SFC SbC プログラム発明会議 #4「仕組み/システムから創造塾を考える」

12月16日(火)20:00-22:00@DNPハウス ゲスト 西田亮介さん(立命館大学准教授)×青木優莉さん (環境情報学部4年/水野大二郎研究会所属)
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Ken Fujiyoshi @kenfjy

西田:設計者の意図をユーザが超えてくる場合、ということがありうる。アドホックな使い方、バックドア、ハッキングなど。それがさらにリサーチされ、設計に活かされていく。そうやって豊かさが生まれていくのではないかと思う。 #SFCSbC

2014-12-16 21:00:20
Ken Fujiyoshi @kenfjy

青木:私も、すべてを設計しよう、というよりも、そのあり方自体が議論されるべきなのではないか、と思っている。どんな仕組みで、どんな形でつくるのか、二つは同時に設計するべきなのではないかと考えている。私は建築出身ではないからこそ、その二つの融合を意識している。 #SFCSbC

2014-12-16 21:02:15
Ken Fujiyoshi @kenfjy

西田:投票所のあり方が今の時代に則していない、ということは考えられる。だが、かといって電子投票にすべて移行すると、比例制度を維持することが難しくするなどの副作用がありうる。歴史的に長く続いているものをいじろうとすると、そういう可能性がある。 #SFCSbC

2014-12-16 21:05:15
Ken Fujiyoshi @kenfjy

西田:仕組み、形は当然重要なのだけれど、ただ新しくすれば、変えればいい、ということではない。インセンティブも同時に仕組みに組み込んで考えるべきなのでは。たとえば、イギリスでは、「参加」を促すために行動経済学の知を用いている。 #SFCSbC

2014-12-16 21:07:51
Ken Fujiyoshi @kenfjy

西田:たとえば、Sunsteinらはあることを促すための形・あり方の設計を考えている。人が軽くある方向性に促されるような仕組み。たとえば、肥満を減らすために、マックのポテトのサイズをスケールダウンする、など。 #SFCSbC

2014-12-16 21:09:56
Ken Fujiyoshi @kenfjy

西田:なぜNudgeの事例を引用しているかというと、これはゆるやかな形による促しの形なので、それを逸脱することもできる。そういう意味で、ガチガチに固めてしまう、ということとは違う。 #SFCSbC

2014-12-16 21:10:51
Ken Fujiyoshi @kenfjy

西田:「人」や「知る」ということがこのプロジェクトに人を引きつける要素になるかもしれない。ただ、押し付けがましいのはいやだよね。 #SFCSbC

2014-12-16 21:15:21
Ken Fujiyoshi @kenfjy

西田:「参加」というのは重要ではあるけれど、必ずしも「楽しい」ということとは別だと思っている。制度上参加の仕組みをつくることも考えられる。 #SFCSbC

2014-12-16 21:20:48
Ken Fujiyoshi @kenfjy

水野研川崎:青木さんは創発を起こす形を引き出せないかと考えている。一方で西田さんは欲望が向かう先がないと人は動かない、といったストーリー性のパターナリストであるという印象を受けている。その中で奥さんとの出会いというのはどのように起きたのか。 #SFCSbC

2014-12-16 21:32:26
Ken Fujiyoshi @kenfjy

西田:僕が奥さんに会ったのは、妻がキャンパスで鴨池から生協まで歩いて行くところに、僕が話しかけに行ったことがきっかけ。(おしまい) #SFCSbC

2014-12-16 21:33:41
Ken Fujiyoshi @kenfjy

連:未来創造塾も、人の参加を促さないと、人はうまく来てくれないのでは。 西田:参加をする、ということは何か実感や手応えが得られて満足度が上がる、ということはあると思う。何かを作ったり、グループワークをしたりするだけで、人は満足する傾向があると思う。 #SFCSbC

2014-12-16 21:35:56
Ken Fujiyoshi @kenfjy

青木:参加、ということにレベルを用意しておいたらよいかもしれない。何かをすると、そのことによりもう一歩先の実感や満足度が得られると思う。 #SFCSbC

2014-12-16 21:39:22
Ken Fujiyoshi @kenfjy

連:逆説的に、全くコミットすることない場を設計することで、逆に参加を促すことはできないか、、、? 西田:青木さんが言う通り、コミットメントしなくても楽しい、コミットメントするともっと楽しい、みたいなことがあるといいかもしれない。 #SFCSbC

2014-12-16 21:45:02
SFC-SbCtweet @sfcsbctweets

コミットしなくても楽しい場、コミットすればもっと楽しい場があっても良いのでは?#SFCSbC

2014-12-16 21:45:03
Ken Fujiyoshi @kenfjy

連:槙文彦さんが、私は孤独になれる場所をつくりだしている、ということをおっしゃっていたが、そういう場を設計する、ということが重要なのかもしれない。 西田:僕はすべての場が居心地悪い(笑)が、全く無縁の場所が心地いいときもある。そういう設計できない良さはあるはず。 #SFCSbC

2014-12-16 21:51:30
みつきょうこ @Stomach__pp

SFCSbC-talk-session ustre.am/1jt46 オシャクソ丸眼鏡マンと横文字に囲まれつつ興味深いおはなしをきいてる

2014-12-16 21:53:15
SFC-SbCtweet @sfcsbctweets

キャンパスが白紙である(歴史のない、前例のない状況)ことで新しい事をするモイベーションが生まれる→歴史がないと先人の繰り返しになってしまう可能性がある→歴史(コンテクスト)を破っていける環境、破りたくなるキャンパス #SFCSbC

2014-12-16 22:01:17
ぱん @pan_824

@nattoku_man SFCSbCっていうやつ。今日は青木ゆりさんと西田亮介さんのセッションだったのさ。もう終わるけど。 ustream.tv/channel/sfcsbc…

2014-12-16 22:05:35
Ken Fujiyoshi @kenfjy

西田:SFCは、ベキ上分布構造になっている。知り合いやビジネスを立ち上げできる人がごく一部いて、それ以外の人がロングテールで存在する、ということが言えるのではないか。そのロングテールの人をどうやって押し上げて行くか、ということを考えるべきでは。 #SFCSbC

2014-12-16 22:08:58
Ken Fujiyoshi @kenfjy

青木:形に落とし込む、ということよりも、メディアや人に使い方を知ってもらうための仕組みや、利用や参加のグラデーションなどをいかにつくっていくか、ということが考えられるべきだと思う。 #SFCSbC

2014-12-16 22:11:30
西田亮介/Ryosuke Nishida @Ryosuke_Nishida

昨晩は、連勇太朗くんや、母校の後輩たちと議論したけど、その活発さと、優秀さに驚嘆するなど。思いがけず松井孝治先生と水野大二郎先生ともお目にかかれて、やや移動が大変だったものの、まさに行ったかいがあった。ポジティブな意味で、ヘンなキャンパスであり続けてほしいですね。

2014-12-17 11:18:30