群雛1月号に載っている短編ラノベの「芝浜」が面白い。

小林不詳 @KFusho

群雛1月号に載っている短編ラノベの「芝浜」が面白い。

小林不詳 @KFusho

そもそも「芝浜」は古典落語の有名なネタで、腕はいいけど飲んだくれの魚屋とよく出来た女房による人情噺。クライマックスが大晦日に来ることもあって、この時期によくかかる。（詳しくはこちら ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%9D… ）

小林不詳 @KFusho

で、先の短編の「芝浜」は同名古典落語をライトノベル風にリメイク（？）しているんだけど、サブタイトルが「ヒキチートな俺と最強幼馴染みの下克上がまた夢になるといけない」という、かなりコメントに困るものになっている。正直引く。でも面白い。ポイントは3つ。

小林不詳 @KFusho

1つ目は企画としての面白さ。 昔から古典落語の演目は、優秀なパブリック・ドメインとして様々な物語の元ネタでお馴染みだけど、ことライトノベルにおいて、演目自体のリメイクという形で書かれた例はなかったのではないかと思う。この点でまず新しくて、興味深い。

小林不詳 @KFusho

2つ目にアレンジの仕方。 夫婦の人情ものを無理矢理高校生のラブコメにするために結構無茶苦茶やっている。とりあえず「酒」というキーアイテムをSAOもどきのVRMMORPGに置換している時点でひどい。でもちゃんと「芝浜」している。面白い。

小林不詳 @KFusho

また元の「芝浜」は拾った大金の扱い方や女房の行動原理に納得いかない点が多いんだけど、このライトノベル「芝浜」では、談志版リスペクト強めに、ちゃんとそこにメスを入れているあたり、個人的に好感が持てる。※成功しているとは言っていない。

小林不詳 @KFusho

とか言っておいて3つ目の面白さ物語そのもので、元の「芝浜」を抜きにしても、時流を意識した、変わり者の幼馴染カップルのラブコメとして、とりあえず大晦日に楽しめる良作に仕上がっているように思う。できれば原典を知らずに読んだ人の感想も聞いてみたい。

小林不詳 @KFusho

以上、悪質な自作の宣伝でした。

小林不詳 @KFusho

『芝浜 ～ヒキチートな俺と最強幼馴染みの下克上がまた夢になるといけない～』は月刊群雛 (GunSu) 2015年 01月号に全文掲載されております。あと何度でも言うけど鈴木みそさんのインタビュー面白い。 gunsu201501.tumblr.com

小林不詳 @KFusho

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小林不詳 @KFusho

なお、BCCKSはこちらです。：「月刊群雛 (GunSu) 2015年 01月号 ～ インディーズ作家を応援するマガジン ～」#BCCKS bccks.jp/bcck/130357/in…