ヤズ劇場まとめ

ハァ、ハァ…すまない…ただちょっとボスが養いたくて…
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ヤズ @yZJRtWQFk

養い人「やっぱり街を歩いてるとみんな見てくるね…」 ボス「西洋人は珍しいのか?あまり目立ちたくはないんだが」 養い人「それジョークで言ってる?まあいいや、それより見てきた人に睨み返して威嚇するのやめてよ、みんな怖がって逃げてくじゃん」 ボス「近寄ってこないように牽制してるだけだ」

2014-12-09 13:37:40
ヤズ @yZJRtWQFk

養い人「ボスは服買わなくていいの?」 ボス「どこのブランドとも知れぬ安物はいらん」 養い人「さいですか…あっ、このスカートかわいい!どう?」 ボス「なんだそのピンクは、歳を考えろよ」 養い人「それジョークで言ってる?」 ボス「オレは似合うがお前は似合わん」 養い人「さいですか…」

2014-12-09 15:18:29
ヤズ @yZJRtWQFk

店員「お客様、何かお探しですか?」 養い人「新しい口紅がほしくて」 店員「でしたらこちらの新商品n」 ボス「おい、この色はどうだ?」 養い人「オレンジ系かあ、実は持ってないんだよね」 ボス「お前の肌の色にはピンクよりオレンジだ」 養い人「マジに?」 ボス「マジだ」 店員「……」

2014-12-09 16:19:45
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養い人「あのさボス」 ボス「なんだ」 養い人「確かにボスから出来るだけ離れないことを条件に買い物についてきてもらったけどさ」 ボス「ああ」 養い人「さすがに下着売り場にまでついてこられたら困るんだけど」 ボス「嫌ならオレがいない日に買え」 養い人「はい…」

2014-12-10 03:15:46
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ボス「……」カタカタカタカタ 養い人「ボスおまたせー」 ボス「(ビクッ)……遅いぞ、出来るだけオレから離れないと言っただろうが」 養い人「しょうがないでしょトイレは。震えてたけど大丈夫?」 ボス「別に何ともない、とっとと行くぞ」 養い人「うん(やっぱり私がいないと怖いのか…)」

2014-12-10 03:23:24
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友人「養い人ー!」 ボス「!」サッ 養い人「あー、あんたも来てたんだ!」 友人「セールだからね、ところで後ろに隠れてるのは彼氏?」 養い人「いやいや、そんなんじゃあないよ」 友人「じゃあ何?」 養い人「…何だろ?」 ボス「オレに聞くな」 友人「彼氏じゃん」 養い人「ちっがーう!」

2014-12-10 03:40:01

2014年12月5日 養い人、ボスと流行りに乗る

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養い人「あれ、ボスその上に着てるの新しいやつ?」 胸元穴あきボス「昨日届いた」 養い人「ふーん」

2014-12-06 03:35:09
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胸元穴あき養い人「せっかくだから私も買ってみたけどどう?」 ボス「不自然に寄せて上げすぎだな」 養い人「似合うかを聞いてるんだけど」

2014-12-06 04:09:50

2014年12月3日 養い人、ボスと誕生日を迎える

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養い人「ボス、今日何の日かわかる?当ててみて」 ボス「日本の祝日か?」 養い人「ぶっぶー」 ボス「ミスタの誕生日だな」 養い人「誰それ。でも惜しいッ」 ボス「…………お前か?」 養い人「ぴんぽーん、私の誕生日でしたー!正解したボスには私を祝う権利が与えられます」 ボス「いらん」

2014-12-03 09:19:17
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養い人「ボス!!!!!ケーキ食べたい!!!!!!」 ボス「なら自分で買ってこい」 養い人「しょんもり」 ボス「イタリアだと誕生日を迎えた側がパーティーを開いてケーキを振る舞うものだぞ」 養い人「そうなの?じゃあケーキ買ったらボス祝ってくれる?」 ボス「いいぞ」 養い人「わーい♥」

2014-12-03 12:54:29

2014年11月30日 養い人、ボスに触られる

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養い人「ボスは私のことペチャパイ呼ばわりするけどさあ」 ボス「なんだ」雑誌ペラー 養い人「ボスは思ってるよりかはあるからね!」 ボス「ふうん」ペラー 養い人「普通だよ、たぶん」 ボス「……」ペラー 養い人「いやまあ、イタリア人のおっぱい基準なんて知らないけど」 ボス「……」

