英米豪の旧日本軍戦争捕虜が続けざまに表舞台に出て来たのはなぜですか?

2014年末に米英で公開された映画『UNBROKEN』は旧日本軍の戦争捕虜(POW, Prisoner of War)が主人公。それに先立ち、日本でも公開された映画『レイルウェイ』も泰緬鉄道建設の強制労働に従事させられたスコットランドの元POWが主人公だった。2014年のブッカー賞受賞作『奥の細道』も元POWの父親をモデルに書かれた小説である。短期間に続けて表舞台に出て来たPOWのことを、実は日本人はほとんど知らないのではないか。従軍慰安婦以上に知られていない(かもしれない)POWについて、作品に沿いながらまとめました。
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Midori Fujisawa共訳『候補者ジェレミー・コービン』岩波書店 @midoriSW19

『レイルウェイ』が(おそらく『Unbroken』も)日本軍の残酷さを告発するだけの記録なら評価される事はなかったはず。これは「Remenbrance and Reconciliation(記憶し、和解する)」過程の物語で、それが多くの人の共感を呼んだのだ。@midoriSW19

2015-01-02 22:08:56
Midori Fujisawa共訳『候補者ジェレミー・コービン』岩波書店 @midoriSW19

「和解」は「赦し」の先にあり、両者が互いを同じ人間と認め合わなければ成り立たない。捕虜(や慰安婦)との「和解」には事実を共有する事が重要で(その過程で思い違いが修正される)記憶なしには何も始まらない。ドイツはこれを国として行ったが日本は主に個人が行っている。@midoriSW19

2015-01-02 22:21:31
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