うがやさん@hirougayaの、検察、裁判トーク・・・東京高裁の裁判官には、なぜみんななりたがるのか

8
烏賀陽 弘道 @hirougaya

「交通費がないというしょっぱい理由で参加できません」とチーバの20代男性が言っていたのは、つまり「塩辛い理由」ということですか。「すっぱい理由」(青春っぽい、青臭い)だとばかり思っていました。

2010-12-05 21:55:18
烏賀陽 弘道 @hirougaya

三井環さんの「権力に操られる検察」(双葉新書)は情報に満ちたいい本だ。自民党の日歯連事件と民主党の西松建設事件と、まったく扱いが違う=「検察が自民党に甘く民主党に意地悪だ」という根拠がわかった。

2010-12-06 04:28:22
烏賀陽 弘道 @hirougaya

検察の抱える問題を勉強するためにいろいろ本を読んでみた。青木理さん、郷原信郎さん、三井環さんの本を読むと理解が進んだ。

2010-12-06 04:31:18
烏賀陽 弘道 @hirougaya

「なう」と言う人が最近減ったような気がする。たいへんいいことです 笑

2010-12-06 04:46:04
烏賀陽 弘道 @hirougaya

検察と警察はどう違うのか、という「普通の人」(司法サークルの外にいる人)にいちばんわかりにくいことを伝えている本にはまだ出会っていない。

2010-12-06 04:50:41
烏賀陽 弘道 @hirougaya

検察は基本的に県庁所在地にしかない、国家公務員である、司法試験に受かっている、全国を転勤する、東大とか「いい大学」を出ている、とか。そういう話。

2010-12-06 04:51:24
烏賀陽 弘道 @hirougaya

みんな「検事面前調書」をとられると終わり、裁判所はそれで有罪にするから、と書く。ぼくは取材の経験があるのでわかる。でもその前に「警察官面前調書」というのもある、とかそういう違いは出てこない。

2010-12-06 04:52:46
烏賀陽 弘道 @hirougaya

刑事訴訟法で、警察の調書は信用性が低い、と書く。が、警察官は裁判では「一証人でしかない」とか、そういう「警察を疑うシステムが裁判所であり、刑事訴訟法だ」「検察も本来は警察を疑うための組織だ」という記述はあまりない。現状の問題がひどすぎて、そこまで遡れないのだろう。

2010-12-06 04:54:16
烏賀陽 弘道 @hirougaya

本来は「検察」の病弊は「警察〜検察〜裁判所〜刑事訴訟法〜刑法〜その他の法」とつながる一個の有機体、エコシステム、文化圏としての「刑事司法」の病弊のひとつなのだが、今回は検察だけの問題だけで終わるのかもしれない。

2010-12-06 04:55:56
烏賀陽 弘道 @hirougaya

「取り調べの可視化」で急務は検察より警察だ。検察にいきなり逮捕される人は数の上では少ない。警察の取り調べの可視化のほうが危急制ははるかに高い。いま「世論の批判や非難がこっちに来ませんように」と祈っている警察幹部が多いだろう。笑

2010-12-06 04:57:25
烏賀陽 弘道 @hirougaya

検事さんとつきあうと「警察官とは違うなあ。でも同じところもある」と感じる。「司法試験に受かった人という点では同じだが、弁護士とは違うなあ」とも感じる。そうした「人間として向き合ったときの感触、手触り、匂い」みたいなもので「検事」という職業人を記述した本はまだ出会っていない。

2010-12-06 05:01:01
烏賀陽 弘道 @hirougaya

たぶんぼくらは「どんなところに住んでいるのか」「記者とメシを食うのにファミレスに行くのか居酒屋なのか」「どんな服を着るのか」を含めてその人間への認識を形成するのだ。

2010-12-06 05:02:32
烏賀陽 弘道 @hirougaya

がいま検察の問題を長年ほったらかしにしてきたので、危急に解決すべき難問が山積、とても「検事さんってどんな人間なの?」ということまで筆が及ばないのだ。これは検察にとっても極めて痛い損失なのだ。

2010-12-06 05:03:44
烏賀陽 弘道 @hirougaya

「検察は警察を疑う組織である」「裁判所は検察を疑う組織である」という「二重の疑いシステム」こそが刑事訴訟法の基本であり、刑事司法の本質なのだ。「検察は警察をチェックするのが役割」と書いても「添削の先生かい?」くらいにしか思ってもらえない。実際そう思っている人が多いのではないか。笑

2010-12-06 05:06:09
烏賀陽 弘道 @hirougaya

ごはん おわったら じゅっぷんで いいから さんぽ してごらん ふゆの ひかりが きれいだよ げこげこ

2010-12-06 12:45:33
烏賀陽 弘道 @hirougaya

かえるは なにも もってない から じゆう なんだよ げこげこ

2010-12-06 12:51:57
烏賀陽 弘道 @hirougaya

きょうは さんぽ の なかまが あちこちに いるよ げこげこ

2010-12-06 13:01:46
烏賀陽 弘道 @hirougaya

あああっ!カエルが勝手にノートブックをいじってる!なんかツイッターに流したのか!?  笑

2010-12-06 13:02:59
烏賀陽 弘道 @hirougaya

東京高裁が裁判官のトップエリートなんですってね。最高裁は任命制で職業裁判官がなれるとは限らない。東京勤務が扱う事件の内容でもいちばん格が高いんだそうです。で東京高裁は東京地裁の判決をひっくり返すことができる。点検役。で、東京高裁勤務の裁判官ってのにみんななりたがるのだそうだ。

2010-12-06 14:22:33
烏賀陽 弘道 @hirougaya

いまも現職裁判官である寺西和史さんが書いた「愉快な裁判官」(河出書房新社)はいい本です。いま読み返すと、裁判所の不能状態について示唆するところ多々あり。この人たちに「検察を疑う仕事」なんかできるわけがないと理解できる。

2010-12-06 18:11:06
𠮷田広志@抗体減衰中 @takabee1970

『司法官僚』(岩波新書)も面白いです。ちょっと硬いけど、知らないことがたくさん書いてあった。某裁判官(元)いわく、「書いてあることはほとんどホント」 RT @hirougaya: いまも現職裁判官である寺西和史さんが書いた「愉快な裁判官」(河出書房新社)はいい本です。

2010-12-06 18:19:17
Shoko Egawa @amneris84

さっそくamazonにて注文。よかった、最後の1冊get! RT @hirougaya いまも現職裁判官である寺西和史さんが書いた「愉快な裁判官」(河出書房新社)はいい本です。いま読み返すと、裁判所の不能状態について示唆するところ多々あり。

2010-12-06 18:27:05
烏賀陽 弘道 @hirougaya

@takabee1970 「司法官僚」もいい本ですね。ああいう本出すから今なお岩波新書は侮れない 笑

2010-12-06 18:28:02
烏賀陽 弘道 @hirougaya

札幌地検に逮捕された地震学者•島村英紀氏の「私はなぜ逮捕され、そこで何を見たか」(講談社文庫)もおもしろかった。

2010-12-06 18:45:13