黒バスプラスまとめ ~2014-12-25 23:57:50

黒バスプラスのまとめ
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八重 @nigro_dekunu

部活勧誘のチラシが足下に落ちる。「すみません、」声に視線巡らせれば「ここです」隣には彼が紙の束を抱えて立つ。「黒子君はビラ係なんだ」「いえ、残念ながら雑用です」チラシを拾い苦笑気味に漏らした。「…新入生迎えたかったんですけど」風が凪ぎ髪の毛を掬って「こうして君と並ぶ方が、ーーー」

2014-04-09 20:58:33
八重 @nigro_dekunu

入学式の前日って、きっとこんなもんだと思う。「明日、仕事の合間に見に行く」ご飯の最中、しごく真面目に言うもんだから目が点になる。「…なに由孝くん急にどうしたの」「○○が母校に通うんだ、見ない訳にはいかないだろ」幼なじみと恋人の曖昧な境界線、崩したくてわざと選んだ。最初で最後のーー

2014-04-11 01:41:02
八重 @nigro_dekunu

純白を纏った君の、その目映さに目を細めた。「劇で使う衣装、似合うかな」くるり回ってみせる彼女は、何だか不安そうな顔。「似合いますよ」「黒子君が言うなら大丈夫だね」ほっとした表情に意地悪心が働き「僕との結婚式も楽しみなくらい」腕を取り耳元で囁けば、途端に頬赤らめる彼女が可愛すぎる。

2014-04-13 19:44:49
八重 @nigro_dekunu

乗るんじゃなかった。なんて後悔しても遅い。彼に寄りかかり、お腹抱っこされながら、あまり心中穏やかでない。「…ね、もう離して」首だけ後ろに回し見上げれば「だめです」黒子君はむぅと頬膨らます。「大丈夫です、僕は好きなので」回す腕に力込めて、ちぅ、と項に唇這わせ少し増えたのもお見通し。

2014-04-13 19:45:02
八重 @nigro_dekunu

喧嘩した日の夜、虹村さんから渡されたのは小さな包み。「チョコじゃ絆されません」意地になりそれを突き返すのはいつものこと。「…こっち向けよ」顎掬われて、その先の深い口付けで甘さが広がる。彼の体温で溶けるチョコと、絡まる舌に頭が眩み「機嫌直せって」満足げな表情にもう何も言い返せない。

2014-04-13 19:45:26
八重 @nigro_dekunu

壁に縫われた腕は、ぎちり、と彼の指がきつく食い込む。「っ、!」顔を歪めても緩む気配はなく、ただ見えるのは鈍く光る瞳だけ。「どれだけ嫉妬させるのかな」「氷室先輩…」耳朶を震わせる声音は低く、ぞくりと鳥肌が立った。そのまま強引に唇を奪われて「我慢しないよ」ちらりと覗く赤い舌が夜を誘う

2014-04-14 03:01:02
八重 @nigro_dekunu

彼女の笑顔が余所に向けられるたびに、自分の中でぐるぐると何かが渦巻いた。「黒子君、具合悪いの?」眉間に皺が…、覗き込む彼女は眉を八の字に下げる。何の衝動か手を取り、踏み出す靴底がじゃりと音を立てた。「…今日、駅まで一緒に帰りませんか」取られてしまう前にこの想いを告げてしまおう。

2014-04-18 00:16:00
八重 @nigro_dekunu

喧嘩して翌日の朝も口きかなくて、そんな日は仕事も捗らない。(あー、くそ…だめだわ俺)盛大な自己嫌悪で頭がしがしかき回す。「…ただいま」家に帰ればいい匂いが漂い、見つけた先には仲直りのオムライス。「順平さんおかえり」ごめんね、縋るように抱きつく彼女に、言葉返す前に体動いて唇重ねた。

2014-04-19 18:52:43
八重 @nigro_dekunu

いつも頼れるバスケ部主将の彼の誕生日、何を渡そうか頭を悩ませた。けれど、結局ありきたりな物しか渡せない…。「いや、嬉しい」大きな掌が両手丸ごと包み込み、見上げれば照れたような笑顔。 #大坪泰介生誕祭2014 そのまま胸元に飛び込んで「おめでとです」聞こえる鼓動の早鐘に来年こそはと

2014-04-20 01:28:46
八重 @nigro_dekunu

「あんまり体冷やすなよ」肩に掛けられたジャージから、ふわり香る匂いに小さく笑い漏らす。「どうかしたか」「なんか幸せですね」その拍子にふと言い忘れてた事を思い出して #大坪泰介生誕祭2014 「先輩、お誕生日おめでとうございます」服掴み見上げれば、ぽん、と頭撫でられ見えた耳は真っ赤

2014-04-20 20:40:53
八重 @nigro_dekunu

「嫉妬させたかったんだろ」と苦々しく呟く彼の背中にまとわりつく。「…うん」ごめんね、言いつつ唇が弧を描く。「ねぇ、大我君」服の裾から手を滑り込ませれば、触れるのは滑らかな彼の素肌。「…シよ?」視界が反転して投げられたのはベッドの上、「後悔すんなよ」鈍く光る緋の目にぞわり鳥肌立つ。

2014-04-21 20:13:22
八重 @nigro_dekunu

花柄のワンピースが風に揺れ、普段見ることのない薄い肌が露わになる。その瞬間、視線はそこに釘付けな訳で。「黒子君、どこ見てるの」振り返った彼女は、め!と唇尖らせた。日の光に透ける姿が眩しくて僅かに目を細める。「はやくー!」見失わないよう先行く背中を追いかけて【 #お題プラス :花】

