『ユリ熊嵐』感想まとめ。

Hiroshi_Yasuda🇷🇺 @shostakovich

スクリーン・ダイレクション的に『百合クマ嵐』が凄いと思ったのは、昼休み、純花を探していた紅羽が純花を見つけた屋上の大俯瞰ショットが、「左：純花／右：紅羽」なのに対し、るる・銀子と対峙するショットは「左：紅羽／右：熊」になって、見事に対象構造になっているところ。 #yurikuma

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ひとつよくわからなかったのは、純花が紅羽に「いっしょにたべよう、ね？」と言ったときの、微妙なティルトアップ。 #yurikuma pic.twitter.com/KCF9dJ5pAR

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『青い花』のOPでもそうだったけど、幾原監督の、こういう手の演出だけで二人の友情を超えた関係性を暗示する手法の巧さには感心しますね。 pic.twitter.com/rsAa4S2d9Z

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そして「熊が出た～！」といっていくつかカットが変わり、再び純花と紅羽のショットに戻ったところ。ちゃんとAC（アクション・カット）してるw！ #yurikuma pic.twitter.com/FbRPy3LT2X

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『百合クマ嵐』は、スクリーン・ダイレクション的には一枚絵で完結しているね。紅羽の走る方向もそうだが、左から現れた百合園（重要なキャラは常に左から登場）だが、メイン・キャラと同等の立場になったとたん、右側に移動。 #yurikuma pic.twitter.com/fDvtOpSy7v

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『ユリ熊嵐』のこのレイアウト好き。ポイントは委員長が左隅でメチャ落ち込んでるところ。 #yurikuma pic.twitter.com/ReL7SbUPBZ

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Hiroshi_Yasuda🇷🇺 @shostakovich

幾原アニメは、容易にイマジナリ・ライン超えるという印象あったけど、『ユリ熊嵐』で、「そもそも幾原アニメはイマジナリ・ラインという概念すら希薄だ」ってことに気づかされました。さっきもちらっと書いたけど、カットごとにレイアウトが完結しているからなのかなあ、と。 #yurikuma

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AパートとBパートのこのレイアウトの対比は凄いですよね。 #yurikuma pic.twitter.com/6VvZG9lwrG

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Hiroshi_Yasuda🇷🇺 @shostakovich

『ユリ熊嵐』後半120秒の流れがスムーズでいい感じ。「温かいもの」を買いに行った百合園が、帰り際に異音に気づいて近づいていくと、熊のお食事中で、転校生が人に化けた熊であることを知る。委員長にも「透明な存在」に関連した暗い過去がありそうなので、そのことをどう利用してくるか。

エリスの胸はパッド入り（ではない） @EvangelineNKN

そういえばイマジナリーラインはだいたいみんな言及したがる箇所でもみたいなのだけれど、巨大画面前提の映画の場合と相対的にコンパクトな画面では、昨日が違うタイプのものでは、という気はするわね。受容のための工夫という解説はあるし、また面倒なプロセス上であったこともあるのだろうけど。

エリスの胸はパッド入り（ではない） @EvangelineNKN

巨大画面での位置関係。受容側は注意を向ける先が容易に変更できない、とはおそらく言えるわよね。単に大きくスケールを感じられる、だけではないわね。

エリスの胸はパッド入り（ではない） @EvangelineNKN

現代的な画面中の要素、線の取り方、であった（そしておそらく液晶的画面前提の線の取り方のトレンドを先取った） #penguindrum もそうだし、今回 #yurikuma もだけれど、画面は基準となる平面を誇張する感はある。加えて3Dの #danganronpa 的画面もあり（

エリスの胸はパッド入り（ではない） @EvangelineNKN

#yurikuma 承前）通常の平面性はより過剰に強調されるわね。また絵画的テクスチャの多用もよりその印象を強めるかしら。それゆえ、平面上のレイアウトの変化として見えるといえば見えるし、結果的にか狙いあってか、立体におけるイマジナリーライン越えは、それとして機能しない、かも。

