鹿目まどかの「決断」に関する否定的意見

ニルコア　Neil Core @neil_core

と、ここまでまどマギ本編終盤について否定的なことを書いてきましたが、私の中にもブレはあります。それは12話のさやかについてです。「さやかは12話で満足して逝った」という点は、絶対に譲れません。 ここが私のさやかへの愛の根源で、まどマギという作品を愛する理由だからです。

ニルコア　Neil Core @neil_core

「さやかを救ったのはまどかなのに、まどかがやったことを否定するのか？」と聞かれると、返答に詰まります。一応「さやかは生きてさえいれば、自力で12話と同じ境地まで成長できたはず」という答えは用意していますが、自分でも完全に納得している答えではありません。

ニルコア　Neil Core @neil_core

叛逆について言えば、ほむらの目的には完全に賛同していますが、彼女の行動にはやはり問題があったと思います。叛逆ほむらもまた、本編ほむらやまど神様のように、相手の気持ちを踏み躙って自分の独善を押しつけました。これでは同じことの繰り返しです。

ニルコア　Neil Core @neil_core

叛逆ラストの世界がそのまま続くのが理想的ですが、あの世界はほむらにそれ程甘くはないでしょう。また、ほむらの真意をまどかに理解してもらえないところは、可哀想だとも思います。二人の間で対話と妥協は必要です。

ニルコア　Neil Core @neil_core

では続編における、ほむらとまどかの妥協点はどこか。それは「時間」だと思います。まどかがさやかやほむらと共に何年もの時を重ねて成長し、大切なものを増やしていき、その上で神になる道を選ぶのなら、ほむらにはもはや止める資格はないでしょう。

ニルコア　Neil Core @neil_core

「大人になって尚、鹿目まどかは人間よりも神を選ぶのか」 これが大人になれなかった（ならなかった）永遠の少女に対する、私の問いかけです。まどかは人生を懸けた選択をするには幼すぎました。ですが、もし10年後に同じ選択を迫られたとしたら？

ニルコア　Neil Core @neil_core

「まどか。一緒に大人になろう？私は友達同士、一緒に遊んで、一緒にお喋りして、一緒に悩む、そんな当たり前の日常をまどかと過ごしたい。その先でなら、まどかがどんな道を選ぼうと、私は応援するわ。だから… 私と友達になってください」

ニルコア　Neil Core @neil_core

…なんて未来を想像するのも楽しいですね。 まどかを成長させられる人間はいても、ほむほむを成長させられる人間はいるのかという疑問はありますが。それこそ、ほむほむの家族の出番かもしれません。

ニルコア　Neil Core @neil_core

先ほど想像したほむほむの台詞のように、大人になったまどかが神になるか否か未確定の未来を示唆して終わる結末というのは、私にとって理想的な続編の終わり方ですね。『紫色のクオリア』と同じです。

ニルコア　Neil Core @neil_core

以上が私のまどか☆マギカ本編の結末に関する考えです。 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。