旅とくらし文化研究所さんの『盛岡の冬旅ノート』2014

2013年に引き続き大好評だった、秋の「盛岡の旅ノート 2014」(http://togetter.com/li/737899)が完結してほどなく始まった冬の特別編をまとめました。お正月休みは終わりましたが連休などを利用してお出かけのご予定の方はぜひご参考になさってください。
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旅とくらし文化研究所 @tabi_kurashi

人生は日々くらし、ときどき旅。くらしと旅のサイクルのなかで見つけたステキ・オドロキを収集しています。得意分野:歴史・民俗・寺社・食文化・お能・美術工芸・図書 etc.

秋に発表され好評だった「盛岡の旅ノート 2014」の続編です。秋のようすはこちらにまとめています。

まとめ 旅とくらし文化研究所さんの『盛岡の旅ノート』2014 昨秋も盛岡を訪問し、大好評だった『盛岡の旅ノート』(http://togetter.com/li/601963)を発表してくださった旅とくらし文化研究所さん、今年は昨年より少し早く紅葉まっさかりの盛岡を訪れてくださいました。今年も名作の予感! 9407 pv 251 1
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これまで秋の旅行記としてお伝えしてきた、盛岡の旅ノート。今日明日発達した低気圧の影響で激しい風雪のつづく北日本各地、お住まいの方たちの無事を祈りつつ、ほんの一部ではありますが、冬ならではの魅力あふれる景色を「盛岡の旅ノート*冬の特別篇」として、これから少しずつお伝えしていきます。

2014-12-17 21:53:39
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盛岡の冬旅ノート*東北の冬といえば、雪景色。この日も深々とさらさらの雪が降りつづいていましたが、旅の者ゆえ「犬は喜び庭駈けまはり」の感覚でスタート! 日本の道100選指定の寺町通りは石畳風の歩道に寺院の塀がつづき、風情たっぷりです。 pic.twitter.com/b6UW8LVrwc

2014-12-17 21:55:29
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岩手県盛岡市名須川町

南部鉄器の街路灯や石畳風の歩道、寺院の塀が続く通りは、昭和62年「日本の道百選」に選ばれた。五百羅漢で知られる報恩寺、三ツ石神社などはこの近く。

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盛岡の冬旅ノート*歩いているとあっという間に、コートやかばんに雪がくっつき真っ白になっていきます。案内板も雪がまばらに付着し、機能を失いつつあるのを確認。寺町通り界隈は、北山寺院群として南部盛岡藩時代にお寺が集められ、今に残ります。 pic.twitter.com/JAmtxPCtTQ

2014-12-17 21:58:28
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盛岡の冬旅ノート*名須川町の赤喜商店は、寺町通り沿いの人気そば屋さん。品書きは冷・温の「喜六そば」という潔い構成に期待が高まりつつ、温かいそばをチョイス。更科の麺はのどごし良く、身欠きニシンの甘露煮や小豆餅もついて、どれも美味しい! pic.twitter.com/2rSlbxcF9D

2014-12-18 21:56:49
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盛岡の冬旅ノート*赤喜商店、正面の風格ある佇まい。雪が舞い、ますます風情を感じます。この日のお昼どきはお客がひっきりなし、気さくで上品な女将さんのテキパキと立ち働く姿も清々しく、人気のほどが窺えました。 pic.twitter.com/m8F7IDFpOM

2014-12-18 21:59:06
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盛岡の冬旅ノート*腹ごしらえのあとは「岩手」の地名の由来になったとも言われる三ツ石神社を目指します。案内板には、三ツ石神社と鬼の手形の文字。鬼の手形は英語で Demon’s Hand Prints…言語のニュアンスの違いって面白い。 pic.twitter.com/0yULgJQr3V

2014-12-19 20:17:38
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盛岡の冬旅ノート*寺町通り界隈には約20のお寺が点在し、その名のとおり寺町の風情を感じさせます。三ツ石神社に向かう途中、立派な山門が目を惹いたのは東顕寺。1384年に開創された曹洞宗の古刹で、現在の山門と本堂は江戸時代の建立です。 pic.twitter.com/eJZgiAtPyu

2014-12-19 20:18:35
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盛岡の冬旅ノート*東顕寺の裏手に建つ三ツ石神社。ここは岩手の地名の由来になったと伝えられる場所で、境内には注連縄が張られた三つの巨石が立ち並んでいます。大きな石は高さが約6mもあり、苔むした上に雪が積もって、見る者を圧倒する存在感。 pic.twitter.com/oEgMUN8OlE

2014-12-20 22:20:24
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盛岡の冬旅ノート*巨石に近づくと、包丁でスパッと切ったように側面が平らになっています。もともと一つの石が大きな力で割れたなど、謎は深まるばかり。ミステリアスな巨石群はパワースポットとされ、割れ目にはところどころ挿し込まれた硬貨も。 pic.twitter.com/pqFZ7KzBYL

2014-12-20 22:22:44
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盛岡の冬旅ノート*三ツ石神社の伝説によれば、昔この地方に羅刹という鬼が住み人々を悩ませたため、三ツ石の神にお祈りして鬼を捕らえてもらい、境内の三ツ石に縛りつけました。すると鬼は、二度と悪さをせず、この地方に来ないことを誓ったとか。 pic.twitter.com/KDkTCbdahR

2014-12-20 22:24:18
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盛岡の冬旅ノート*三ツ石神社の伝説はつづきます。鬼に約束のしるしとして三ツ石に手形を押させて逃してやったことから、これが「岩手」の名前の由来になり、鬼が二度と来ないと誓ったので、盛岡を「不来方(こずかた)」と呼ぶようになりました。 pic.twitter.com/S7snd390Mh

2014-12-20 22:25:35
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盛岡の冬旅ノート*三ツ石神社の巨石に残る「鬼の手形」は、いまではよく判別がつきませんが、岩肌の織りなす模様が、どことなく手形のようにも見えてきます。鬼はどこへ行ったのか、そして人々を悩ませた鬼とは一体何だったのか、興味は尽きません。 pic.twitter.com/75P7Jwa5H0

2014-12-20 22:28:25
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盛岡の冬旅ノート*三ツ石神社の巨石の岩肌はところどころ苔むしていて、その表面や岩のてっぺんは、降りつづく雪で粉砂糖をふりかけたように、しだいに白く覆われていきます。あたりの静けさと雪化粧で、いっそう神秘的な雰囲気に。 pic.twitter.com/QVWppi9m71

2014-12-21 21:52:31
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盛岡の冬旅ノート*三ツ石の注連縄に結ばれた紙垂(しで)。神社の御神木につけられているのと同じように、この内側に神様が宿っているという証です。長い月日を経て存在する巨石を前に、何か居住まいを正される気持ちになりました。 pic.twitter.com/6xLvIU8PCC

2014-12-21 21:53:22
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盛岡の冬旅ノート*三ツ石神社にまつわる鬼の話の後日談。鬼の退散を喜んだ人々は、三ツ石の神様の前で幾日も踊り、感謝を捧げました。この踊りが「さんさ踊り」の起源と言われ、毎年夏の「さんさ踊り」の前には、境内で奉納演舞が行われます。 pic.twitter.com/ptxxk2p6Y3

2014-12-21 21:54:17
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盛岡の冬旅ノート*三ツ石神社近くのホームスパン工房「みちのくあかね会」。原毛の染めから紡ぎ・織りまで手作業で作られる毛織物ホームスパンは明治以来の岩手の伝統産業。この日はお休みでしたが、製品は市内のかわとく壱番館などでも扱っています。 pic.twitter.com/RotCt8Bgah

2014-12-22 23:20:51
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