Aの魔法陣ver.4.5 『ファンタジー』 ゲーム2 "流星調査事件" 本編

導入編はこちら http://togetter.com/li/768628 以前のゲームはこちら 世界設定編 http://togetter.com/li/760355 ゲーム1"城塞都市の独立" http://togetter.com/li/760339
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戯言屋 @zaregotoya

M5結果8:ユーラ「アンドリュー美形設定だから女子のみなさんには喜ばれるかもしれないけどアブナイ!>触手プレイ」 実は美形のアンドリューは見る。地面から伸びた鋼の塊のようなそれは、先端が5つに分かれていた。土が、盛大に盛り上がり始める。 和子「クロさん! ブレスの準備をっ!」

2015-01-11 17:46:36
戯言屋 @zaregotoya

M5結果9:異世界人の和子には、なんとなくそれが何か理解した。さっきの伸びた塊は、鋼鉄の腕だ。……三人は見た。 今、土の中から、鋼で出来た巨人が、ゆっくりと姿を現した……! クロ「ふ、ふーっ! ふーっ!(口から火とか出せない系ドラゴンだが頑張って吹こうとしている図)」

2015-01-11 17:50:17
戯言屋 @zaregotoya

M5:鋼の巨人をどうにかする:難易度90 M5結果10:和子:「なんだ、ガンダ○か……」 クロ「が、ガン○ム?」 アンドリュー「ガ○ダムというのかこれは」 ○ンダムよりスリムな感じの鋼の巨人は、キュイン、キュイン、と瞳というかアイセンサーで、三人を見ている。

2015-01-11 17:54:17
戯言屋 @zaregotoya

M5結果11:シュワ「体長は何mくらいありますか~?」 SD「7mくらいかなあ」 和子「は、ハロウ? ハウドゥユードゥー?」 キュイン、キュイン、和子のほうにカメラがズームした。 和子「日本語でOK?」 鋼の巨人は何も反応しない。 ……クロが顔をあげた。 クロ「やばい。来たぞ」

2015-01-11 17:58:44
戯言屋 @zaregotoya

M5結果12:クロが感じたのは、呪詛国軍の足の速い竜の空軍の気配である。もう間もなく到着する…… 和子「あー、あー言葉通じる? 私たちとコミュニケーションする意思があるなら首を縦にふってくれるかしら?」 巨人は特に反応を示さない。 さて、難題だ。まさかのファンタジーでロボである。

2015-01-11 18:02:36
戯言屋 @zaregotoya

M5結果13:SD「さて、始めましょうか。作戦フェイズ開始。0115まで。落ちてきたものは考えたので、あとの物語はプレイヤー任せです(キリッ)」 シュワ「とりあえずクロさんに破壊してもらって持ち帰ろうか?w」 SD「クロ勝てるかなあ……」

2015-01-11 18:06:21
戯言屋 @zaregotoya

M5結果14: シュワ「設定申請:メカには言語が通じている」 SD「ふむ。通った」 シュワ「設定申請2:メカは現在自分が置かれた状況を分析中である」 SD「通った」 というかよく分かったな、と思うSD。当然のようにこちらの状況を読んでくるプレイヤーである。

2015-01-11 18:09:48
戯言屋 @zaregotoya

シュワ「設定申請3:メカに現在の状況を理解させて我々と同行させる事ができればM*解決になる」 SD「わかる範囲での理屈上はそうなりますね」 シュワ「とりあえず手近な紙等に物理公式や化学式を書いてメカに見せて反応を見ますか。意思疎通の価値がある対象だと思わせるために」 SD「ふむ」

2015-01-11 18:13:54
戯言屋 @zaregotoya

M5結果16: ユーラ「設定申請:メカの反応が鈍いのは燃料が少なく省エネモードのため」 SD「通った」 ユーラ「設定申請:メカの燃料はアルコール!」 天才の発想である。 シュワ「うはwww」 SD「通った。具体的には、アルコールも燃料になりえる」

2015-01-11 18:19:04
戯言屋 @zaregotoya

M5結果17:なるほど、このセッションのキーアイテムは酒だったのか……とか改めて思いながら設定申請を通していたSDであった。ここで酒が通じないのは物語的におかしいと思った以上は、物語のほうが折れるべきである。物語の積み重ねが生んだ一手であった。

2015-01-11 18:23:44
戯言屋 @zaregotoya

M5結果18: シュワ「設定申請:アルコールの化学式を書いたところでメカが反応を起す」 SD「通った。ロボのアイセンサーが、ピカピカ光りだす」 シュワ「では飛行中の防寒用に持ってきた蒸留酒を出してみます」 ロボが一歩、足を前に出した。ずしん! と予想より大きい音が響く。

2015-01-11 18:28:46
戯言屋 @zaregotoya

M5結果19:巨人は片膝をついて、その巨大な手を伸ばした。和子は、懐から杯を出して焼酎を注いで渡そうとする。 ……巨人の指先から、剣より鋭そうな鋼の爪が、朝日を反射しつつ伸びた。よく斬れそうだ。固唾を呑んで様子を見守るアンドリューとクロ。

