「公正」という名の暴力

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It happens sometimes @ElementaryGard

映画『アンブロークン』をアメリカで見た。 - Togetterまとめ togetter.com/li/763660 >ドイツ人が『シンドラーズリスト』公開で大騒ぎしてましたか? 「ナチスが悪いのであってドイツ国民は戦犯ではない」と教育される国ではあまり参考にならない。

2014-12-30 19:36:46
It happens sometimes @ElementaryGard

ふっと思ったけど、もしハリウッドが、当時のドイツ人がいかにしてナチスを賞賛して積極的に協力して誇りにしていたかをじっくり描いた映画を作ったら、ドイツ大衆も黙っていないのではないか。@kumi_kaoru

2014-12-30 19:40:10
It happens sometimes @ElementaryGard

映画『サウンド・オブ・ミュージック』は米アカデミー賞五部門獲得の名作。ところがオーストリアでは非常に評判が悪くて、首都ウィーンでは今に至るまで上映すらされたことがないそうです。戦後=平和国家、戦前=暗黒という自己免責史観(日本もこれ)を逆なでする物語だったから。

2014-12-30 20:22:06
It happens sometimes @ElementaryGard

ドイツ(ナチスといわずドイツと表記します)の全体主義に積極的に加担したのですからね当時のオーストリア国民は。そこをつつかれたくない。『サウンド~』はつついてるんですよ。作ったハリウッドそれにブロードウェイは善意と正義心からあれを制作したのでしょうが。

2014-12-30 20:25:55
It happens sometimes @ElementaryGard

翻訳やってると Nazis and Japan という言い回しとよく出くわす。Germany and Japan とは言わないの。欧米>非欧米の見えないヒエラルキーがこんなところにも働いている。@kumi_kaoru

2014-12-30 19:43:41
It happens sometimes @ElementaryGard

同じメッセージでも、英語で配信する場合と、日本語で配信する場合では、もう全然影響力が違う。ここでもうヒエラルキーが働く。ハリウッド映画と日本映画の関係もそう。例のコメディ映画に北朝鮮が神経を尖らせた理由もこれ。圧倒的に影響力が違うアンバランスなメディア力関係。

2014-12-30 19:46:14
It happens sometimes @ElementaryGard

水面下での圧倒的不平等には目をくれず、海面から姿をみせる氷山のみにカメラをむけて「たかがコメディじゃん」とか「表現の自由が」とか正論を履くのがどんなに滑稽なのか。

2014-12-30 19:48:50
It happens sometimes @ElementaryGard

北朝鮮による(と思われる)ハックで、あのコメディ映画配給元のソニー・ピクチャーズがやられたのは、ハリウッド映画VS北朝鮮メディアという圧倒的(このフレーズ連発)メディア格差、位置エネルギーの違いを、ハッキングによってイーヴンにしたいという、それはそれで筋の通った理由からでは?

2014-12-30 20:05:21
It happens sometimes @ElementaryGard

そこをまず読み取らないと、いつまでたっても「表現の自由が」とか「これだから独裁国家は」とかの役立たずな正論を増長させる。

2014-12-30 20:06:41
It happens sometimes @ElementaryGard

majority と minoriy の相克。これは私にとっても生涯のテーマになる予感。

2014-12-30 19:50:53