第六回 現代建築史勉強会 #p_history

今回も403architectureが面白い実況をしていたのでtogetterでまとめました。(これは403自身でまとめることはないのかな?) 現在建築史について。この企画は、建築の歴史を求める学生をはじめとする有志と、熱い大人たちとで月一回程度の勉強会として続けているプロジェクトです。この活動が成長していく過程で、私たちは、個人の実感を章立てという歴史を捉える視点へと育てて共有し、それぞれの章が相互補完的に束になって成立している、立体的で流動的な歴史の記述を目指しています。(403architectureのツイートより。)
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[dajiba] @403architecture

第6回 現在建築史勉強会はじまりますー。 #p_history

2010-12-05 18:07:32
[dajiba] @403architecture

現在建築史について。この企画は、建築の歴史を求める学生をはじめとする有志と、熱い大人たちとで月一回程度の勉強会として続けているプロジェクトです。 #p_history

2010-12-05 18:12:21
[dajiba] @403architecture

この活動が成長していく過程で、私たちは、個人の実感を章立てという歴史を捉える視点へと育てて共有し、それぞれの章が相互補完的に束になって成立している、立体的で流動的な歴史の記述を目指しています。 #p_history

2010-12-05 18:12:25
[dajiba] @403architecture

経済班。田所、黒川、赤松。建築家の価値付けを近代以降の日本の建築史をたどりながら検証。建築家の価値は構造化された差異。価値の背景には生産技術の一般化がある。生産技術と設計空間の過程を検証する。 #p_history

2010-12-05 18:20:33
[dajiba] @403architecture

田所:日本において建築家が出現したのは明治。それ以前は大工。設計という概念すらなかった。工部大学校で西洋を学んだ人間が設計を導入。その後設計教育が他の大学でもできるようになると差異が相対化され次のタームに作家が生まれる。 #p_history

2010-12-05 18:22:13
[dajiba] @403architecture

田所:作家性を最も鮮明に出したのが安藤忠雄ではないか。建築の正規教育を受けずに学会賞受賞。権威なしが権威を獲得。権威→作家→他者。という流れ。他者というタームの代表はみかんぐみ。作家性を避ける作家性。生産技術が一般化するにつれて新しい価値を作り出しているの #p_history

2010-12-05 18:24:27
[dajiba] @403architecture

田所:どういう場所で建築を建てるかということも調べていきたい #p_history

2010-12-05 18:24:54
[dajiba] @403architecture

田所:地域(大工)→国家(辰野金吾)→資本(安藤忠雄)→都市(みかんぐみ)→第三世界 #p_history

2010-12-05 18:25:58
倉方俊輔 @kurakata

今回はオブザーバーを含め14名。忘年会するので、お尻は決まっています。 RT @403architecture: 第6回 現在建築史勉強会はじまりますー。 #p_history

2010-12-05 18:25:58
[dajiba] @403architecture

藤原:差異をどのように作り出すかということを建築家が担う。二章、三章の詰めが甘いのでは。藤原:建築家という職能の中で価値をどのように見いだしているのかという変遷をどのように相対化するか。もう一種類くらいステレオタイプがありそう。安藤忠雄とみかんぐみの間。 #p_history

2010-12-05 18:31:34
[dajiba] @403architecture

勝矢:差異化する対象、生産技術との結びつきがきになる。藤原:建築家の職能の濃度分布によって設計対象が決まってくる。その濃度と地域は結びつきうる。そこへ生産技術が入ってくると世界に一気につながってしまうので難しいのではないか。中国と第三世界と対応する職能を。 #p_history

2010-12-05 18:34:08
[dajiba] @403architecture

藤原:未開の地に入っていく職能のあり方。いわゆる文化人類学的アプローチ。コールハースは文化人類学的と位置づけ建築を科学してアプローチ。それはみかんぐみの他者性とは違うのでは。 #p_history