2014-12-01 01:53:41
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養い人「ねえ聞いてる?」 ボス「……」ペラー 養い人「もしかして疑ってる?本当にボスが思ってるより大きいからね、私!」 ボス「マジにか?」 養い人「マジに!…ああいや、別に巨乳ってわけじゃあないけど、まあ小さくもないというか~」 ボス「(ぺたっ)」 養い人「!!?!?!?」

2014-12-01 02:11:22
ヤズ @yZJRtWQFk

ボス「……(ぺたぺた)」 養い人(えっえっなにこの状況、私どうすれば、え、手で払えばいい?でももう明らかにタイミング逃したし、いやだって普通ここまで堂々と人の胸触る!?理解不能理解不能) 養い人「……あ、あの、どうでしょうか?」 ボス「中の下だな」雑誌ペラー 養い人「アッハイ」

2014-12-01 02:38:43

2014年11月24日 養い人、ボスの悪夢の中で(信用前・長編)

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養い人に拾われてなんとか植物のように平穏な生活を送り続けていたある夜、ボスは悪夢の中でジョルノに再会した。すぐに腰が抜けて逃げられなくなったボスを前に、勝手にレクイエムから逃げるなんて卑怯だな、さあどうやって殺してやろうかとジョルノは悪魔のような笑みを浮かべてみせた。

2014-11-25 00:05:31
ヤズ @yZJRtWQFk

逃げなければ、ジョルノから逃げなければ。せっかくあの女を遣って平穏な暮らしを手に入れたのに、また地獄に逆戻りなんていやだ。このままでは殺される。そうわかっているのに両足がガクガク震えて力が入らない。「だ、誰か……!!」そう声を絞り出すと、ジョルノからふっと笑みが消えた。

2014-11-25 00:26:40
ヤズ @yZJRtWQFk

「『誰か』……? あんた、一体誰に助けを求めてるんだ?」 「まさかとは思うがあんた、自分が救われるに値する人間だと思ってるんじゃあないだろうな?」

2014-11-25 00:29:12
ヤズ @yZJRtWQFk

故郷は捨てた。実の親も育ての親も殺した。娘だって殺すつもりだった。組織は乗っ取られ、かつて部下だった者達は今はこのジョルノの下にいるのだろう。唯一信頼できる存在だったドッピオも、あのときコロッセオに置いてきて…きっと死んでしまった。あとは…もういない。もう誰もいなかった。

2014-11-25 00:47:19
ヤズ @yZJRtWQFk

「今更助けてくれだって? そんなウマイ話あると思うのか? あれだけの事をしておいて……お前のような人間に」 「ボスだった頃のあんたなら助けてくれる部下もいただろう。だが今のあんたは違う」 「絶頂も地位も名誉も財産も失った、ただの抜け殻さ……あんたはもう滅びずにはいられないんだ」

2014-11-25 01:11:31
ヤズ @yZJRtWQFk

どうやって殺すつもりなのだろう。すぐ止めを刺してくれるわけはあるまい。生きたまま内臓を引き摺り出す……いや、それはもうされた事があったな。では切込みを入れて皮でも剥ぐのだろうか。どれほど痛みが続くのだろう。……考えたくない。誰も助けてくれないのなら、せめてすぐ死んでしまいたい。

2014-11-25 01:29:34
ヤズ @yZJRtWQFk

「絶望したか? そうだな……今のあんたを助けてくれる酔狂な人間なんているわけがない」 「さて、じゃあ死んでもらおう。もう一度、どこにも向かう事がないように……無限に」 ジョルノのゴールド・E・レクイエムが手を振り上げる―――その瞬間、ボスの目にほんのちょっぴりの光が戻った。

2014-11-25 01:48:38
ヤズ @yZJRtWQFk

「オレを……ボスじゃあない今のオレを……助けてくれる人間……」 絶望しかけていたボスの脳裏を、ある人間の顔が掠める。 素性も知れぬ男を何故か拾い、ずっと匿ってくれた、酔狂としか思えないそいつの顔を。 「***!! 助けてくれェェーーーーーーッ!!」 世界が光に塗り替えられた。

2014-11-25 02:05:16
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