2014-04-23 19:58:23
八重 @nigro_dekunu

シロツメクサに添えられた色とりどりの花が冠を作る。「お前こんなの好きだろ」ぽすんと頭に乗せられたそれに呆気にとられた。「清志くん、器用だね」「別に」そっぽ向くも真っ赤な耳は隠せてなくて、その可愛さに笑みが漏れる。襟掴んで引き寄せ「、ありがと」そっと唇重ねた【 #お題プラス :花】

2014-04-23 19:58:26
八重 @nigro_dekunu

私の頭に花を差した手がそのまま頬へ滑る。「可愛いね」面と向かって氷室先輩に言われると、彼女でもやはり照れる。「princessみたいだ」そうして頬へ口付け落とし、満足そうに幸せに顔崩す。恥ずかしさに押し返す手は取られ「…好き」今度は唇に優しい口付けが降る。【 #お題プラス :花】

2014-04-23 19:58:28
八重 @nigro_dekunu

「癒し、ねぇ」視線を斜め上に向けて腕組み思案顔。「福井さんは何に癒されるのかなーって」「あー、それってお前だべ」さも当たり前のように言うから、すぐに反応出来なくて硬直する。「な、何言ってるんですか…」そのあと頬に熱が集まって、ぽすんと胸元に額寄せて隠す。【 #お題プラス :癒し】

2014-04-24 21:13:28
八重 @nigro_dekunu

「な、たまにはお願い聞けって」顔の前で両手合わせて、必死に頼み込まれること30分。負けて、折れたのはあたしの方だった。高尾君に膝枕なんて恥ずかしすぎる。「俺は嬉しいんだけど、」突如、頭引き寄せられて触れる柔い感触に「…そんな顔も可愛いし」火照る顔隠せない【 #お題プラス :癒し】

2014-04-24 21:14:05
八重 @nigro_dekunu

彼女の笑顔を見れば、疲れてた心も一瞬で吹き飛んで、こっちまで顔が綻ぶ。「俺は、誰にも譲る気はないよ」黒い瞳には赤と黄の双眸が映っていた。「赤司くん…」壁を背にした彼女の瞳は揺れる。頬に手を添えて息が触れそうな距離、「好きだよ」だから浮気なんて杞憂だから。【 #お題プラス :癒し】

2014-04-24 21:53:50
八重 @nigro_dekunu

片手を掲げて指に通された指輪を眺める。誕生日に貰ったそれは黄瀬君の『結婚して下さい』の想い。「…ほんとにいいのかな」彼を見てると、そう思わずにはいられない。「あんたがいいんスよ」後ろから包み込まれ「好きッス…」絡む視線から伝わる想いに、刹那、口付け交わす【 #お題プラス :片手】

2014-04-25 22:08:19
八重 @nigro_dekunu

片手が彼の大きな手に包まれる。「お前ほんと無理すんなよな」ぼんやりする思考の中、かがみくん、と呟いた気がする。「熱でぶっ倒れたって聞いて焦った」触れた額同士熱を分け合って、混じる。「ごめんね…」「早くよくなれよ」手の温もりに安心してまた微睡みに落ちた。【 # お題プラス :片手】

2014-04-25 22:08:23
八重 @nigro_dekunu

「これ、やるよ」片手にころんと落とされた飴は蜂蜜味。窓から覗き込む宮地くんに寄って「その為にわざわざ来たの?」呆れた溜め息ひとつ。「わりぃかよ」「はいはい、ありがとね」「ん」口に放り込めば甘い味が広がり、部活に帰っていく彼の背中見つめ淡い気持ちが胸の中。【 #お題プラス :片手】

2014-04-25 22:08:30
八重 @nigro_dekunu

「あ、やっぱり」そう額に置かれた手は熱を奪い去る。「熱、あるじゃないですか」「黒子君の気のせい」ぷいって横向けば聞こえるのはため息。「大人しく寝てください」軽々抱き抱えられて運ばれたのはベットの上。「明日、また出かけましょう」指切りでデートの約束もして。【 #お題プラス :片手】

2014-04-26 00:00:35
八重 @nigro_dekunu

【4月26日 #お題プラス :近すぎる】とすん、と座る音が微かにして彼が隣に座るのが分かった。置いた手の小指が触れて、緊張して心臓の音が五月蝿い。「2人きりアルな」声が耳元で響き先に触れたのは彼の方。「キス、していいアルか?」頬に添えた手が誘うまま、視線も、唇も交わってそれから、

2014-04-26 20:19:23
八重 @nigro_dekunu

【4月27日 #お題プラス :詰め込む】ぎうぎうと鞄が音を立てて、今にもはちきれそう。「無理に詰めすぎなのだよ」「だって、楽しみなんだもん…」呆れて溜め息つく緑間君をチケット手にして見上げれば、また溜め息ついて頭くしゃり撫でる。「慌てるな」その言外に彼の 楽しみ も見えた気がした

2014-04-27 21:56:32
八重 @nigro_dekunu

「もう嫌い」彼の膝の上で、ぺし、と頬叩いた手は取られた。むっとして、反対の手でもぺしん。「いい加減にしろし」その手も取られ動けない。「むっくん、お菓子ばっかだから嫌い」「そ、れは、あんたが悪いんだし」鼻擦り付けて下から奪われた唇と、可愛すぎ、その一言で勝手に拗ねてるのが馬鹿みたい

2014-04-27 22:01:54
八重 @nigro_dekunu

携帯片手に膠着状態が30分、ちらり時計を見ればいつも彼が帰る時間だ。「ただいまー…って何してんだ」扉開けた彼と目があって「む、虫が…修造さんたすけて…」呆れた溜め息が聞こえるような顔に訴える。「おら、どいてろ」どさり鞄が落ちネクタイを緩めた彼は、【4月28日 #お題プラス :虫】

2014-04-28 19:29:27
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