2010-12-05 18:35:34
[dajiba] @403architecture

吉本:経済と建築家、あるいは資本と建築家というタイトルの方がわかりやすい。倉方:技術が差異なのは辰野金吾。大工棟梁の時代はプレモダン。価値の基準が明らかだった時代。差異化のための技術というよりは共通のものをどううまくつくるか。という点で価値が差異ではない。 #p_history

2010-12-05 18:38:08
[dajiba] @403architecture

藤原:その時代は生産と結びつき得る。倉方;辰野金吾も東大の先生をやめてからたくさん創っている。藤原:近代は生産流通が民主化する流れ。地域の土着的な生産体系を破壊した。その伝導者としてのモダニスト。 #p_history

2010-12-05 18:40:46
[dajiba] @403architecture

倉方:技術→権威→作家→他者の変遷、というよりはその組み合わせかもしれない。藤原:モダンにも前期後期があって辰野金吾は前期。倉方:モダニストとして辰野金吾以降を大きなベクトルの中に位置づけてしまうのはあり得る。勝矢:モダンには技術革新と西洋化がある。 #p_history

2010-12-05 18:43:50
[dajiba] @403architecture

倉方:辰野金吾が工部大学校の権威ということではない。藤原:辰野金吾は技術革新の権威。倉方;辰野金吾は技術革新をしなければいけないと提唱。中村辰太郎は大工の隠語辞典を作り、現場の暗黙知を科学化した。403:そういう技術革新の先頭に辰野金吾がいた。 #p_history

2010-12-05 18:46:14
[dajiba] @403architecture

田所:地域(大工)的は暗黙知が各地域間の差異はあまりなかったのではないか。地域を際だたせるために建築はつくられていなかった。 #p_history

2010-12-05 18:47:37
[dajiba] @403architecture

藤原:地域的大工的→生産体系も同一。都市は選択可能性が広がったときにおける地域のあり方。みかんぐみ以外の都市系譜は?勝矢:例えば金沢。プログラムという考え方が設計の主題に対応しだしたのが都市的。藤原:プログラムに対応する、都市的ではない言葉が必要。 #p_history

2010-12-05 18:50:50
[dajiba] @403architecture

藤原:都市は古い言葉である。 #p_history

2010-12-05 18:51:28
[dajiba] @403architecture

勝矢:地域性に対するアプローチとしてのみかんぐみと非作家性のみかんぐみは違う。藤原:プログラムを差異化の対象として、その差異の体系はどう示せるのか。ということを考えるのは有意義。21世紀美術館が新しいプログラムだけに回収されてしまうのは切りすぎ。 #p_history

2010-12-05 18:54:28
[dajiba] @403architecture

藤原:建築の学生が思うほどに関係性の差異化だけでは建築は建たない。ということは関係性の差異化は価値の基準になり得ていない。 #p_history

2010-12-05 18:55:07
[dajiba] @403architecture

勝矢:みかんぐみの非作家性はポストモダンのオルタナティブ。即ちグローバルのマーケットから降りるというスタンス。 #p_history

2010-12-05 18:56:17
[dajiba] @403architecture

藤原:百人が百人納得する論は新しくないし、現在建築史的ではない。勝矢:やりたいことが地域へのアプローチだとすれば、それを尊重した方がよいのでは。藤原:21世紀的な差異は体系化されていないので、言語化する必要はある。 #p_history

2010-12-05 18:58:04
[dajiba] @403architecture

藤原:「非作家性の時代に」建築家の職能はコミュニケーターしかない。というマニフェスト。勝矢;作家性の指標をずらしただけだが、それを非作家性という強い言葉で表現したもの。それはバブル期以降の反省の系譜上にある。 #p_history

2010-12-05 19:02:21
[dajiba] @403architecture

藤原:生産論はすごく良い尺度だから、うまく使ったほうが良い。20年後はイラレのデータが合板カットされて届く時代になるかもしれない。もう少しいけば石山修武が言うように素人がスケッチ書いて実現される時代がくる。 #p_history

2010-12-05 19:05:38
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