山崎雅弘さん 元旦の産経新聞についてのツイートまとめ

山崎雅弘さん @mas__yamazaki による元旦の産経新聞についてのツイートまとめ
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山崎 雅弘 @mas__yamazaki

元日(2015年1月1日)付の産経新聞朝刊。一面トップは、先の戦争で最も悲惨な戦いの一つとされるペリリュー玉砕戦での日本軍を全面的に礼賛する記事。元日の朝にこれを見た瞬間、正月のめでたい気分は全部吹き飛んだ。一体、何を考えているのか。 pic.twitter.com/uU0txVws5S

2015-01-03 13:23:18
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山崎 雅弘 @mas__yamazaki

一面トップのペリリューの日本軍礼賛記事は三面に続き、現地の島民が「日本に感謝している」という「解釈」を、真偽不明の「日本軍人礼賛の伝承」と共に掲載している。「逸話の真偽はわからない」というのは、要するに「吉田証言と同じ」ではないのか。 pic.twitter.com/AgyLlsHNp0

2015-01-03 13:24:56
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山崎 雅弘 @mas__yamazaki

元日付産経新聞、一面の左には樫山幸夫論説委員長の「覚悟と決意の成熟社会に」という記事。「現憲法が問題の根源だ」と現行憲法破棄を提言し、「メディアも覚悟と決意を持たなければなるまい」と意味のよくわからない戦闘的な「決意表明」をしている。 pic.twitter.com/P0rohh7E39

2015-01-03 13:26:03
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山崎 雅弘 @mas__yamazaki

元日付の産経新聞、「正論」コーナーは曾野綾子氏の「日本人よ、逆境に耐える力養え」と題された記事。小見出しは「外敵との戦いは当然だった」。その隣には首相夫人に近い元外務官僚の宮家邦彦による「対外発信強化元年に」という宣伝戦の提言を掲載。 pic.twitter.com/56UmHZPtuw

2015-01-03 13:27:40
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山崎 雅弘 @mas__yamazaki

元日付の産経新聞、社会面では大きなスペースをとって「今年も、来年も、生命がある限り靖国神社へお会いしにゆきます。」という靖国神社と国家神道思想の政治宣伝記事。「遊就館」とは、靖国神社の敷地内にある、大東亜戦争を肯定・礼賛する展示施設。 pic.twitter.com/xyYrMtUbaU

2015-01-03 13:29:05
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山崎 雅弘 @mas__yamazaki

元日付産経新聞の靖国神社と国家神道思想の政治宣伝記事、驚いたのは、先月末に紹介した大田實海軍中将の「最後の電文」を引用していること。沖縄の基地問題や戦後の沖縄県民の境遇を報じる際には一切触れず、靖国神社賛美と旧軍礼賛の時だけ引用する。 pic.twitter.com/Pxg8SvhXDI

2015-01-03 13:30:41
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山崎 雅弘 @mas__yamazaki

元日付産経新聞の靖国神社と国家神道思想の政治宣伝記事の隣には「昭和20年 終戦…日本の大転換点に」というコラム記事。「日本だけが悪であると断罪するGHQの思想改造」等、日本を加害者でなく「被害者」と位置づける歴史認識を繰り返している。 pic.twitter.com/Js9dpWX4Hs

2015-01-03 13:32:21
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山崎 雅弘 @mas__yamazaki

正月早々、一年の始まりの日から、戦前戦中の思想と価値判断を全面的に肯定し、現行憲法が諸悪の根源だと断定する記事群をこれでもかと見せられて、産経の読者は快哉を叫んでいるのか。改憲案で「国家元首」と謳われる天皇の「新年のお言葉」を土足で踏みつけるような言葉の羅列に疑問を感じないのか。

2015-01-03 13:34:11
山崎 雅弘 @mas__yamazaki

親の家でくつろぎながら2015年の元日付産経新聞を見て、この国はすごいスピードで戦前戦中へと「逆戻り」していると改めて思い知らされた。「爆走」という言葉が一番近い。どの記事を見ても戦闘的な「意気込み」が充満しており、日本語の使い方が戦前戦中の新聞や雑誌のそれにかなり近づいている。

2015-01-03 13:35:54
山崎 雅弘 @mas__yamazaki

「日本語の使い方が戦前戦中の新聞や雑誌に近い」とは、具体的には論理展開や事実認識が主観的・自己陶酔的で、客観性や多面性がなく、唯一つの結論しか認めない。「外敵や内部の裏切り者と戦う」勇壮な姿勢を美化し、語彙は情緒的かつ戦闘的で、物事が全て「日本を中心に回っている」ように理解する。

2015-01-03 13:37:04