現在建築史の勉強会 #p_history
現在建築史に興味がある歴史系の活力のある人間も随時募集しております。http://d.hatena.ne.jp/hhttny/20100906/p1
2010-10-26 01:38:24前回のおさらい。現在建築史の基本的な方向性を話し合った。結果、グループ毎にテーマを掲げそれを章立てとして追求していくことに。今日は「メタ歴史」「スタイル(仮)」「地球」チームがプレゼンします。
2010-10-30 18:32:56「建築批評を通してみる史観史」。当初はメタ歴史だったが変更。歴史観が薄い世代という仮説を設定しそれを軸に。#p_history
2010-10-30 18:34:43歴史的な思考に触れても実感出来ない、世界観や史観を構築出来ない。40代以下の若手の言説でも歴史的な参照はない。これはいつの時代もそうなのか?一方人文思想では動物化が進み、そこでは対立概念が失われ歴史も失われる。これも建築史には当てはまらないのか。 #p_history
2010-10-30 18:36:0980s布野修司が語ったこと、メタボリズムは近代建築を仮想的に、建築の解体は建築を仮想的に、という構造を同一のものとして捉えた。その背景には近代建築への評価が。メタボリズムに対して両義的な評価。近代とポスト近代 #p_history
2010-10-30 18:41:31藤原:アドルフロースについては装飾と罪悪で評価が統一されているが、少しひいた視点でみると、装飾に対する日本人の総体的な思いのジャーナリズム側の露出なだけかもしれない。 #p_history
2010-10-30 19:06:40倉方:編纂者の個人的なバックグラウンドまで捉えられると批評が可能かもしれない。質的なものだけが批評ではないという可能性。海外のジャーナリズムとの比較も重要かと。 #p_history
2010-10-30 19:07:45藤原:最後の判断は主観的になるが、前提となる資料は今までは質的なものだったのだが、俗的なものへのアプローチも期待できるの。 #p_history
2010-10-30 19:08:46藤原:海外建築事情は読んだほうがいい。あの勉強会は一人の建築家に対して参加者が論考を書き、良いものをSDに載せるというルール。彼らが建築文化やSD後期の執筆者に育っていく。 #p_history
2010-10-30 19:17:04藤原:中村拓志氏と藤村龍至氏は語られていないことを語るという点において当時から似ている気がする。勝矢:君らのひとつ上の世代はいろいろな情報を知った上で再帰的に選択していることを意識したほうがよい。 #p_history
2010-10-30 19:21:45藤原:彼らは自分たちで語ることを手に入れて道具を発明して新しい建築を作ろうとしている。勝矢:それはバブル世代への反動なのではないか。建築そのものを語ろうとした。建築家における歴史を語るということがあそこで消え始めた。 #p_history
2010-10-30 19:23:57勝矢:バブル世代が哲学や歴史をハイファッションとして利用したことへの反動として建築家による歴史が消えた。藤原:批評と建築の関係が機能しているモデルはどっかにあるはず。 #p_history
2010-10-30 19:26:13藤原:海外ではteamテンなど、モダニズムの相対化を考えないで日本は来てしまった。勝矢:ポストモダンへの入り方が海外と日本では違う。日本においてはモダニズムの闇が見えないままポストモダンに突入した。 #p_history
2010-10-30 19:27:36藤原:日本の教育は近代で終わってしまっている。例えばチャールズジェンクスがどのように近代を乗り越えたかという内実は教えない。西沢さんはそれを意識的に、身体感覚で乗り越えている。 #p_history
2010-10-30 19:29:46勝矢:建築論的なコミュニタリアニズムを踏まえたポストモダンというものがベースにある。藤原:僕はコミュ二タリアンです! #p_history
2010-10-30 19:42:51藤原:難波さんは「日本にはモダニズムすらない」と仰っていた。骨の髄までモダニスト。倉方:吉阪さんもコミュニタリアニズム。そこが作家性に回帰してしまった。象設計集団も象様式に回帰してしまった。 #p_history
2010-10-30 19:45:03倉方:ポストモダンも蓄積の上で出てきたもので、モダンの連続。日本だと一瞬で出てきて一瞬で消えてしまった。本来はある必然性がある。ということで #p_history
2010-10-30 19:55:22続いてスタイル班 川中:洞窟がテーマ。建築作品が載っている書籍の中で洞窟的だと思えるものを並べて洞窟的建築の系譜を作りたい。1846年キュー植物園。床と壁が未分節。かさばとりょ、かさみら、ゲーテ館一号館。デュルデック邸 #p_history
2010-10-30 19:57:49ベルリン大劇場。アインシュタイン塔。ゲーテ館二号館。フィンランド1939NY万国館byアアルト。1955ロンシャン。フィリップス社パビリオン、コルビュジェ+クセナキス共同設計。ブリュッセル万博。1961ハーバートグリーネ自邸、日本26聖人記念教会 #p_history
2010-10-30 20:03:44東京カテドラル、宝塚カトリック教会、親和銀行本店、中野本町の家、谷村美術館、球泉堂森林館by木嶋安史、RISE、ヴィトラ家具博物館、神長官守矢資料館、1995筑穂町高齢者生活福祉センターby葉祥栄、秋野不矩美術館、ハノーバー日本館、大さん橋ターミナル #p_history
2010-10-30 20:09:31シモンズホール、ディズニーコンサートホール、キョロロ、IKMZ BTU、オードロップゴー美術館増築棟、ナチュラルエリップス、富弘美術館、ラムネ温泉館、瞑想の森、MIKIMOTO銀座、多摩美術大学図書館、ねむの木美術館、焼きすぎハウス、 #p_history
2010-10-30 20:12:30Chanel mobile art、モクバン、菅野美術館、ビーンズドーム、という年表を作っている。基準をはっきりさせたい、類型化も。藤森照信曰く、内部空間の祖であり、包み込まれる感覚を呼び起こす。現在建築の多くが角を持つのは材料による。粘土で作れば丸まる。 #p_history
2010-10-30 20:16:03包みこむ空間≠箱。オフィスビルのような均質空間が広がったことによって失われたものがある。1920年代が多く、2000年代以降増えている。均質空間に対する反動から生まれているのではないか。以上。 #p_history
2010-10-30 20:17:33続いてスタイル班廣岡による「床」。廣岡:曲面床を考察。曲面床の実施作は少ない。2000年代を主に調べた。うねる曲面の考察。家具的、調和的、擬似自然的という類型化。さらに、斜め、曲面、地面、回転スロープという分類。 #p_history
2010-10-30 20:23:33