エリスの胸はパッド入り（ではない） @EvangelineNKN

#yurikuma 空間上ではそれを超えることが大変大きく思えてしまうイマジナリーラインを超えるタイプの位置関係変化だけれど、極度に平面性を強調した画面では、ちょっと別に機能する、くらいは言ってもいいのではないかしらね。よりシンプルに一の入れ替えとして見える、ようには思う。

エリスの胸はパッド入り（ではない） @EvangelineNKN

#yurikuma 立体、空間でのそれは、受け手側も、見る側の位置の変化を感じずにはないだろうし、単なる画面中要素間の位置関係変化とはおそらく認知しにくいわよね、だからこそ「イマジナリーライン越え」として、わざわざ強調されるわね。カメラ等条件の変化も受け手に重く受け止められる。

エリスの胸はパッド入り（ではない） @EvangelineNKN

#yurikuma 位置関係の変化というよりは対称なものの入れ替えというよりは。回転として（も）見る側が受け取ってしまうし、その過程が見えないと、認知が追いつきにくい、のだろうと思う。平面製の強調された画面では回転性が減じて受け取られるわね。奥行き方向の変化の影響も減ぜられる。

エリスの胸はパッド入り（ではない） @EvangelineNKN

#yurikuma 事実上、でいいかしら。立体、三次元の空間的描写、を重視しない画面の場合、変数一個（以上）分、受容が違うわよね。立体の受容が容易な人そう出ない人で、また幾分違って見える可能性は高い。この辺は注意深く扱う必要があるようには思うかしら。

橡の花 @totinohana

@EvangelineNKN まあ多くがカメラの接近とワンセットですね、イマジナリーライン越え。

エリスの胸はパッド入り（ではない） @EvangelineNKN

#yurikuma この辺は漫画のコマ割議論でも同様よね。あまり漫画に詳しくなさそうな人の関連議論って、その辺すっ飛ばしてる場合が多い。ある程度厳密に遠近法っぽい画面がある場合、そうでない場合で全然違うはずよね。これも不十分でどう空間を構築するかで全然違うといっていい、かしら。

エリスの胸はパッド入り（ではない） @EvangelineNKN

@totinohana すみません、私は映画込みで十分把握してないので自信を持っては言えないのですが、知る範囲ではそう感じますね。

エリスの胸はパッド入り（ではない） @EvangelineNKN

#yurikuma 漫画のコマ割における、空間の切り取り、配置って、彫刻みたいに自分は見てるところがあるように思うわ。

橡の花 @totinohana

@EvangelineNKN 単純に言えば芝居のスケールを交換するための技法ですが（近景の世界から遠景の世界に戻ることも当然あります）、描けるスケールの問題というのはメディアに左右されますね、たしかに（省略としての平面化

エリスの胸はパッド入り（ではない） @EvangelineNKN

#yurikuma twitter.com/evangelinenkn/… 承前）多分、で、男女で立体の捉え方に幾分傾向の違いがあるという話はどの程度事実かともかく議論される。もちろん個人差も大きい。で、当然実写映像に馴染んでいるか、関連議論に馴染んでいるかでも多分全然見え方違うと思う。

エリスの胸はパッド入り（ではない） @EvangelineNKN

#yurikuma 多分これってかなり議論が面倒で。実写映像におけるイマジナリーラインの議論を最初に踏まえてしまった人は、また実写の制作に関わってしまった人はそれ前提で見ようとしてしまう。何を先に経験しているかで議論が変化する可能性が高い。加えて立体や空間の認知には個人差がある。

エリスの胸はパッド入り（ではない） @EvangelineNKN

@totinohana 私自身、あまり大きな画面でアニメを見ていないこともあるのですが（今は27インチのモニタで見ています）大画面での議論が起点にあった議論がそのまま適用可能かは少し気になります。先日ベイマックスを3Dで見たのもあるかもしれません。これもまた全然違って見えますね。