前線のリンクマンが不在になって、チュンソンやシャドーとの距離が生まれた。

2014-12-07 13:00:03
りょー @hardworkers2011

早い時間帯に先制したことと、ここ数試合の出来が選手たちをより慎重にさせてしまって、横方向のパスが増える逃げのポゼッションが増えた。もちろんグランパスの守備が素晴らしかったこともあるけど、それ以上に優勝の重圧と予想外の早い時間帯での先制が選手たちの頭の思い切りを打ち消した。

2014-12-07 13:05:04
りょー @hardworkers2011

浦和も縦を消された時用のオプションは用意されていた。具体的には、WBが絞る(SBを中に誘導)→シャドーが落ちる(CBとボランチを釣り出す)→SBが一気にオーバーラップしてペナ角侵入。このパターンで幾つか決定機を作られた。一つでも決められていたら展開は全く別の物になったでしょう。

2014-12-07 13:08:35
りょー @hardworkers2011

グランパスも浦和のオーソドックスなビルドアップからのラインブレイクに対する組織的な守備戦術は落とし込まれていたけど、さっき書いたサイド攻撃のオプションにはマークの受け渡し等が明らかに追いついていなかった。観ててヒヤヒヤもんでしたわ。

2014-12-07 13:10:00
りょー @hardworkers2011

鈴木啓太については本当にリスペクトしているので彼個人への批判はあまり快くは無い。あえて言うなら、試合勘とコンディションが乏しい彼を最終ラインでのバランサーとして投入したことと、トゥーさん離脱後押し込めていたチームに徳島の状況を伝えてバランスをあえて崩させたミシャに責任を問いたい。

2014-12-07 13:11:53