2015-01-11 18:32:09
戯言屋 @zaregotoya

M5結果20:鋼の巨人は、爪先で器用に小さな盃をつかんで、口まで運んだ。酒を補給口から流し込み、キュイン、と腕が動いて盃を返した。受け取る和子。見れば巨人のアイセンサーが緑色になっている。 アンドリュー「なるほど、空腹だったのか」 クロ「そうだったのか」

2015-01-11 18:35:52
戯言屋 @zaregotoya

M5結果21: シュワ「設定申請:燃料が補給されてメカの中から冬眠状態が解除された女の子が出てくるっ!」 SD「通らないっww」 シュワ「くそうwwwww」 ユーラ「ちっ」 設定申請に貪欲なAマホプレイヤー達であった。締めるところは締めないと収拾つかないのでSDは注意であるっ。

2015-01-11 18:41:02
戯言屋 @zaregotoya

M5結果22:和子「えーっと、言葉分かる? この純度のアルコールをこの文化圏で安定的に作れるのは私だけなの。んでここにいるとイロイロ面倒だからしばらく私たちと同行してくれないかしら?」 ロボの目が緑にピカピカ光る。 ユーラ「もう動けるだろうし自由国まで一緒に行っちゃいましょうか」

2015-01-11 18:45:18
戯言屋 @zaregotoya

M5結果23:シュワ「-・-・ -・・ ・-・-・ ---- ・・ ・-・-- ・・ -- ・-」 SD「あ、しまった。そういう手段もあるか」 光通信とかそういうの無いから大丈夫だろと思ってたらモールス打ち始める異世界人である。 シュワ「音で通信を図って見ますw」

2015-01-11 18:49:07
戯言屋 @zaregotoya

M5結果24:和子「我々の文化圏とは異なる土地。その紛争地域なので至急に離脱する必要がある」 和子がそう伝えた結果、鋼の巨人の背中から、シャキシャキン、と何かが突き出た。  キュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン……

2015-01-11 18:53:21
不離参 @pre_sen

@zaregotoya 青銅の巨人がスーパーロボットになった版です?(シュワさんと、ユーラさん凄いな。(笑)

2015-01-11 18:56:12
戯言屋 @zaregotoya

M5結果25:空の向こうが黒くなっている。呪詛国空軍の大軍勢だ。 和子「不必要な戦闘行為は、あかん。文化圏の破壊は、我々の立場を危うくする可能性が高い」 お前はどんな酒造家だとSDが心の中で突っ込みつつ、和子に従って、ロボはタクティオンビームをキャンセル、離陸体制へ。

2015-01-11 18:57:17
不離参 @pre_sen

@zaregotoya タクティオンビームですと…?

2015-01-11 18:58:41
戯言屋 @zaregotoya

M5結果26:呪詛国空軍とはぎりぎり交戦を回避できそうだ。和子はロボにむんずと掴まれ、アンドリューは<和子にもらった鐙>を駆使してロボに捕まる。ロボの背中の突起から、炎が噴出する。翼のよう。 和子「クロさん、とりあえずここでお別れしましょう」

2015-01-11 19:01:49
戯言屋 @zaregotoya

M5結果27:「貴方はこの情報を国許に持ち帰れば罰は受けないでしょう。下手すると、あの部隊が全滅する恐れがあるとでも伝えれば足止めになるわ」 「わかった。じゃあ、騎士さんも元気でな」「クロ殿には世話になった。次の機会には酒席を一緒に」「必ず」 それが彼らの別れであった。

2015-01-11 19:06:12
戯言屋 @zaregotoya

M5結果26:キュイイイイイイイイン……! アンドリューと和子を乗せた鋼の巨人が、ふわりと浮かびあがる。そして次の瞬間には急加速。呪詛国の空軍が対応する暇さえ無い。悲鳴を上げる二人を乗せた流星が、地上から空へ放たれたその瞬間を、竜は遠く見送るのであった……

2015-01-11 19:11:26
戯言屋 @zaregotoya

物語的補足:あまりの高機動性に、ロボは自由国を突っ切って、そのままプリネイツ平等国に向かうことになった。帰還である。多くの者たちが、空を流星が駆けるのを見たであろう。 アンドリュー「ぬおおおおおお!? なんか圧が、圧がああああ!」 和子「サラマンダーより(以下省略)」

2015-01-11 19:15:21
戯言屋 @zaregotoya

物語的補足2:プリネイツ平等国に、キュイーーーン、ガシャーン! と派手にロボが王宮横に着陸するのを、ティセオス王は呆然と見ることになる。髪の毛が凍ったアンドリューが鼻水も凍らせて「陛下、調査がら戻りまじだ」と報告すると、「お、おう…… え? え? ……おう」 そんな感じだった。

2015-01-11 19:21:12
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